アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

シングルス2に登場した張本美和(KA神奈川)-JournalーONE撮影
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パリ五輪の熱狂を受けて

2024年8月10日、パリオリンピックの卓球女子団体決勝で2大会連続の銀メダルを獲得した日本女子代表。その興奮の余韻覚めやらぬ8月24-25日、東京の代々木第二体育館で行われた“ノジマTリーグ 2024-2025シーズン”の開幕戦には満員の観客が詰めかけ、卓球人気の高さを改めて世間に示した。

男女計12チームが全150試合を戦うリーグ戦も残すところあと数試合。パリオリンピックの熱狂を受けたリーグ戦を勝ち抜いた男女上位3チームが集まり日本一を決めるプレーオフが、いよいよ3月22日(土)に迫ってきた。

三連休の最後を飾る負けられない戦い

行楽シーズンで賑わう2月の三連休、船橋アリーナを舞台に3日間連続で行われた”木下アビエル神奈川“が主催する“船橋シリーズ”が行われ、その最終日となった2月24日には、プレーオフ進出に王手を掛けている木下アビエル神奈川と、プレーオフ進出に負けられない戦いが続く前年王者の”日本生命レッドウルフ”の好カードに2,513人のファンが詰めかけた。

パリ五輪メダリストを目当てに多くのファンが訪れた船橋アリーナ-JournalーONE撮影

パリ五輪メダリストを目当てに多くのファンが訪れた船橋アリーナ-JournalーONE撮影

この試合前、20試合を終えて15勝5敗、勝点54の2位に着ける木下アビエル神奈川は、首位・”日本ペイントマレッツ”と勝点差12。この試合に勝ってプレーオフ進出を決定させることはもちろん、残り5試合を勝ち切り逆転でリーグ戦制覇も狙いたいところ。

多くのファンの期待に応え熱戦を繰り広げる両チーム-JournalーONE撮影

多くのファンの期待に応え熱戦を繰り広げる両チーム-JournalーONE撮影

対する日本生命レッドウルフは、21試合を終えて11勝10敗、勝点43の3位に着ける。迫る4位の”トップおとめピンポンズ名古屋”との勝点差はわずかに「2」となっているだけに、残り4試合を全勝して3位を死守したいところだ。

Tリーグ初観戦に沸く船橋アリーナ

男子プロバスケットボールリーグ、B.LEAGUE(以下、Bリーグ)の“千葉ジェッツふなばし”の本拠地として、2024年4月迄使用されていた船橋アリーナ。普段、Bリーグ観戦に親しんでいる船橋市民にとって、卓球の試合に触れるのは初めてという方が大勢を占める。

試合前練習でマスコットとじゃれ合う張本選手にも歓声が-JournalーONE撮影

試合前練習でマスコットとじゃれ合う張本選手にも歓声が-JournalーONE撮影

試合開始前から集まる多くのファンに向け、会場MCから「船橋市から起こしになられた方は?」と質問が飛ぶと、8割近い観客が手を挙げる。続いて、「Tリーグ観戦が初めての方は?」との質問には半分の観客が手を挙げていた。

日本各地でリーグ戦が行われるTリーグ。世界屈指のトッププレーヤーたちのプレーを間近で観られる機会が増えることで、様々な地域で新しいスポーツに触れ、楽しむきっかけを創っている。

エントリーを見合わせた平野美宇選手がファンとの交流に参加した-JournalーONE撮影

エントリーを見合わせた平野美宇選手がファンとの交流に参加した-JournalーONE撮影

試合前には、パリ五輪女子団体銀メダリストの平野美宇選手が、ファン100人余りを相手に“サーブ体験”をしてもらう企画も実施。凡そ30分、代わる代わる本気のサーブを打ち続けた平野選手は、「こんなにたくさんの方にサーブを打つ機会など滅多にない」と笑顔で船橋ファンとの交流を振り返る。

初心者の子どもたちから、卓球経験のある高齢者まで様々な世代が列を作ったサーブ体験。卓球台を挟んでオリンピアンと交流する素敵な機会にみな笑顔が溢れる。「打っている途中で、こうしたら捕りにくいかなとか考えて打つようになりました」と、サーブを打ち返された平野選手。何度か打ち返されるたびに勝負師の顔を覗かせ、手加減なしの交流を楽しんでいた。

”本気のサーブ”を受けて100人以上のファンは大喜び-JournalーONE撮影

”本気のサーブ”を受けて100人以上のファンは大喜び-JournalーONE撮影

パリ五輪メダリスト対決はお預け

奇しくも前日まで、中国・深圳で”第34回 ITTF-ATTU アジアカップ 2025 (以下、アジアカップ)”が開催され、多くのTリーガーたちが参戦していた。

その一人であるサーブ体験に登場した平野選手は、残念ながらコンディションを優先して“船橋シリーズ”での出場は叶わなかったが、チームメイトのパリ五輪女子団体銀メダリストの張本美和選手が出場。パリ五輪女子シングルスで銅メダルを獲得した日本生命レッドウルフの早田ひな選手との対決が注目されたが、スターティングメンバーに早田選手の名前はなく、張本選手との「直接対決」は持ち越しとなった。

アクセス
船橋アリーナ
  • 東海道新幹線 東京駅 - 徒歩5分 - 日本橋駅 - 東京メトロ東西線・東葉高速鉄道(約26分)- 船橋日大前駅 - 徒歩8分
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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