盛り上がる質問タイムには、日頃子どもたちを支えるご父兄からも質問の手が挙がる。

トップレベルで活躍する選手にご父兄からも質問が‐Journal-ONE撮影
「高校生は身体づくりが大切な時期です。選手の皆さんはどういったことに気を付けて高校生時代を過ごしたのでしょうか」と、支える人ならではの質問が出る。
これに対し、山本投手が「まずはしっかり食べて、しっかり休養をとることを意識しています」と話せば、清原選手も「高校生の頃は白米をたくさん食べていました。今は栄養バランスやグルテンフリーに気を付けた食事をとっています」と、食に関するアドバイスを送る。
また、本村選手も「お風呂につかることと、体幹トレーニングをすることで私自身の怪我が本当に少なくなりました」と答えれば、木村選手も「食事と休息をしっかりとって、ストレッチをします。まずは自分の身体を知ることが大切だと思います」と、ケアに関するアドバイスを送る。
ご父兄の献身的なサポートの一助になればと真剣に話すNECプラットフォームズの選手たちに、ご父兄も高校生たちも真剣な表情で頷きながら聞いていた。

高校生の時期に大切な身体の作り方について回答する木村選手‐Journal-ONE撮影
その後の歓談タイムで高校生が聞き足りないことや、ソフトボール以外の話で盛り上がっていると、あっという間に第2部も終わりの時間に。
最後は、この “静岡ドリームセッション” に賛同した岸本工業の岸本 学社長から「今日の皆さんの姿を見て、私自身のサッカーをやっていた学生時代をとても懐かしく感じました。また次回も社会貢献の一環として、このような会を開催できればと思います。ありがとうございました」とコメントし、大きな拍手と共に全てのプログラムを終えた。

岸本 学社長も高校生の姿を見て笑顔でイベントを締めた‐Journal-ONE撮影

最後に選手からの色紙を岸本工業と各校に贈った‐Journal-ONE撮影

色紙贈呈の様子-Journal-ONE撮影
未来を担う高校生を地域で応援

高校生に夢を与えられた素敵なイベントだった‐Journal-ONE撮影
地元企業の岸本工業が「地元の子供たちに貴重な体験を」という思いから始まったイベントだったが、高校生たちは普段からプロの選手と交流できる機会が数多くあるわけではない。
ソフトボールをはじめ、ほとんどのスポーツにおける競技人口は年々減少している。オリンピックで金メダルを狙い続ける実力を持つ選手たちが集うJDリーグが、その実力と人気を未来に繋げていくためにも、今回のイベントのような貴重な体験を創り、子供たち一人一人の心を動かしていくことが必要だ。
駿河総合高校の折山監督が「もっとこういう機会が増えたら、ソフトボールを選んでくれる子が増えてくれると思うので、部活動をするこの中学・高校生世代を大切にしたい」と話せば、藤枝順心高校の桑原監督も「生徒たちにも本当に良い刺激になったし、勉強にもなったと思います。この子達にこういう経験はもっとさせてあげられたらとも思いますね」と静岡ドリームセッションの継続開催を望む。

高校生たちの笑顔をこれからも守っていきたい‐Journal-ONE撮影
スポーツの力が、地域に大きな活力を生み出す。静岡ドリームセッションはそれを証明して見せた。
身体的・精神的な健康や、社会的なつながり、そして教育的な役割と様々な“効能”のあるスポーツを、地元企業、トップチームとの連携で子供たちに新たな価値を提供する。
様々な可能性を夢見て頑張る地域の子供たちのため、それを支える岸本工業、NECプラットフォームズの活動をJournal-ONEは今後も注目していきたい。
