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JJournal-ONE | 7月の日本代表イベントに参加した渡邊(千葉ジェッツ)-吉川哲彦撮影
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9年目の新シーズンが開幕

プロバスケットボール”Bリーグ“がシーズンを迎える。Bリーグは3つのディビジョンに分かれ、最上位が”B1″で24チームが東・中・西地区に分かれる。開幕は10月3日(木)だ。”B2“は14チームが所属し、東西の2地区制となっている。また、”B3“は17チームで1リーグ制、こちらはひと足早く、9月27日に開幕した。

【B1 2024-25シーズン】

◆東地区

・レバンガ北海道(北海道)

・仙台89ERS(宮城県)

・秋田ノーザンハピネッツ(秋田県)

・茨城ロボッツ(茨城県)

・宇都宮ブレックス(栃木県)

・群馬クレインサンダーズ(群馬県)

・越谷アルファーズ(埼玉県)

・千葉ジェッツ(千葉県)

◆中地区

・アルバルク東京(東京都)

・サンロッカーズ渋谷(東京都)

・川崎ブレイブサンダース(神奈川県)

・横浜ビー・コルセアーズ(神奈川県)

・三遠ネオフェニックス(愛知県)

・シーホース三河(愛知県)

・ファイティングイーグルス名古屋(愛知県)

・名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(愛知県)

◆西地区

・滋賀レイクス(滋賀県)

・京都ハンナリーズ(京都府)

・大阪エヴェッサ(大阪府)

・島根スサノオマジック(島根県)

・広島ドラゴンフライズ(広島県)

・佐賀バルーナーズ(佐賀県)

・長崎ヴェルカ(長崎県)

・琉球ゴールデンキングス(沖縄県)

オリンピック出場で人気が加速する”Bリーグ”

2005年の”bjリーグ”誕生後、”JBL”(後に”NBL”に組織変更)と合わせて、2つの男子トップリーグが存在していた日本バスケット界は、2016年の”Bリーグ”発足で1つのリーグに統一。そこから徐々に認知度は向上してきているが、沖縄で開催された昨夏のワールドカップにおける日本代表の好成績を受け、今は急速に注目度が高まっているところだ。

JJournal-ONE | 7月の日本代表イベントに参加した渡邊(千葉ジェッツ)-吉川哲彦撮影

7月の日本代表イベントに参加した渡邊(千葉ジェッツ)-吉川哲彦撮影

今夏にフランス・パリで開催されたオリンピック競技大会に出場した男子日本代表12名に関しては、海外を拠点にプレーする選手も多い。ただ、最も多くを占めるのは、やはりBリーグでプレーしている選手。

3連敗に終わったとはいえ、後に銀メダルを獲得するフランスを相手にあと一歩という大熱戦を演じ、Bリーグ9シーズン目となる2024-25シーズンは、その日本代表選手を中心に、かつてないほどの熱視線を浴びた状況でBリーグは開幕を迎える。

最注目は新アリーナへ移る渡邊雄太と富樫勇樹を擁する千葉ジェッツ

最も特筆すべきは、長く日本代表の主軸として活躍し、昨シーズンまでは世界最高峰のNBAでプレーしてきた渡邊雄太が、初めてBリーグでプレーすることだ。多くのオファーの中から渡邊が選んだのは、日本代表のチームメートで特に親交の深い富樫勇樹が在籍する”千葉ジェッツ”(千葉J)。

リーグ制覇1回に加え、天皇杯では3連覇を含む、4度の優勝を誇り、Bjリーグ出身のクラブとしては最も成功しているクラブと言っていいだろう。観客動員の面ではBリーグ発足前から頭一つ抜けたクラブでもあり、今シーズンは約1万人収容可能な新アリーナ、”LaLa arena TOKYO-BAY”でホームゲームを開催する。渡邊の加入で、”ブースター”(ファン)の熱狂はさらに増すはずだ。

Journal-ONE | Bリーグ 千葉ジェッツの新スタジアムLaLa arena TOKYO-BAY-吉川哲彦撮影

千葉ジェッツの新スタジアムLaLa arena TOKYO-BAY-吉川哲彦撮影

東地区の強豪・宇都宮ブレックス、西地区の台風の目・長崎ヴェルカ

昨シーズンのB1東地区でその千葉Jを上回る成績を残したのが、比江島慎を擁する”宇都宮ブレックス”だ。Bリーグ初代王者であり、その後2021-22シーズンにもリーグ制覇を成し遂げている宇都宮は新ヘッドコーチ(HC)で来たるシーズンに臨むが、選手は1人入れ替えただけで、連係という点ではアドバンテージがある。元NBA選手の田臥勇太も今なお現役でプレーしており、チームの精神的支柱となっている。千葉Jとの地区優勝争いが予想され、激しい戦いを繰り広げるだろう。

一昨シーズンは”琉球ゴールデンキングス”、昨シーズンは”広島ドラゴンフライズ”と2シーズン続けて王者を輩出した西地区は、その他のクラブの台頭も予想され、混戦が期待できる。

注目したいのは、昨シーズンからB1に所属している”長崎ヴェルカ”。ジャパネットホールディングスが計画した長崎スタジアムシティプロジェクトを機に2020年に誕生した新興クラブだが、B3リーグとB2リーグをそれぞれ1シーズンでパスし、最速でのB1昇格を達成した。

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