新アリーナが続々オープン!今、Bリーグが熱い
プロバスケットボールリーグ ”Bリーグ“ が10月に開幕し、大きな盛り上がりを見せている。2024年オリンピック・パリ大会が開催されるにあたり、昨年、沖縄などで開催されたFIBAワールドカップで日本代表・男子がアジア勢最高となる3勝2敗という結果を残し、自力では48年ぶりの出場権を勝ち取った。
パリ大会では1次リーグで3連敗、惜しくも11位という結果に終わるも強豪国相手に最後まで粘り攻める展開で大きな爪痕を残した男子代表は、日本のバスケットボールファンに大きな感動を与えた。
その後、日本代表として活躍した河村 勇輝選手が ”横浜ビー・コルセアーズ” からNBAに挑戦。河村選手といえば広い視野を活かしたテクニカルなパスや、スピードのあるドライブ、そしてスリーポイントシュートなど得点力も高い万能型のポイントガードだ。
そして、日本人2人目でNBAに挑戦した渡邊 雄太選手が、日本に帰国しBリーグでプレーするというニュースも世間を驚かせた。次なるステージとなるチームに選んだのは、千葉県船橋市を拠点としている ”千葉ジェッツふなばし“ (以下、千葉ジェッツ)だ。千葉ジェッツには同じく日本代表で、昨シーズンまで8年連続でBリーグのベストファイブに選ばれ、Bリーグでの通算アシスト数は歴代1位という成績の富樫 勇樹選手が所属している。バスケットボールファンが喜ぶビックプレーヤーの夢の共演が話題になっている。
大型新アリーナでのホームゲーム
2024年5月末にオープンした”LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)” はバスケットボールなどのスポーツイベントはもちろん、音楽コンサートなどにも使われる大型多目的アリーナであり、”Bリーグ” B1の千葉ジェッツのホームアリーナ。
12月15日、新設されて間もないららアリーナ東京ベイで行われたのはB1の第12節 千葉ジェッツvs 群馬クレインサンダーズ の試合。12月になりシーズンも中盤に差し掛かる今、東地区の千葉ジェッツは現在1位。(取材時点)
昨シーズン、東地区3位ながらもワイルドカードからチャンピオンシップトーナメントに進出した千葉ジェッツ。決勝トーナメントでは準決勝で敗れたものの、常に上位をキープする実力あるチームだ。
今回相手となる群馬県太田市を拠点とする ”群馬クレインサンダース” は東地区3位(取材時点)と、千葉ジェッツに全く引けを取らないチーム。昨シーズンは東地区4位と千葉ジェッツに並ぶ成績を残しており、リーグ戦の中でもこの対戦は注目カードになっている。
群馬クレインサンダースのメンバーにはNBAで活躍する八村 塁選手の2歳差の弟・八村 阿蓮選手が所属しいている。198cmの身長を武器に身体能力とフィジカルの強さでリーグ3年目ながらもチームを勢いづける。
試合が近づくにつれて千葉ジェッツのチームカラーである赤いTシャツや選手ユニフォームを着用し、応援グッズのペンライトを手に持った観客が続々と席を埋めていく。ららアリーナ東京ベイの魅力は4階席まである広々とした空間だ。
どの角度から見てもコートにいる選手が見やすい作りになっており、照明はコートだけを照らしているため選手の動きが鮮明に見える。頭上には巨大なモニターがあり、360度どこからでもカメラ映像やメンバー情報を見ることができる。
そしてバスケ観戦初心者にも嬉しいポイントとしては、モニターにルールが表示されることだ。バスケのプレーは一瞬で攻守が切り替わるため、何が起きたのかが分からなくなってしまうプレーがある。そのような時にすぐ巨大モニターを見れば、ルールが分かるのでバスケ観戦を会場でも楽しめるのがららアリーナ東京ベイの特徴である。