四国を元気に!プロジェクト しまなみ絶景サイクリング

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西地区上位と互角の戦いが続いた前半戦 – 西地区6位(4勝14敗)

2022シーズン8勝21敗、2023シーズン11勝17敗と着実にチーム力を上げてきてタカギ北九州ウォーターウェーブ。今シーズンは、更なる飛躍を誓い充実したキャンプ、オープン戦を消化してきた。

来る4年後のオリンピック・ロサンゼルス大会で、3大会金メダルを狙う日本の女子ソフトボール。4年間かけて日本代表チームを成熟化させるべく招集された3月の沖縄合宿に、タカギ北九州ウォーターウェーブからエースの鹿野 愛音投手が初選出され、北九州のファンだけではく、“ソフトボール大国・九州”のファンからも熱い期待を受けて開幕戦を迎えた。

JDリーグ各チーム紹介

円陣を組むタカギの選手達ーJournal-ONE撮影

開幕戦の相手は、昨シーズンJDリーグの覇者・トヨタレッドテリアーズ。「この一戦に照準を合わせて調整してきた」と話していた来條 美穂監督の言葉通り、選手たちの気合いは充分。初回に主砲・樋口 菜美選手が、ヒット性のライナーをダイビングキャッチで好捕して一気に流れを引き寄せるなど、王者と互角の戦いを演じた。

開幕戦に続き、5月もトヨタレッドテリアーズに”あと一歩”まで迫ったタカギ北九州ウォーターウェーブは、他の西地区上位チームとも接戦を演じた試合巧者ぶりに目を見張る。

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チームの柱・樋口菜美選手ーJournal-ONE撮影

キャプテンの兼平 真咲選手がDHとして打撃に専念できるようになった、“推しのソ”細野 摩な選手の守備力。リードオフマンとして状況に応じた打撃に磨きがかかる、同じく“推しのソ”の山根 悠夏選手など、確実に飛躍への準備は整ったとみられる。

得意の“交流戦”で流れを捉えきれず

下位チームとの対戦でしっかりと星を取り、上位チームにチャレンジしていくという戦いが続くタカギ北九州ウォーターウェーブ。「言うは易し」の戦い方だが、選手たちにとっては精神的にも体力的にも我慢の試合が続く。

昨シーズン、突入直後に4連勝を挙げた得意の交流戦に入り、ファンも選手たちも「ここから一気に!」と意気込んで臨んだ初戦のNECプラットフォームズレッドファルコンズ戦が、思わぬ鬼門となる。

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日本代表に選出された鹿野投手を軸に戦うーJournal-ONE撮影

初回から走者を出してプレッシャーを与えたタカギ北九州ウォーターウェーブだったが、リーグ屈指の守備力を誇るNECプラットフォームズレッドファルコンズの好守に阻まれ得点の好機を逃す。すると、逆に満塁本塁打を浴び、チームの歯車が微妙にずれてしまう。

その後、東地区上位の3チーム(日立サンディーバ、ビックカメラ高崎ビークイーン、戸田中央メディックス埼玉)との接戦を落すと、モメンタムを取り戻すことなく前半戦を終了する悔しい前半戦となった。

後半戦のポイントは序盤の開き直り

防御率4.21(西地区7位)の防御率だが、序盤での失点は少ない投手陣。中盤まで拮抗した展開が続く中で慎重になり、四死球からビッグイニングを作られるケースが多く見られた。

そうなると、やはり必要なのは序盤での得点力。一巡目の勝負で各打者がどれだけ出塁に貪欲な姿勢を見せられるかで、投球のリズムも変わってくるだろう。

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守備でも活躍する細野摩な選手ーJournal-ONE撮影

得点差を広げられた終盤、打線が奮起してあと一歩まで迫ることができるタカギ北九州ウォーターウェーブ打線のポテンシャルは、各チームにとっては驚異。

ポイントゲッターである樋口選手、兼平選手の前を打つ、山根選手、細野選手が第1打席から開き直って投手と対峙できるかに上位浮上のカギがある。

機動力と長打力を併せ持つタカギ北九州ウォーターウェーブ打線は、終盤以降の大量得点も期待できるが、投手陣の大胆な投球を引き出して楽な展開で勝利を重ねたい。

西地区上位チームを脅かす存在として、サマーブレイクで再調整を完了させたタカギ北九州ウォーターウェーブの本領発揮を期待したい。

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推しのソ・山根選手のバットでチャンスを作るーJournal-ONE撮影

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