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アスリートが地元掛川を紹介!

神道の本質を学び感じる・二見興玉神社と伊勢神宮-Journal-ONE撮影
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日本で最も神聖な神社・伊勢神宮

伊勢神宮(いせじんぐう)は、日本で最も格式の高い神社です。その中でも最も貴いなのは、内宮です。日本の総氏神として崇められる天照大御神をお祀りしており、ご神体として八咫鏡(やたのかがみ)が納められているのです。天照大御神は生命の源である太陽の神にたとえられ、2,000年以上前から伊勢神宮でお祀りされています。平和と豊穣を祈願するため、日々多くの日本人が参拝しています。神道の本質を学び感じる・二見興玉神社と伊勢神宮-Journal-ONE撮影

伊勢神宮は、日本の歴史や神話に登場し、日本独自の信仰である神道の起源を語るうえではずすことのできない、文化的にとても重要な場所です。伊勢神宮は様々な神をお祀りする125社から成り、毎年800万人以上の人々が訪れています。最も重要なのは伊勢神宮内宮(正式名、皇大神宮)および伊勢神宮外宮(正式名、豊受大神宮)です。

今回、二見興玉神社で参拝をした後に伊勢神宮を参拝するという古の参拝方式で伊勢を巡る体験をしてきました。日本の心のふるさとを訪れ、日本の文化や人々について多くを学ぶことができました。その模様も是非、読んで下さいね。

伊勢神宮と二見興玉神社でのお祓いをする意義

日本の神社を訪れたことがある人なら誰でも、境内前にある手水舎(てみずしゃ)に目を留めたことがあるはずでしょう。これこそが、参拝する前に参拝者が手や口を洗い清める儀式を行う場所なんです。神様にお参りする前に、身も心も綺麗にすることが大切であるということが分かると思います。手水舎で手を清める -Journal-ONE撮影

その昔、伊勢参りの旅人たちは、伊勢神宮へ参拝する前に二見興玉神社へ赴き、海水を浴びて身を清めたといいます。海中で禊(みそぎ)を行い、穢れを落とし、身も心も綺麗な状態になって伊勢神宮へ足を運んでいたのです。禊ぎをすることで、伊勢神宮に参拝することが出来るのですね。現在では、禊ぎを海で行うことは少なくなりましたが、毎年夏至に行われる禊ぎの神事では、この海中で禊ぎを行う様子を見ることができるのです。夫婦岩 -Journal-ONE撮影

二見興玉神社でお祓いを受けた後、参拝者は伊勢神宮外宮、そして最も神聖な場所である伊勢神宮内宮へと参拝するのです。これが正式な参拝ルートとなります。

海中で禊ぎをしないとしても、二見興玉神社は伊勢神宮参拝の前に立ち寄るべき重要な場所です。二見興玉神社でのお祓いに参加し、神様に旅の安全を祈願し、大自然に神の佇まいを感じることのできる夫婦岩で心を清めることができるからです。神道の本質を学び感じる・二見興玉神社と伊勢神宮-Journal-ONE撮影

大自然と静寂が醸し出す神聖な美

神々しいのは、海面から突き出た2つの岩・夫婦岩(めおといわ)です。5本の縄を絡めたしめ縄で結ばれていて、仲の良い夫婦のように見えることからその名で呼ばれています。波間はるか700mの海中にお鎮まりになられる霊岩・興玉神石をお祀りする鳥居としての役目を果たしているのです。

冬至の時期(10月~1月)には、夫婦岩の間から満月が顔を出し、海に白く映し出される美しい光景を見ることができます。また、夏至の時期(5月〜7月)には、日の出と共に夫婦岩の間から太陽が昇る様子を見ることができます。空が開け始める日の出前にちょっと早起きして海に出かければ、晴天の日が昇る夫婦岩の間から富士山を見ることもできるのです。夫婦岩 -Journal-ONE撮影

古い大きな木々や美しい川が流れる伊勢神宮と、夫婦岩の間で海と太陽が出会う二見興玉神社は、静かに佇んで自然の美しさに触れ、心静かに身を清めることのできる場所です。海面に反射する日差しや木漏れ日を見つめながら、私たちを取り巻く全てのものには神が宿り、その見えない存在を感じる。これこそが、神道においてとても大切なことなのです。二見興玉神社と伊勢神宮は、自らを見つめ直す機会を与えてくれる神々が棲むところ。この神聖な場所で静かに瞑想し、自然に身を置くことで、本当の自分に戻り、自然や生命のありがたさに気づくことができるのです。今この瞬間を楽しみ、そして今を精一杯生きるのです。神道の本質を学び感じる・二見興玉神社と伊勢神宮-Journal-ONE撮影

常若の精神、神道

伊勢神宮にいて更に畏敬の念を抱かせるのは、”神宮式年遷宮(しんぐうしきねんせんぐう)” という最大の神事でしょう。20年に一度、内宮、外宮などお社を決められた直ぐ隣に建て直し、神に新たに造営された社殿へお遷りいただくという神事です。古から続く伝統的な工法で建てられ、社殿などはもちろん神宝(神様の装束や調度品)も新たに調製されます。数年がかりで完成させるこの大きな神事には、日本人特有の献身的な心遣いが感じられ、その様は想像を絶するものがあります。神道の本質を学び感じる・二見興玉神社と伊勢神宮-Journal-ONE撮影

この一連の立て替えをするという神事は、神道で重要視されている “常若(とこわか)” という考え方に基づいているのです。常若は、神道においてとても重要な考え方です。絶え間なく生まれ変わることで、神宮を常にみずみずしい状態に保つ。これは、神と日本がいつまでも存続し続けるということを表わしているのです。神道の本質を学び感じる・二見興玉神社と伊勢神宮-Journal-ONE撮影

前回の遷宮時に社殿があった場所を “古殿地(こでんち)” と呼びます。現在、建っている社殿のすぐ隣に位置する場所です。御柱を納める小屋を除いては、更地で何もないように見える古殿地ですが、遷宮の際にはこの御柱を中心に新しい社殿が建てられるのです。神道の本質を学び感じる・二見興玉神社と伊勢神宮-Journal-ONE撮影

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