村山監督は笑顔で、「本当に日本一に手の届く、自分たち次第という位置まで来ています。2年前とは違い、より良い準備ができた中でダイヤモンドシリーズの舞台に立てる。選手には思いっきり楽しんでもらいたいです」と試合に臨む意気込みを話し、インタビューを終えた。
若手の活躍が優勝に大きく貢献ー胡子 路代コーチ
「スタートするときは不安な状態があったとは思いますが、 若い選手の力がすごく楽しみでシーズンを迎えたので、思い切ってやった結果だと思っています」と胡子コーチ。
胡子コーチは2020年までの8年間は ”ホンダリヴェルタ” で活躍し、 2021年はホンダのコーチ、今シーズンから日立のコーチとして日本一を目指している。「選手の1人1人の考えがしっかりしていたので、伸びしろや可能性はすごいなと感じました。コーチになって1年目ですが村山監督の考えのもとでソフトボールすると必ず勝てるなとは思っていました」とシーズンを振り返った。
「試合や練習を重ねるとどうしたら勝てるか、どうしたら選手が伸びていくかということは色々と考えて、村山さんとも会話をしてきました」と自身にとっても挑戦の年だったという。
そんな胡子コーチが選んだ今シーズンMWPはルーキーの笠原 朱里選手と、平田 唯花選手だという。「笠原は守備では泥臭く守ってくれたり、力強いバッティングをしてくれたというところでは、新人の活躍はチームの勢いになるのでそこは大きいです。そして平田のバッティングの活躍がないと、この順位も遠かったのかなと思いました。守備範囲な広さでも捕ってほしいボールを捕るという活躍は大きいと思います」と予想通り若手の活躍を評価していた。
ダイヤモンドシリーズに向けての選手の状態を聞くと、「練習の中でもいい意味で1つ1つのプレーを意識できていると思います。これを捕ったら、これを打てば優勝に近づくんだというプラスの言葉が飛び交ってるので、そういった意味ではトーナメントに向けて考えて良い準備ができていると思います」
最後に、「日本一がすごく目の前にあるけど、日立らしいのソフトボールを忘れずに、チームスローガンでもある ”進化” や、挑戦者であることを忘れずに戦っていきたいなと思っています。村山さんを胴上げできるように頑張ります」と優勝に向けて意気込みを教えてくれた。
ついにダイヤモンドシリーズが始まる
すでにダイヤモンドシリーズ出場が決まっていた日立と西地区1位の ”トヨタレッドテリアーズ” に加え、プレーオフで勝ち上がった ”ビックカメラ高崎ビークイーン” と ”ホンダリヴェルタ” が今週末の11月16日(土)、17日(日)に愛知県名古屋市でついに対戦。
10:30試合開始:トヨタレッドテリアーズ vs ホンダリベルタ
13:30試合開始:日立サンディーバ vs ビックカメラ高崎ビークイーン
それぞれに個性あるプレースタイル、戦略を持つ実力拮抗の4チームは、どこが勝ち抜けてもおかしくない。パロマ瑞穂野球場を舞台に繰り広げられる2024シーズンの日本一を決める戦いを是非、観戦に出掛けてみては如何だろうか。