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豊臣と徳川の天下取りにとても重要な役割を果たした伊賀上野城。

築城の名手、藤堂高虎が築城した城を昭和に再建した丘の上にそびえる伊賀上野城。その天守閣はとても綺麗な造りで、春は桜の見どころとして多くの観光客が訪れます。

城に行くには南側の白鳳門をくぐることをお勧めします。

地元の有力者の方から寄付されたという白鳳門は、とても壮大で重厚!これから城に登る気持ちを高めてくれます。

天守閣に登ると、伊賀上野の町が一望出来て、風がとても気持ちよいです。

「豊臣の天下の時には、徳川ら尾張、三河の武将を牽制するため東を向いた構えに。徳川の天下になって大坂の豊臣方と戦うため西側に拡張して高い石垣を築いたそうです。」と伊賀上野観光協会の中浦さんが教えてくれました。

天下を取る上で重要な役割を果たした伊賀国の歴史が、天守閣に登って学ぶことが出来ました。

戦が終わって、藤堂高虎は南側に城下町を発展させました、今も町を歩けばその雰囲気が感じられます。

この伊賀上野城天守閣は、昭和の初期に地元出身の代議士、川崎克が資材を投じて復興しました。天守閣の三階の天井には完成当時の政治家や芸術家など川崎氏と縁のある著名な人々の書や絵画がはめ込まれています。一、二階には武具や史料がたくさん展示されています。

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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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