アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

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JD.LEAGUE AWARD 2024

世界屈指の女子ソフトボールリーグ “JDリーグ” の2024シーズン。およそ3週間前に愛知県名古屋市で開催された、日本一を決めるノックアウトラウンド “ダイヤモンドシリーズ” において、“トヨタレッドテリアーズ“ が “日立サンディーバ“ との激闘を制し、二年連続の日本一に輝いた。

全日程を終えたJDリーグは、毎年恒例となったシーズン優秀選手たちを表彰する式典 “JD.LEAGUE AWARD2024” を都内で開催。リーグを盛り上げた16チームの中から秀でたトップアスリートたちを集め、その栄誉を讃えた。

年間優秀選手が華やかな出で立ちで集まったJDリーグアワード-JournalーONE撮影

個人各賞が発表される中で特に注目を浴びたのは、2024シーズンにおいてファンの心に残るプレーをした選手に贈られる特別賞 “Wow! Exprience賞”。

リーグ戦の優勝争いが掛かる10月6日の日立との首位攻防戦、怪我で苦しむ投手陣を救うため3年ぶりの先発マウンドに立ち、延長9回を1失点完投。その後も3節連続で先発完投勝利を挙げ、チームを3年連続のダイヤモンドシリーズへ導いた “ビックカメラ高崎ビークイーン” の上野 由岐子うえのゆきこ投手。

Wow Experience賞に輝いた(左から)望月、坂本、上野の3選手-JournalーONE撮影

キャプテンとしてチームを鼓舞し、投げてはシーズン二度のノーヒットノーランを含む9勝(1敗)、防御率1.53という驚異の成績を残す。その活躍でチームを初の東地区優勝に導いた、日立サンディーバの坂本 実桜さかもとみお投手。

そして、2021シーズンを以て女子ソフトボール界から引退するも、今シーズンにトップリーグで劇的なカムバックを果たした “SGホールディングスギャラクシースターズ” の望月 朱里もちづきあかり選手が受賞したのだ。

クリスタル盾を受け取る望月選手(SGH)-JournalーONE撮影

トップリーグで3年ぶりの現役復帰

山梨県甲府市出身の望月選手は、2016年に地元・山梨学院大学を卒業後、JDリーグの前身である日本女子ソフトボールリーグ2部の大和電機工業に入団。その後、2018年に同1部のNECプラットフォームズ(現在のNECプラットフォームズレッドファルコンズ)に移籍した。そして、2021シーズン終了後に、惜しまれながらもJDリーグ創設を待たずしてユニフォームを脱いだ選手だ。

2024シーズンに電撃復帰を果たした望月選手(SGH)-JournalーONE撮影

3年ぶりとなる現役復帰、しかも2018シーズン以来のトップリーグでのプレーでいきなり数字を残すことは難しいのではないかと思われた2024シーズン開幕前。その下馬評を覆し、今シーズンが終わってみれば、打率.319(西地区6位)、4本塁打(同9位)、12打点(同16位)、15得点(同6位)と素晴らしい成績を叩き出してチームを初の “プレーオフ2ndステージ” 進出へと導いた望月選手の「シンデレラストリー」には誰もが興味を惹かれる。

開幕戦となった日本精工ブレイブベアリーズ戦、2番・左翼でいきなりのスタメンに名を連ねた望月選手は、この開幕節を7打数2安打とまずまずの成績を残す。しかし、その後は層の厚い外野手陣の中で途中出場の役割を果たすことになる。

「折角得たスタメンのポジションでしたが、怪我で控えに回ることになってしまって」と、望月選手は笑顔で振り返ったが、5月17日の対伊予銀行ヴェールズ戦で、チーム唯一の得点となる値千金のソロ本塁打を放って勝利に貢献すると、その後は2番打者に定着。6月迄の前半戦を、打率.293、出塁率.383と、SGホールディングス自慢の強力クリンアップへ繋ぐ役割を存分に果たした。

望月選手が本領を発揮したのは、後半戦の開幕となった第9節の札幌ラウンドだ。強豪・ビックカメラ高崎戦で、先制ソロ本塁打を含む3安打猛打賞を放って連勝に貢献すると、勢いに乗ったSGホールディングスは、シオノギレインボーストークス兵庫との激しい2位争いを勝ちきって、初のプレーオフ2ndステージ進出を決めた。

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