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仏教における大切な修行の一つである瞑想。真言密教の瞑想の中でも重要な阿字観を、宿坊 恵光院の宿泊者が体験できるのです。

「阿字観とは、阿字(月輪に描かれた大日如来を示す梵字)を見つめて瞑想する、密教における瞑想法です。」と深山法宏執事の丁寧な解説により早速体験に参加しました。

「足が組めない方は、クッションもありますし足を伸ばしても良いですよ。」と外国人には英語で解説もして頂けるため、参加者の皆さん全員がリラックスして瞑想に入ります。

骨盤を安定させ、背骨のバランスを整えると、おへその下に力が溜まって背筋がまっすぐになり良い気持ちになります。

右足を上に組み、手は円を作るように右手を上にしてそっとお腹の前に置くのが正しい姿勢です。

眼をうっすら空けて阿字を見つめながら、深くゆっくりとした呼吸で瞑想に入ります。

たった15分ではありましたが、静寂な本堂で気持ちを整える作業はとても素晴らしい体験です。

「この本堂の他に、阿字観道場のお部屋も有ります。日本人と外国人の宿泊者で分かれて阿字観体験をして頂けます。外国人の体験は英語で説明するためですね。」と深山さん。

阿字観道場は、50~60人の方が一度に瞑想できる大きなお部屋。

コロナ前は外国人宿泊者の方が多かったため、本来ならば外国人向けの阿字観体験はこちらで行われるのだそうです。

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和歌山
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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