この試合の先発は戸田中央メディックス埼玉の後藤希友と、ビックカメラ高崎ビークイーンの濱村ゆかり。JDリーグ屈指の好カードは中盤に飛び出した長打が勝負を決めた。
好投手同士の力投が続く試合が動いたのは3回表、戸田中央は左前安打の三輪玲奈を塁に置き、続く1番・中川彩音が1ボールから右越2点本塁打を放ち均衡を破る。
勢い付く戸田中央は4回表、無死から6番・今田まなが左前安打で出塁すると、四球と8番・後藤の右前安打で満塁と追加点の好機を作る。その後2死となるが、2番・鈴木鮎美が右越二塁打、3番・山口の内野安打で計3点。戸田中央が5-0と中盤一気にリードする展開となった。
追い付きたいビックは、5回からマウンドに送った伊藤杏珠が後続を断つと反撃に転じる。6回裏、先頭・川村莉沙が中前安打で出塁すると2番・藤本麗も右前に安打を放ち、無死一、三塁と得点圏に走者を進める。その後2死二、三塁の場面で、5番・内藤実穂の右前適時打が出て1点を返す。
4点を追いかけるビックは7回裏、先頭・渡辺華奈が右前安打で出塁するも、2つの内野ゴロで2死三塁と追撃のチャンスを作る。この場面で打席に入った1番・川村が中前に適時打を放ち1点を返すと、続く2番・藤本も猛打賞となる3本目の安打で続き、2死一、二塁。
長打が出れば一気に試合が傾く状況まで攻め込んだビックだったが、戸田中央の後藤が見逃し三振で最後のアウトを奪って試合終了。戸田中央が効果的に長打でビック戦2連勝、開幕から負けなしの5連勝で首位をキープした。–JDリーグ試合結果へ
- 太田市運動公園野球場
- 東海道新幹線 東京駅 - 上野東京ライン(56分)- 久喜駅 - 東武伊勢崎線(29分)ー 館林駅 - 東武小泉線 - 竜舞駅 - 徒歩20分

- 取材・文:
- Journal ONE( 編集部 )
その他の速報
- ソフトボール4月27日の結果(東海理化3‐2豊田織機) 地元・愛知県で開催された”愛知ダービー”は、昨シーズン開幕から厳しい戦いを強いられた東海理化が粘りを見せて接戦を制した。 豊田自動織機シャイニングベガの先発、ケリー・マクスウェルは初回、2死二、三塁のピンチを迎えたものの無失点で切り抜けると、試合は東海理化チェリーブロッサムズ先発の永谷真衣との投げ合いとなった。 試合が動いたのは中盤の4回裏、豊田織機は1打席目に安打を放った須藤志歩が先頭打者として出塁すると、マケナ・スミスの内野安打、佐藤友香の犠打で1死二、三塁と先制のチャンスを作る。ここで打席に入った池上桃花が犠飛を放ち、豊田織機がようやく1点を先制。試合が動き始める。 豊田織機は続く5回裏も、先頭の森本なるかが二塁打で出塁すると、1死三塁から大平あいが一塁線を破る適時打を放ち2点目。一気に豊田織機の流れにすべく、その後も1死一、二塁と東海理化を攻め立てたが、ここで東海理化ベンチは先発の永谷から、田畑七海にスイッチしてこのピンチをしのいだ。 すると6回表、2点を追う東海理化が先頭の井上瑞樹が出塁。続く代打・阿出川美夢も三遊間を抜く安打で続き、同点のチャンスを作り中軸に回す。ここで1打席目に二塁打を放った4番・千葉友里亜が、左中間に今季2本目となる逆転の3点本塁打を放ち、土壇場で試合をひっくり返した。 終盤まで粘りを見せ、逆転に繋げた東海理化。このリードを田畑が最後まで守り切って”愛知ダービー”に勝利。昨年開幕から苦しんだ東海理化が、投打が噛み合い今季3勝目。勝率を5割に戻して西地区同率3位と躍進を期待させる結果となった。-JDリーグ試合結果へ
