第2章:“静岡ドリームセッション”練習会レポート-トップアスリートが高校生にソフトボール技術を直伝! から続く
交流会で選手と高校生の距離が縮まる
世界トップレベルのソフトボールリーグ “ニトリJD.LEAGUE(以下、JDリーグ)”で唯一静岡県に拠点を置く “NECプラットフォームズレッドファルコンズ” (以下、NECプラットフォームズ)と地元の高校生と交流するこのイベント “静岡Dream Session (ドリームセッション)” が開催された。

笑顔で記念撮影-Journal-ONE撮影
このセッションは静岡県静岡市に本社を置く “岸本工業株式会社” (以下、岸本工業)が「地元の子供たちに貴重な体験を」と開催に賛同したことをきっかけに始まった新しい取り組み。NECプラットフォームズの主力4選手を迎え、午前中は練習会を実施した。

練習会で高校生と汗を流す‐Journal-ONE撮影
続く第2部では、お腹をすかせた高校生たちとNECプラットフォームズの選手が一つのテーブルで会話をしながら食事をする座談会を開催。これが今回のセッション一番の見どころとなるプログラムだ。座談会には高校生のご父兄も参加し、子供たちの交流を近くで見守った。
今回のレポートでは練習会を終えて、プロ選手との交流をより深めてもらういい機会として実現したこの座談会の様子を紹介。高校生がNECプラットフォームズの選手たちにソフトボールの技術や取り組み方などの悩みを質問してアドバイスをもらうのか楽しみだ。
弾む会話と共にお腹を満たす選手たち
練習を終えた選手や高校生が、会場のホールに揃ったところ第2部が開会。岸本工業の岸本 直樹副社長から「これからスポーツ界を担う将来有望な皆さんに、プロ選手と交流できるチャンスを作りたいと思いこの会を開きました。ぜひ皆さんにはこの機会に、自身の将来について一度考えていただければ嬉しいです」という挨拶で座談会がスタートした。

岸本 直樹副社長からの開会の挨拶で第2部がスタート‐Journal-ONE撮影
今回の昼食でいただいた地元・静岡市で作られたお弁当は、地元のスポーツ選手が通いつめる焼き肉屋さんから取り寄せたボリューム満点の焼肉弁当。美味しい焼き肉の味に高校生たちも笑顔がだんだん見られはじめ、最初は緊張していたが少しづつ会話も弾むように。
話が盛り上がるところを覗いてみると、「実業団はどうやって入るんですか」「試合で緊張してしまう時はどうすればいいですか」など、高校生が事前に準備していた質問が次々に選手たちに向けられる。

第2部は選手と身近に交流できる座談会を実施-Journal-ONE撮影
「高校生からは一番初めにメンタル面での質問をされました。練習でも試合でもモチベーションを保ち続けることは、どんな年代でもやはり難しいことなのだと改めて感じました」と話すのは本村 夏穂選手。
技術的なことでは「早く走るには後ろに強く蹴るイメージで走るといいと思うよ」と走塁面でもアドバイス。「たくさん質問して、一生懸命ノートにメモをしてくれていたのでソフトボールに対する熱量をすごく感じました」と本村選手も高校生たちの部活動に取り組む前向きな姿勢に感心していた。

本村選手との話で笑顔がみられた‐Journal-ONE撮影
岸本副社長の実体験を今の子供たちに伝えていく
お弁当も食べ終わり選手たちが話に夢中になる中で、次に行われたのは岸本工業の会社紹介とNECプラットフォームズのチーム紹介。今後の進路を決めるうえで、地元企業とのかかわりを持てるこのセッションは、高校生にとってもご父兄にとっても良い機会。スクリーンに映し出された分かりやすい会社説明を真剣に見ながら、説明に熱心に聞き入っていた。
岸本副社長がマイクを持つと「まず今回のイベント開催の経緯をお話させてください」と話し始めたのは自身の子供の頃の話。

子供の頃の体験を活かしたイベントの経緯を話していただいた‐Journal-ONE撮影
