得意のJazzで最後のチャンスをものにしたい! と意気込んで説明会に参加したのですが…
「昨シーズンまではJazzチーム16名 HipHopチーム16名の30名超えの大所帯で活動していたが、来シーズンはHipHopを主としたダンススタイルで20名前後での活動になる。」と聞かされてショック!
精神的なダメージは大きかったのですが、「ここまで来て諦めるものか!」と気を取り直し、基礎からHipHopを練習。心折れながらも戦いました(笑)。
8月25日の夕方、18時から21時過ぎまで行われた予選に参加した私。エントリーしている選手はサンダー、ナゲッツと比べても断然多い約100名で、男性も20名ほどいたでしょうか? 西海岸の街らしく、アジア系の人も5名ほど参加する中で一番苦手なHipHopで勝負です。
苦手とは言っていますが、このトライアウト挑戦中にアメリカで一番レッスンを受けたのはHipHop。特訓の成果もあって、できる限りのダンスを見せることは出来ました。踊ることは楽しめたのですが、しっくりする動きができていないと感じ、手応えを掴めなかった私は審査後に「今までで一番難しかった…明日帰ります…」と連絡をして結果を待つ間に帰国のフライトスケジュールを見ていました。
ジャッジが帰ってきて結果発表。俯き加減で結果を聞く私の番号である6番がコールバック! その後次の審査に進むことができました! 一番苦手だったHipHopでひとつ審査を突破できたことが、本当に嬉しかったです。レッスンを受けていたから分かる動きや、聞いたことがある音楽というのも良い結果につながったのかなと感じました。
挑戦を終えて
ずっと憧れていたチア、ダンスの最高峰アメリカに実際に足を運び、自分の目で見て肌で感じて、踊ることに全力で向き合ったこの挑戦は、私にとって特別なものとなりました。
文化の違い、言語の違いはもちろん、ダンスにおいても日本との違いがあり、今まで知らなかったことをたくさん知ることもできました。
この挑戦をやり切ることができたのも、SNSでいいねやコメントをいただいた日本の方々のお陰であり、アメリカで出会い、支えていただいたたくさんの方々のお陰だったと。人とのご縁に本当に感謝しています。
SNSを通して見た世界に自分がいることは不思議な感覚でしたが、思い切って行動することの大切さを改めて感じました。アメリカは近い存在なのだと気づくことができました。
トライアウトに受からなかった悔しさはありますが、あの緊張感の中でベストを尽くし、決勝に進むことができたのは、本当に自信になりました。
この経験や自信を活かし、D-Rocksディビジョン1昇格の力になれるよう、ファンの皆さんと一緒にこれからも盛り上げていきます! これからも、スタジアムやイベントで一緒にラグビーを、スポーツを楽しみましょう。