アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

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- アテネオリンピック銅メダル、北京オリンピック金メダル、東京2020金メダル

- 日本女子ソフトボールリーグ1部(実労20年)で、通算打率 .379、本塁打46本、打点210、盗塁130、出塁率 .490、548の守備機会でエラー僅かに4の守備率 .993

- 同リーグで、首位打者5回、本塁打王1回、打点王1回など数々のタイトルを獲得

- 今年創設の新リーグ「JD . LEAGUE(JDリーグ)」でも打率 .333、本塁打5本

  (第12節 2022.9.4時点)

これだけの輝かしい実績だけでも、女子ソフトボールの山田恵理選手は「レジェンド」と呼ばれるに充分な選手です。

しかし、それだけではありません!

足かけ13年となった、北京オリンピック、東京2002での2大会連続の金メダル獲得という偉業達成においては、主将として重圧の掛かるチームを引っ張る山田選手のキャプテンシーがとても印象に残っていますね。

このような、山田選手の成績以外の存在感や立ち振る舞いも含めて、選手や関係者の皆さんが「レジェンド」と敬意を表していることが分かります。

そんな、「ソフトボール界のレジェンド」である山田恵理選手(デンソー)が、シーズン途中である10月2日に今シーズン限りでの引退を発表する記者会見を行いました。

引退会見の詳細は、こちらのレポートで紹介しています。

山田選手は、シーズン途中で引退発表をするに至った理由について、「東京2020で金メダルを獲得したが、次のオリンピックでは除外種目になってしまった。私自身、まだまだソフトボールを盛り上げたい気持ちがあり、シーズン中に引退発表をすることで、少しでも多くの方々に見に来て欲しいなと。この会見で少しでもソフトボールが盛り上がってくれればなと。」

多くのファンにスタジアムへ足を運んで頂けるきっかけとならないかと、選手として最後までソフトボール界を盛り上げたいとの想いだったのですね。

引退発表をして最初のシリーズとなる第13節。

試合後に記者会見を控えたこの日、千葉県浦安市で行われたJDリーグのミナモ(OGAKI MINAMO)とデンソー(DENSO BRIGHTPEGASUS)の一戦。試合には、山田選手の最後の勇姿を観るために多くのファンが来場していました。

この試合、デンソーは見事に勝利を収め、首位のビックカメラ高崎(BicCamera BEEQUEEN)を1ゲーム差まで猛追!

先発完投したエースのカーリー・フーバー(Carley Hoover)投手は、「今日は調子が良くなかったが、コジ(小島あみ捕手)のおかげで勝てた。」と試合を振り返ってくれました。

「コジの好リードに8点取ってくれた打線。チーム全体で自分をカバーしてくれて、凄く良い雰囲気で試合をしています。」と勝因を分析。

また、山田選手の引退にも触れると、「山田さんは真のレジェンド。まさか自分が同じチームでプレーできるとは思っていなかったので、一緒に居ること自体が本当に光栄です。素晴らしいリーダー・山田さんの有終の美を飾れるよう、優勝を目指して頑張る。」とコメント。

東地区で最多の15勝を挙げているエースが発した「山田選手のために」という意識も、チーム好調の大きな要因なのですね。

翌日のビックカメラ高崎との首位攻防戦を前に、中森菜摘監督代行も山田選手への敬意とチームの目標をこうコメントされました。

「(山田選手の引退は)チームにとっては勿論、ソフトボール界にとても残念な出来事です。これからは、山田選手が築き上げ、残してくれたものを私たちが大切にしていかなければならない。ラストシーズンを素晴らしい成績で終わらせるよう、チーム一丸となって優勝に繋げたい。」

「山田選手は、自分の身体の使い方、鍛え方をとても良く分かっている選手。技術向上の面でもケアの面でも、“どういったプレーのこういった動き”と具体的に意識して身体の隅々を管理できる素晴らしい選手。この理論や技術を私たちも学んでいきたい。」と、村上純一トレーナーが山田選手の才能の一部を教えてくれました。

緊張感に包まれた首位攻防のナイトゲームは、デンソーが川村莉沙選手の先頭打者ホームランで先制するも、3回にビックカメラ高崎が集中打で逆転する激しい攻防が序盤から展開!結局、3回に逆転した点差を守り切ったビックカメラ高崎が首位を死守して第13節を終了しましたが、まだまだ優勝の行方は分かりません。

熱く盛り上がるJDリーグ。レジェンド・山田恵理選手が出場する試合は、残すところ以下の通りです。

■ 10月15日(土)10:30~ @静岡県掛川市: vs 日立(HITACHI Sundiva)

■ 10月16日(日)13:30~ @静岡県掛川市: vs NEC(NEC Platforms Red Falcons)

■ 10月22日(土)10:30~ @神奈川県横浜市: vs太陽誘電(TAIYO YUDEN SOLFILLE)

■ 10月23日(日)10:30~ @神奈川県横浜市: vs NEC 

現在、東地区3位以上が確定しているデンソーは、プレーオフ進出が決まっています。

11月13日(日)、JDリーグ初代女王が決まるダイヤモンドシリーズ決勝まで目が離せませんね!

残り1ヶ月余りのJDリーグで、山田恵理選手の最後のプレーや、優勝を目指すデンソーを始めとする各チームの素晴らしいプレーを応援しに行きませんか?

詳しい試合日程やチケット情報は、JDリーグのホームページをご覧下さい。

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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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