- ソフトボール4月27日の結果(タカギ2-1日本精工) 3回まで日本精工ブレイブベアリーズのカーリー・フーバーと、タカギ北九州ウォーターウェーブの上村紗輝の両投手が好投をみせる。4回表、タカギの攻撃。先頭の兼平真咲が内野安打で出塁し、犠打で塁を進めると、2死二塁から第1打席でも安打を放った細野摩なが適時打を放ちタカギが1点を先制する。 一方、上村は4回まで日本精工打線をわずか2安打に抑える力投を続けたが、粘る日本精工は7回裏、2死二、三塁の場面で弓納持あみが左翼頭上を越える適時打を放ちついに同点に追いついた。この際、審判と走者が接触するハプニングが発生し一時試合が中断するも1-1で試合はついに最終局面に。 2死一、三塁で試合は再開されるも、ここはタカギの上村がピンチをしのぎ試合は延長戦に突入。8回表、タカギは犠打で走者を進め1死三塁の場面で日本精工バッテリーの失策により1点を追加。その裏、日本精工も犠打で走者を進め、さらに死球2つで1死満塁のチャンスを作るが球数が増える苦しい中、上村は捕手の邪飛と内野飛球でここを切り抜け、最後まで粘りの投球を見せた。ハプニングもあった中、白熱した一戦は、タカギが勝利を収めた。-JDリーグ試合結果へ
- ソフトボール4月27日の結果(トヨタ3‐0SHIONOGI) 西地区・首位攻防の好カードは、1点を争う緊迫した展開に。試合を決したのは、ワンチャンスを確実に得点に繋げる ゲームが動いたのは3回裏、トヨタレッドテリアーズの攻撃。1死から伊波菜々が安打で出塁すると二盗で得点圏に走者を進める。続く切石結女も安打で繋ぐと、山田柚葵がきっちりと犠飛を放ちトヨタが1点を先制した。 追うSHIONOGIも4回表に同点のチャンスを作るも、トヨタの三塁手・船坂育枝が三直併殺という好守で得点を許さず、ロースコアでトヨタがリードする展開が続く。 するとその裏、トヨタは鎌田優希、島仲湊愛が安打で出塁して追加点のチャンス到来。しかし今度はSHIONOGIの捕手・田島茉依が盗塁を阻止して流れを止めると、続く打者を先発の三輪さくらが三振、投手ゴロに抑えてピンチを脱し無失点で切り抜けた。 5回表、1点を追いかけるSHIONOGIは宇井あさひが安打で出塁するも、ここも得点には結びつかず。両チームが堅守で得点を許さない我慢の時間が続いた。 この接戦の勝敗が決したのは6回裏、トヨタは無死一、三塁のチャンスをつかむと、打撃好調の島仲が右翼の頭上を越える三塁打を放ち、2点を追加した。リードを3点に広げたトヨタは最終回、メーガン・ファライモがSHIONOGI打線を3人でしっかり抑え、トヨタが少ないチャンスを確実に活かして序盤の首位攻防戦を制した。-JDリーグ試合結果へ
- ソフトボール4月27日の結果(NEC2-1SGH) 地元・静岡県掛川市のNECは、同じく静岡県出身の山本すみれを。連勝を狙うSGHは、カーヤ・パーナビーを先発に立てて臨んだこの試合。両投手持ち味の走者を出すも得点を与えない投手戦で幕を開けた。 試合が動いたのは3回裏、先頭の8番・諏訪いろは、9番・塩田優和が失策で連続出塁してチャンスを作ると、1死二、三塁で2番・辻野こころが打席に。1ボール2ストライクの4球目に、溝江香澄監督がエンドランを仕掛けたが空振り三振。チャンス潰えたかに思われたが、悪送球でNECが幸先良く1点を先制する展開となった。 続く、4回裏にも1死一、三塁の場面で7番・原日菜海に打順が回る。この回途中登板のSGH2番手・永井柚衣が投じた3球目、再びエンドランを仕掛けたNECが1点を追加し、流れを引き寄せた。 