ソフトボールは野球から派生したスポーツですが、野球と大きく違うルールを、2つご紹介します。専門用語を覚えて、脱ソフトボール初心者に!
ダブルベース
ソフトボールの試合では、打者走者と一塁手の交錯を防ぐため、ダブルベースが採用されています。つまり、簡単に言うと1塁ベースが二つあるということ!
ベースは白色とオレンジ色に分けられた一体構成になっていて、白色は白線内、オレンジ色の部分はファール地域です
守備側のプレイヤーは白色ベースを使用します。
打者走者が最初に1塁に触れるときは、 オレンジベースに触塁しなければなりません。また、一塁を走り抜けた後は、オレンジではなく白色ベースに帰塁します。
打って一塁に走った時にだけ使うのがオレンジベースです。
テンポラリーランナー
テンポラリーランナーとは、投手・捕手が塁上の走者となっていて二死となったとき、 あるいは二死後、 投手・捕手が出塁し、 走者となったときに投手・捕手の代わりに走者となる選手のことです。
試合のスピードアップを図るためにできたルールで、2015年のルール改正で新たに採用されました。
〈 1-69項 〉
テンポラリーランナー TEMPORARY RUNNER とは、 投手・捕手が塁上の走者となっていて二死となったとき、 あるいは二死後、 投手・捕手が出塁し、 走者となったとき、 投手・捕手の代わりに走者となる選手のことである。 テンポラリーランナーと交代させるかどうかは、攻撃側チームの選択である。テンポラリーランナーは、 塁上の走者以外の選手で、 打順が最後に回ってくる者とする。
2023年版ルールブックP.24
〈 4-11項 〉
投手・捕手が塁上の走者となっていて二死となったとき、あるいは二死後、投手・捕手が出塁し、走者となったとき、 投手・捕手の代わりにテンポラリーランナーを使用することができる。
(1)テンポラリーランナーと交代させるかどうかは、攻撃側チームの選択である。
(2)二死後であれば、 いかなる時点でもテンポラリーランナーを使用することができる。
(3)テンポラリーランナーを使用するときは、塁上の走者以外の選手で、打順が最後に回ってくる者をテンポラリーランナーとする。
(注)テンポラリーランナーに間違った選手が出た場合には、正しい選手と交代させる。(それに対するペナルティはない)。
2023年版ルールブックP.54