四国を元気に!プロジェクト しまなみ絶景サイクリング

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Journal-ONE | 高校野球 花咲徳栄高(埼玉)の青一色のスタンドを背に力投する上原堆我投手-Journal-ONE撮影
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国民的行事 “夏の甲子園” が始まった

この夏も、日本中を熱くさせる国民的行事 “夏の甲子園” が8月7日に開幕した。会場となるのはもちろん、兵庫県西宮市にある “阪神甲子園球場” だ。

1924年8月1日、朝日新聞社(当時は大阪朝日新聞)主催の全国中等学校優勝野球大会を開催することを主目的に開場した、日本初の大規模多目的野球場である甲子園球場。全国高等学校野球選手権大会と名が変わり第106回を数える今夏の大会開催を前に、100周年を迎えた。

全国の野球少年たちが、高校球児たちが、それを支える人たちが憧れ、めざす場所となっている甲子園球場は、100年目の節目を迎えるまでに時代に合わせてめざましい変貌をとげてきた。

Journal-ONE | 高校野球 100周年を迎えた阪神甲子園球場-Journal-ONE撮影

100周年を迎えた阪神甲子園球場-Journal-ONE撮影

主役に華を添える100周年コンテンツ

甲子園球場の象徴の一つである、球場外壁を覆うツタ。この美しいグリーンにマッチしたタペストリーや看板が、観戦に向かうファンたちの目を留める。”阪神甲子園球場100周年” を記念したロゴの下、100年目の甲子園でプレーする選手たちに華を添えるコンテンツが、様々用意されているのだ。

Journal-ONE | 高校野球 100周年ロゴが甲子園の象徴”ツタ”とマッチ-Journal-ONE撮影

100周年ロゴが甲子園の象徴”ツタ”とマッチ-Journal-ONE撮影

観客の多くがアクセスとして使う、阪神電鉄本線には “夏の甲子園” 開会を前にした8月1日からラッピング列車が運行されてている。誰もが自分の夢を重ねて夢中で読んだ名作野球マンガのキャラクターや、 甲子園の歴史を振り返る写真で彩られた “阪神甲子園球場100周年記念ラッピングトレイン” は、車内の広告も全て甲子園仕様だ。

Journal-ONE | 高校野球 阪神甲子園球場100周年記念ラッピングトレイン-Journal-ONE撮影

阪神甲子園球場100周年記念ラッピングトレイン-Journal-ONE撮影

このラッピング車両に加え、甲子園球場内外でもこのコンテンツを楽しむことができる企画が用意されていた。今回採用されたマンガは全部で9種類。世代を問わず野球好きの子供たちが読みふけった甲子園を舞台にした不朽の名作ばかりだ。

現在の高校球児世代はもちろん、その父親、その祖父の代までを代表する作品たち。”ドカベン(水島 新司先生)”、”巨人の星(梶原 一騎先生・川崎 のぼる先生)”、”ダイヤのA、ダイヤのA act II(寺嶋 裕二先生)”、”タッチ、H2、MIX(あだち みつる先生)”、”プレイボール(ちば てつや先生)”、”ROOKIES(森田 まさのり先生)” に登場したキャラクターたちが、グラウンドでプレーする選手たちに華を添えている。

Journal-ONE | 高校野球 甲子園マンガの名作・ドカベンも100周年を彩る-Journal-ONE撮影

甲子園マンガの名作・ドカベンも100周年を彩る-Journal-ONE撮影

これらのマンガは、阪神電鉄の特設サイトでスペシャルショートムービーを視聴することもできるし、甲子園のグッズショップで多彩なアイテムも用意されている。取材した当日も、観戦に来た多くの人たちがお気に入りのキャラクターが入ったグッズを手にしてレジに進む姿が多く見られた。

選手ファーストの新たな取り組みも

「記録的な猛暑」という文字を、様々なメディアで目にすることがもはや日常となってしまった現在。

日頃、炎天下の中で活動している選手たちにとってもこの猛暑は深刻な問題だ。”夏の甲子園” という夢の舞台でも毎年、熱中症の症状を訴える選手や、足がつる選手などが出て、暑さへの対応が課題となっている。

前回の第105回大会からはじめた “クーリングタイム” では、5回終了時に10分間の休憩時間が両チームに与えられ、ベンチ裏などに下がった選手たちは、涼しいスペースで休息を取るという今の環境に即した対応が導入された(16時以降に始まる試合では原則としてクーリングタイムを実施しない)。

Journal-ONE | 高校野球 クーリングタイムの残り時間は電光掲示板で表示される-Journal-ONE撮影

残り時間は電光掲示板で表示される-Journal-ONE撮影

今回の第106回大会では、このクーリングタイムを継続するに加え、選手ファーストの対策を新たに考案。試合を午前と夕方に分けて行う “朝夕2部制” を開幕から3日間に限って導入したのだ。

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