追い付きたいSGHは、6回表2死から途中交代の藤原麻由が内野安打で出塁すると、7番・木下華恋がレフトへ大きな打球を放つ。この打球がレフト・塩田のグラブを弾いて走者が生還し、SGHが1点差に詰め寄る。 6回裏、NECは死球で出塁した走者に盗塁を命じるも、SGHの捕手・藤原がレーザービームで盗塁を阻止。SGHに徐々に流れが傾き、最終回の攻撃へと移っていった。 7回表、SGHは先頭の9番・山本星がスラップで三遊間を破る左前安打を放と、1番・望月朱里の左飛に反応した一塁走者・山本が積極的な走塁でタッチアップに成功する。 ビッグプレーで一打同点のチャンスを作ったSGHは、2番・中村優花に代わり代打・吉田真央を送り勝負に出るが、NECの山本が踏ん張り投ゴロに打ち取る。続く3番・内田小百合も三振に切って取った山本は、地元登板で嬉しい完投勝利。 勝ったNECは地元・掛川に集まった大応援団の前で連敗ストップ。次節へ弾みの付く勝利となった。-JDリーグ試合結果へ
- ソフトボール4月27日の結果(日立5-3伊予銀行) 日立サンディーバは初回、2死から二つの四球で得点圏に走者を送るも、伊予銀行ヴェールズの先発・黒木美紀が三振に切って取り、立ち上がりを無失点で切り抜ける。 対する伊予銀行もその裏、1死から四球で走者を出すものの、日立先発のドンテイシャ・ゴーボーンが伸びのある速球を武器に3つのアウトを全て三振で切って取った。 2回表、日立は2死から堀口が四球で出塁すると、この日スタメン起用の9番・杉浦穂華が伊予銀行内野陣の意表を突くプッシュバント。この打球が中前に転がる間に一塁走者は三塁に達し、再び先制点のチャンスを作る。さらに四球で満塁のピンチを迎えた黒木だったが、続く唐牛彩名を捕邪飛に打ち取り再びピンチを凌ぎ序盤は両投手が持ち味を発揮する展開に。 しかし3回表、日立はこの回先頭の保谷蓮が両チーム初ヒットとなる三塁線を破る二塁打を放つと、1死から5番・笠原朱里が詰まりながらも左翼線に落とす適時二塁打を放ち先制。さらに6番・杉本梨緒も左翼線に大きな放物線を描く2点本塁打で追加点と、強力・日立打線の一気果敢な長打攻勢で3点を挙げるビッグイニングを作り上げた。 ここまで5つの三振を喫していた伊予銀行は3回裏、齋藤明日加が俊足を活かしたセーフティバントを試みると、悪送球を誘い1死から得点圏に走者を送る。さらに2つの四球で2死ながら満塁と一発逆転のチャンスに拡大させ、4番の本間紀帆を打席に送るもゴーボーンが踏ん張り反撃を許さない。 すると4回表、唐牛の左中間へのソロ本塁打で追加点を挙げた日立が主導権を握ったかに思われたが、その裏、伊予銀行は平岡花が左前適時打を放ち1点を返すと、続く安川裕美も右越2点本塁打を放ち2点を挙げて1点差に詰め寄った。 ここで日立はゴーボーンを諦め、クローザー・長谷川鈴夏を早くもマウンドに送ると、期待に応えて長谷川が見事な火消しを見せる。対する伊予銀行も、昨日勝利投手の庄司奈々をマウンドに送り追加点を許さない。 追加点の欲しい日立は6回表、先頭の小島あみが四球を選ぶと、続く堀口佳乃が右中間を破る二塁打を放ち、無死二、三塁。ここで代打に送られた渡部翠里が犠飛を放ち三塁走者を迎え入れて守護神を援護した。 2点差を追う伊予銀行は最終回、斎藤の左翼線への安打から2死一、二塁とし、4番・本間に三度目の得点圏に走者を置く場面を作り出した。しかし、ロングリリーフで好投を続ける長谷川が最後はマウンド前への小飛球に打ち取り、自らがグラブにボールを収めて見事な火消し。前年の東地区王者が連敗を3で止め、次節へ弾みを付けた。-JDリーグ試合結果へ
