いよいよ大舞台・ダイヤモンドシリーズに向けては、「1週間前となり、チームの雰囲気もリーグ戦に臨むような空気になってきました。多くてもあと2試合しかないので、そこに全力で臨む準備は着実に進められていると思います」と気合い十分の藤森選手。
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勝利後に笑顔の選手たちーJournal-ONE撮影
ダイヤモンドシリーズ初挑戦のメンバーが多い今年だが、「若手は多いですが、誰1人として諦めることもなく最後まで泥臭く戦えるチームです。粘り強いですし、本当に心からこのチームで戦えることを楽しんでいると思います」と話した藤森選手は、
「この1年、目標にしてきた舞台に立てるというところはまず嬉しいです。日本一を掴む権利がある以上、そこに向けてみんなで1球を全力で追います。本当にこのチームで日本一になれると思って過ごしてきた1年なので、その思いを全部ダイヤモンドシリーズにぶつけて必死に戦いたいなと思います」と自身の意気込みを強く語り、にこりと笑った。
いい準備ができている-村山 修次監督
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ギアが上がってきたと話す村山監督ーJournal-ONE撮影
「周りからは、戦力が変わったので大丈夫か?みたいな声も聞きましたが、チームの目標は “日本一” と最初から決めてましたし、それに向かってどれだけ近づけるかというテーマを持ちながらやってきました。一戦一戦、選手もチームとしても成長してくれたので、すごく楽しいシーズンでした」と答えたのは、就任4年目の村山監督。
新たな戦力が多い中でのチーム作りは、「チーム始動時にキャプテンや選手たちと会話をしました。若手選手たちは、『逆にチャンスだ!』という感じでパッと切り替えてくれてたので楽しみでしたね」と振り返る。
リーグ初優勝したことについて聞いてみると、「就任してから選手にはよく ”考えて行動していきましょう” と伝えてきて、4年目になってそれを体現してくれたなと。うまくいった時も負けた時も、どう修正すれば立て直せるのか、普段から何をしなければばらないのかを選手、チームとして考えながら取り組んでくれました。すごく会話が多かったのでそこが良かったと思います」と、就任時からの積み重ねが実を結んだと明かした。
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練習中の投手陣ーJournal-ONE撮影
村山監督から見たシーズンMWPを聞くと、「今シーズンのピッチャーで言えば、キャプテンの坂本と田内。野手で言えば藤森ですね。打力を牽引してくれたのは、やっぱり1番の藤森だと思いますし、坂本もキャプテンとしてもピッチャーとしてもよくやってくれました。1番嬉しい場面で結果を出してくれたのは田内ですね」と教えてくれた。
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実践練習の様子ーJournal-ONE撮影
「選手のモチベーションも上がって来て、試合が本当に楽しみです。全員が普段の役割はもちろん、追い込まれた場面で自分がどうにかするんだというマインドになってきてます。私から見て、明日でも充分に試合できる状態ではありますが、この準備期間をプラスに捉えて過ごしています」と、明鏡止水のごとくダイヤモンドシリーズを迎えるチーム状態の良さを教えてくれた。