四国を元気に!プロジェクト しまなみ絶景サイクリング

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Journal-ONE | パリオリンピック バスケットボール日本代表-吉川哲彦撮影
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さぁ、パリ五輪!

フランス・パリでの第33回オリンピック競技大会に、男女揃って出場するバスケットボール日本代表。自国開催だった2021年の東京大会を除くと、男女ともに出場権を得たのは、1976年のカナダ・モントリオール大会以来となる。

Journal-ONE | パリオリンピック バスケットボール日本代表-吉川哲彦撮影

壮行会で意気上がるバスケットボール男子日本代表-吉川哲彦撮影

男子は、昨年沖縄などで開催されたFIBAワールドカップにおいて、アジア勢最高となる3勝2敗の成績を残したことで、女子に先駆けて自力で出場権を勝ち取った。今回は、オリンピック出場が内定した男子代表12選手を紹介するとともに、簡単ながら大会の展望を記してみたい。

NBAを目指す河村 勇輝と富永 啓生

7月8日に発表されたオリンピック内定選手は、八村 塁が参戦しなかった昨夏のワールドカップから4人が入れ替わる形となった。チームの軸になるのは現役NBA選手であり、今回日本代表に復帰した八村と、2023-24シーズンまで6シーズンに渡ってNBAでプレーし、今シーズンから、日本のBリーグに軸足を移す渡邊 雄太だ。世界最高峰の舞台に立ち、並み居るスーパースターと渡り合ってきた2人が日本の中軸を担うのは間違いない。

Journal-ONE | バスケットボール男子日本代表の渡邊 雄太はNBAでの経験を活かしてメダル獲得へ挑む-吉川哲彦撮影

今シーズンから千葉ジェッツでプレーする渡邊 雄太

また、2022-23シーズンに21歳でBリーグMVPに輝いた河村 勇輝と、アメリカの大学で中心選手として活躍した富永 啓生の2人が、この夏にNBAチームと”イグジビット10契約”(開幕前のトレーニングキャンプに参加できる契約)を結んでいる。

ただ、この契約はNBA公式戦出場を保証するものではなく、本契約または2ウェイ契約(シーズン中にNBAチームと下部リーグのチームを行き来できる契約)にステップアップする必要がある。この2人にとってはオリンピックも格好のアピールの場となるため、ディフェンスを切り裂く河村のスピードと、ハーフライン付近からでも迷いなく放たれる富永の3ポイントは、さらに威力を増すことが期待できる。

Journal-ONE | バスケットボール男子日本代表の河村勇輝は五輪で活躍しNBAのきっぷを手に入れるか-吉川哲彦撮影

パリ五輪での活躍をひっさげNBA入りを目指す河村勇輝-吉川哲彦撮影

ベテランの富樫 勇樹、比江島 慎、馬場 雄大、ホーキンソン

Bリーグでの実績という点では、河村と同様にBリーグでシーズンMVPの実績がある富樫 勇樹と比江島 慎、そして昨シーズンは5シーズンぶりに”Bリーグ”でプレーした馬場 雄大も、日本の躍進には欠かせない戦力となる。

この3人も海外でプレーした経験を持つと同時に、日本が世界の厚い壁に阻まれてきた過去を知る、代表歴の長い選手。ワールドカップでの「負けるのは僕たちの世代までにしましょう」という馬場のコメントは、ファン・ブースターの間でも話題となった。男子代表が急速に強化される過程を見届けてきた選手として、その想いをコートで表現してくれるだろう。

Journal-ONE | バスケットボール男子日本代表のジョシュ・ホーキンソンは昨夏のW杯以上の活躍を見せるか-吉川哲彦撮影

作夏のW杯以降一気に人気プレーヤーとなったジョシュ・ホーキンソン-吉川哲彦撮影

男子代表が世界に伍するレベルに到達したのは、帰化選手の存在も大きい。ジョシュ・ホーキンソンは、昨夏のワールドカップで日本を躍進に導いた立役者の1人として、その後男子代表やBリーグのメインスポンサー企業のTVコマーシャルにも出演するほど、多くの国民に認知されることとなった。

故郷のアメリカ・シアトルで、メジャーリーガーのイチローに憧れて以来、日本に対する愛着はこれまでの帰化選手の誰よりも強い。エネルギッシュなプレーで、パリでもチームを牽引する存在になる。

さらなる飛躍を目指す吉井 裕鷹、テーブス海、渡邊 飛勇、ジェイコブス晶

残る4人は、昨夏のワールドカップの舞台を踏んでいる吉井 裕鷹も含め、今後の成長が見込まれる若手が名を連ねた。テーブス海は富樫と河村のサイズを補完する大型ガードとして、サイズと機動力を兼ね備える渡邊飛勇はインサイドのバックアップとしての働きが求められる。

ジェイコブス晶はハワイ大学に通う弱冠20歳の現役大学生。出場選手内定の直前に行われた国内最後の強化試合で効果的な3ポイントを連発し、初めて代表の座を勝ち取った。本大会でも日本のラッキーボーイになる可能性を秘める逸材だ。

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