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JDリーグ史上最大級のビッグニュース 

女子ソフトボール世界最高峰リーグ“JDリーグ”の2024シーズンファイナルは11月17日、西地区を3年連続で制した“トヨタレッドテリアーズ“が、東地区初優勝の“日立サンディーバ“を僅差で退け日本一の栄冠に輝いた。 

劇的なクライマックスからわずかひと月足らずの12月2日、各チームは早くも2025シーズンに向けた動きを見せる。2024年度 支配下登録選手抹消に関する最初の公示で、JDリーグ過去最大級のビッグニュースが発表された。トヨタの2連覇に貢献した後藤 希友投手の退団が発表されたのだ。

連覇を決めた直後、トヨタファンに最後のメッセージを掲げた後藤投手-JournalーONE撮影

注目された授賞式 

さらに衝撃の退団発表から3日後、都内で開催された年間表彰式(JD.LEAGUE AWARDS 2024)には多くの報道陣か詰めかけ後藤投手の去就に話題が集中した。 

12試合に登板し10勝0敗、防御率0.52と抜群の成績を残し、西地区の最優秀防御率賞を3年連続で受賞した後藤投手は、「すごく濃い一年だった」と2024年を振り返る。

最優秀防御率賞のトロフィーを受け取る後藤投手-JournalーONE撮影

一方、2025年の目標については、「私自身もどうなるかまだ全然わからない」と前置きしつつも「これからもっともっとソフトボールを楽しんでやりたいと思いますし、色々な常識を覆していくような選手になりたい。海外でもプレーできる選手に」と、アメリカのプロリーグ(Athletes Unlimited Softball)への興味を示す発言で報道陣をざわつかせた。 

海外を含めたその去就について質問が及ぶと、「6年間トヨタでプレーさせていただき、会社の大きさや支援の素晴らしさに気付かされる日々だった」と、“古巣”トヨタへの感謝を示しつつも、「この先のロスオリンピックに向けて、様々な目標が明確になってきた中で、色々な挑戦がしたくなった」と移籍を決断した胸の内を語った後藤投手。

当時は「何も決まっていない」と自らの去就を語っていた後藤投手だった-JournalーONE撮影

「東京オリンピックまでの4年間は苦だった。それを思えば、ロサンゼルスオリンピックまでの4年間を一日一日大切に成長していきたい」と3大会連続の金メダルを目指す日本代表エースとしての強い決意も話してくれた。 

海外移籍も視野に入れた発言をした後藤投手だったが、「打力のある強いチームがひしめく東地区で挑戦してみたい」と、JDリーグ東地区での活動にも強い意欲を示して終わった記者会見。その注目の移籍先が、JDリーグ東地区で昨年3位と躍進した“戸田中央メディックス埼玉”に決まった。

JournalーONE | 女子ソフトボール日本代表とJDリーグ選抜が能登半島地震復興チャリティマッチ 日本代表のエースとして期待される後藤希友(トヨタ)

後藤投手はトヨタと日本代表で着慣れた”赤ユニ”から戸田中央の”青ユニ”へ-JournalーONE撮影

名伯楽も決意新たに 

後藤投手が戸田中央への移籍を果たしたのは、2025年元旦。迎え入れることになった福田 五志監督はJournal-ONEの取材に対し、「改めて日本のエースを預かる責任の大きさと私自身の覚悟が必要と感じています」と、2016年に日本代表監督を務めたその経験から日本代表選手、ましてや日本代表のエースを指揮下に置く責任の大きさを感じていると切り出した。 

「選手がソフトボールに集中し、最高のパフォーマンスを発揮できる。その環境づくりは監督の大きなミッションの一つです。環境づくりは多岐に渡ります。その中でも監督として、最優先すべきは”リスペクト(敬意と尊重)”です」と、トヨタ自動車を5度の日本リーグ優勝に導き、昨シーズンついに戸田中央初のプレーオフ進出に導いた名伯楽が後藤投手を迎え入れるにあたっての重要なマネジメントポイントを教えてくれた。 

女子ソフトボール JDリーグ交流戦 第2ラウンド 戸田中央メディックス埼玉の福田五志監督-Journal-ONE撮影

就任4年目を迎えた福田五志監督(戸田中央)‐Journal-ONE撮影

「東地区戸田への移籍、海外への挑戦など、後藤選手の向上心とチャレンジ精神はとても旺盛です。後藤選手に限らず、チームは個の集合体です。それぞれがありのままの相手に敬意を持ち、尊重できるチームでありたいと思います」と、後藤投手を迎えた新チームの進化に福田監督は意欲を見せた。 

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