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男女7人制ラグビーアジア予選| 男女セブンズ日本代表は揃って優勝を果たしパリ五輪出場権を獲得-Journal-ONE撮影
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ラグビーイヤーはまだ続く

2023年、フランスで開催されたラグビーW杯(以下、ラグビーW杯)。日本代表の “BRAVE BLOSSOMS(ブレイブ・ブロッサムズ)” の戦いに熱狂した私たち。それ以上に盛り上がる現地・フランスからの中継映像や写真を観ることで、世界のラグビーがいかに熱狂的であるかを改めて知る機会となりました。ラグビーワールドカップ2023フランス大会| 日本代表vsチリ代表 勝利した日本代表は観客の声援に応える @JRFU

現在日本では、“NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24(以下、リーグワン)” のリーグ戦が開催中。ブレイブ・ブロッサムズの選手たちはもちろん、優勝した南アフリカ代表 “スプリングボクス”や準優勝のニュージーランド “オールブラックス” をはじめとする各国代表で素晴らしいプレーを見せてくれた選手たちが多く参加していることもあり、スタジアムには昨シーズンを大きく上回る観客が訪れています。ラグビー リーグワン開幕戦| クボタスピアーズ船橋・東京ベイvs東京サントリーサンゴリアス スピアーズラインアウトを見守る1万8千人余の観客-Journal-ONE撮影

ラグビーイヤーが終わり、2024年になってもその “ラグビー熱” は収まる気配がありません! オリンピック・パリ大会(以下、パリ五輪)に正式競技である7人制ラグビー(セブンズ)が盛り上がっているのです。男女7人制ラグビーアジア予選| 決勝 日本代表vs中国 サクラセブンズは大谷芽生選手、平野優芽キャプテン(いずれも、ながとブルーエンジェルス)のトライで勝利しパリ五輪出場権を獲得-Journal-ONE撮影

祝・パリ五輪出場

7人制ラグビーは2016年のリオデジャネイロ大会(以下、リオ五輪)からオリンピックの正式競技となっており、前回のオリンピック・東京大会(以下、東京2020)では男子・女子それぞれ12チームが参加。無観客試合となりましたが、テレビで熱い戦いを見せてくれました。

日本代表は過去2大会に男女ともに出場を果たしました。男子はリオ五輪で4位と健闘したものの、自国開催となった東京2020では10位。女子もリオ五輪10位、東京2020で12位と、世界の中ではまだまだ伸びしろのある競技です。

3大会連続出場、パリ五輪の舞台でメダル獲得を目指す日本代表は、去る11月18日と19日、大阪府大阪市のヨドコウ桜スタジアムで行われた “男女7人制ラグビーアジア予選” に出場。男女ともに見事、パリ五輪の出場権を獲得しました!男女7人制ラグビーアジア予選| 男女セブンズ日本代表は揃って優勝を果たしパリ五輪出場権を獲得-Journal-ONE撮影

東京2020は、平均年齢22歳の若さで勝負した女子日本代表。その大舞台を経験した12人中、梶木 真凜選手、平野 優芽選手、原 わか花選手、大谷 芽生選手、堤 ほの花選手と5人の五輪経験者が今大会に出場し、見事にパリ五輪のきっぷを獲得したのです。

リラックスしたサクラセブンズ

本番を前にした最終調整の一部が報道陣に公開。その練習を取材したJournal-ONE編集部の目には、大一番を直前に控え気合い十分ながらもリラックスした表情の “サクラセブンズ(女子7人制ラグビー日本代表)” 選手たちが頼もしく映ります。男女7人制ラグビーアジア予選| サクラセブンズの公開練習でリラックスしてアップする大谷芽生選手、田中笑伊選手、優芽選手-Journal-ONE撮影

シャトルランで身体をほぐす大谷選手(ながとブルーエンジェルス)と、それを見守る田中 笑伊選手(ながとブルーエンジェルス)、平野キャプテン(ながとブルーエンジェルス)の笑顔は自信に満ちあふれているようです。

続くラン&パスの練習でも、吉野 舞祐選手(日本体育大)、梶木選手(自衛隊体育学校)の俊敏で力強いランを見せ、この大会に標準を合わせてしっかりと調整してきたことがうかがえました。男女7人制ラグビーアジア予選| サクラセブンズの公開練習で軽快なラン練習を見せる吉野 舞祐選手(日本体育大)-Journal-ONE撮影

男女7人制ラグビーアジア予選| サクラセブンズの公開練習で軽快なラン練習を見せる梶木真凜選手(自衛隊体育学校)-Journal-ONE撮影

試合後のインタビューで、東京2020の経験を踏まえ平野キャプテンは、「東京2020ではふがいない結果だったので、パリ五輪で借りを返したい。」と話します。

「勝ちたい気持ちをプレーに出せるかが五輪予選では大事。今までやってきたことを丁寧に、精度高くやっていきます。」と力強く決意を語ってくれました。男女7人制ラグビーアジア予選| サクラセブンズの公開練習後にインタビューで平野優芽キャプテン(ながとブルーエンジェルス)-ONE撮影

9月に行われた “アジア大会中国・杭州“ の決勝では、この大会で最大のライバルと目される中国代表に21-22と惜敗。「(アジア大会の決勝は、)気持ちの面で負けてしまいましたが、選手同士ではお互いの強みなどを分かり合えているので。」と、今大会に向けてチーム連携強化をフォーカスした自身を覗かせていました。

予選プール

男女7人制ラグビーアジア予選” 女子は日本をはじめ、中国、香港、タイ、カザフスタン、インド、グアムの7チームが参加。予選リーグを2つのプールに分かれて総当たりで戦い、勝ち点の多い上位2チームが翌日の準決勝、決勝のトーナメント戦へ進出します。そして、優勝したチームにパリ五輪の出場権が与えられるのです。

日本が入ったプールDは、タイとカザフスタンの計3チーム。4チームが属するプールEよりも1試合少ない試合数となるため、有利なプールとなりました。

先ず予選で驚いたのは、どんどん消化する試合の速度です。15人制ラグビーの前後半40分の計80分に対し、7人制ラグビーは前後半7分! ですから、予選1日で男女21試合を消化するのです。

色とりどりのジャージーが入れ替わり立ち替わりグラウンドに入ってくることはもちろん、男女も3、4試合ごとに入れ替わるため、チームの戦術や男女のスピードやパワーといった違いも比較しながら多くの試合を観戦できるので、何だか “トクをした気分” になります。

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