アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

Journal-ONE | パリ五輪応援企画 柔道 実業団の名門・コマツ颯志道場潜入レポート
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試合では想像できない素敵な笑顔に

2023年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(以下、講道館杯)“ 昨年の11月4日に千葉ポートアリーナで開催された日本国内におけるビッグタイトルに数えられている権威ある大会で、“初めての競技柔道取材” に臨んだJournal-ONE編集部。そこで、最も印象に残った選手が泉 真生選手でした。

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会|女子78Kg級で準優勝の泉真生(小松)のオーラは別格-Journal-ONE撮影

講道館杯での闘志溢れる泉真生選手-Journal-ONE撮影

スピードにパワーが加わりより迫力が増してくる78Kg級において、登場する度にひときわ大きな声援を受け、試合前に何度もジャンプをして気合を入れるルーティンから何か特別な雰囲気を感じた泉選手。昨年6月にカザフスタンで行われた “グランドスラム アスタナ” では金メダルも獲得している実績十分の選手なのです。

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会|女子78Kg級決勝 泉真生(コマツ)と杉村美寿希選手の対戦-Journal-ONE撮影

講道館杯で戦う泉真生選手-Journal-ONE撮影

講道館杯で印象に残っていることを伝えると、「本当ですか?嬉しいです!」と満面の笑顔で話し始めた泉選手。和やかな雰囲気でインタビューが始まりました。

負けず嫌いの少女の心に火が付いた

「私の場合、他の選手よりも柔道を始めた年齢が少し遅かったです。小学校5年生の時、身体が大きかったこともあって、両親から『何かスポーツをした方が良い。』と言われて、近所にあった警察署の柔道教室に行くことになったことが柔道を始めたきっかけです。」と、柔道との出会いを教えてくれる泉選手。

「周りからは『格闘技に進んだ方が良いよ。』と言われていたのですが、私自身は特に柔道をやりたいとは思っていなかったのです。でも、負けず嫌いの性格が功を奏したのか、どうしても勝ちたいと思いながら柔道を続けて、今でも柔道を続けることになりました。」と、子どもの頃を懐かしそうに振り返ります。

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子どもの頃を笑顔で振り返る泉選手-Journal-ONE撮影

負けず嫌いの性格だけで、世界で勝てるアスリートにはなれません。恵まれた身体と柔道の才能、そして何より柔道が好きでないと続けていくことも難しいのでは? と思いつつ、話しはコマツ女子柔道部の門を叩いたきっかけに進んでいきました。

先輩から受け継ぐ “強豪” の遺伝子

「(山梨学院)大学の先輩で尊敬する浅見 八瑠奈さんから、『コマツは良いよ!』と教えていただいたのです。興味を持って色々と話を聞いていくうちに、『コマツは本当に良い会社だな』ということが分かり、入社させていただくことになったのです」

「柔道は個人競技ですし、部員の階級もそれぞれ違うので、みんなで一緒に練習をするということはありません。しかし、選手ひとりひとりの意識が高くて、そういったチームの雰囲気に引っ張られるように新人の頃から自分の力が上がっていきました」と、先輩から脈々と受け継がれる意識の高い “コマツの柔道” を選んで良かったと話す泉選手。

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泉選手は男子選手との激しい練習も-Journal-ONE撮影

「年齢が離れていてもみんな仲が良いのが伝統です。新人の頃、意識の高い先輩たちに感化されて上手くなった私も、自分が上の代になったら、そういう先輩になりたいと思っていました」と、副主将として今度は後輩たちにその遺伝子を継いでいるのですね。

「ちょっとしたアドバイスや声かけをしていただくことが本当に勉強になりました。ですから、私も出来る限りそういった雰囲気を作るようにしています。上の代になっても、後輩たちが凄く頑張って練習をしている姿を見ると、自分も頑張ろうと力をもらっています」と、チーム全員で成長し続けるコマツ女子柔道部の魅力を教えてくれました。

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コマツ柔道部の明るいカラーを象徴する泉選手の笑顔-Journal-ONE撮影

ダイナミックな試合運びに注目

「私の階級(78Kg級)は、軽量級と違って組み合って試合をすることが多い階級です。組んだときに投げたり投げられたりというダイナミックな試合展開が魅力の階級だと思います」と、自らの階級の特徴を教えてくれる泉選手。

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