遠藤:ご祈祷が終わると、絵馬に願いを書いての奉納です。チームのプレーオフ進出はもちろんですが、そのためには私が二桁10勝を挙げれば、その願いも叶うはずです! 昨年の8勝から2つの勝利を積み上げることでチームのプレーオフ進出に貢献したいと思います。
庄村:私は何といっても、先ずは公式戦に出場してヒットを打つこと。ひとつひとつ目の前の目標をクリアしていけば、チームの戦力も上がり1点でも多く得点して投手陣を助けていきたいです。
川口:チームの主力としての自覚を持ち、私はベストナインを目標に掲げます。シーズン通じてフル出場し、安定した成績を残すことでチームのプレーオフ進出も達成できると思いますので、今シーズンは自分が先頭に立って戦う姿勢を絵馬に込めました。
遠藤:絵馬奉納の際、請川さんに犬や像をおみくじ、お土産屋さんでよく見かけたことを疑問に思って聞いてみました。「それは、“こんぴら狗(いぬ)” を遣って代参していた風習があったからです。江戸時代に誰もが金刀比羅宮への参拝を憧れていましたが、仕事や旅行費の都合で参拝に来られない方が多くいらっしゃいました。その人たちが、自分の飼い犬の首に “こんぴら参り” と書いた袋を下げ、中に初穂料(お賽銭)や道中の餌代などを入れて、讃岐方面へ向かう旅人に “こんぴら狗” を託したのです。」と、請川さん。
庄村:え! 今でいうところの “ワンちゃんのヒッチハイク” のようなものですか? と驚くと、「そうですね。犬は旅人や街道・宿場の人々の世話を受けながら、ここまでやって来てお札を貰うと、また帰り道も様々な人たちの助けを受けて飼い主の元に戻っていったのですよ。」と続けて教えてくれました。
川口:展望台から見える瀬戸内の眺めまで親切、丁寧に説明してくれた請川さんに、今日の出会いと感謝を色紙に込め、一緒に記念撮影をしました。ご祈祷していただいた成果を出して、今シーズンは必ずプレーオフに進出したいと思います。
香川県の素敵な方々と触れ合い、笑顔いっぱいの女子旅レポートに挑戦してくれた、伊予銀行ヴェールズの川口選手、庄村選手、遠藤選手。
地域を支える鉄道会社・JR四国と、地域のトップアスリートがタッグを組んだ『四国を元気に! プロジェクト』。続いては、場所を徳島県に移し、素敵な観光スポットを紹介いただきます。