- ソフトボール4月27日の結果(ビック5-3ホンダ) ホンダリヴェルタは2回表、ビックカメラ高崎ビークイーンの先発・勝股美咲から先頭・山口未葵の左前安打、5番・川畑瞳の内野安打で無死一、三塁と先制のチャンスを作る。その後1死二、三塁となり、迎えた7番・吉田彩夏が左中間のフェンス手前に落ちる二塁打を放ち2点を先制した。するとここで、ビックカメラは早くも上野由岐子をマウンドに送ると、この場面を二者連続三振で切り抜け、味方の援護を待った。 その裏、ビックカメラは1死から炭谷遥香、渡辺華奈、我妻悠香の連続安打で満塁にすると、9番・市口侑果が右翼への犠飛を放ち1点を返す。さらに2死一、三塁とチャンスは続き、打席には1番・藤田倭が入るもホンダ先発のジェイリン・フォードが抜群のコントロールで見逃し三振に切って取り、このピンチを切り抜ける。 3回裏、ビックカメラは1死から3番・川村莉沙が中前安打で出塁すると、二盗、三盗を決めてホンダ内野陣にプレッシャーを与える。このチャンスに、5番・内藤実穂が右前適時打で応えビックカメラが同点に追いついた。 さらに5回裏、ビックカメラは先頭・工藤環奈が四球で出塁すると、続く5番・内藤がまたも右前へ安打を放ち、無死二、三塁と勝ち越しの場面を作る。ここで打席に入った6番・炭谷が適時打を放ち勝ち越しに成功すると、我妻の連続適時打で4点目を挙げた。その後、四球で満塁として、藤田倭の内野ゴロの間に更に1点を加えたビックカメラが、5-2とリードを広げて上野を援護した。 3点を追うホンダは6回表、先頭・渡邉瑞貴が四球を選び、捕逸と内野ゴロで2死三塁と得点の機会を作る。このチャンスに5番・川畑が右翼へ適時打を放ち1点を返して反撃。さらに7回表、後がないホンダは四球から、9番・堀内香瑚、2番・渡邉の左前安打で2死満塁と一打逆転のチャンスを作る。ここで打順は3番・塚本蛍とホンダ期待の選手が登場すると、フルカウントまでもつれる勝負を展開。最後はチェンジアップに塚本のバットが空を切り、三振で勝負あり。ビックカメラが逆転で勝利を掴み、勝利投手になった上野はリーグ通算250勝という大記録を達成した。-JDリーグ試合結果へ
- ソフトボール4月27日の結果(デンソー5-2太陽誘電) デンソーブライトペガサスは2回表、太陽誘電ソルフィーユの先発・勝山美桜から、先頭の中溝優生が四球で出塁。盗塁と犠飛で2死三塁まで進むと、7番・川口茉菜の適時打で幸先よく先制する。3回表に太陽誘電の投手が上原理瑛に代わると、4回には4番・中溝、6番・ルーキーの榊原深那がリーグ初となるソロ本塁打をそれぞれ放ち2点を加点した。 追いかける太陽誘電は5回裏、デンソー先発のアラナ・バウターから、代打・高美優が四球を選び出塁すると、1番・小松優月の投手強襲打の間に送球が逸れて1死一、三塁と反撃を開始。内野ゴロの間に1点を返した太陽誘電は、続く3番・上林藍子が中前適時打を放ち2点目を入れて点差を縮めた。 しかし6回表、デンソーは1死から5番・猿田麻実が右翼へ本塁打を放ち追いすがる太陽誘電を突き放す。さらに6番・榊原、7番・川口の連続安打で、2死一、三塁とチャンスを作ると、ここで一塁走者が盗塁を仕掛けた。阻止しようと二塁へ送球したボールが外野に逸れる間に三塁勝者が生還する機動力も見せたデンソーが、5-2とリードを広げて試合を優位に進める。 この流れを活かし、その裏からデンソーはバッテリーを遠藤杏樺、椋梨琳花にスイッチすると、リズム良く太陽誘電打線を抑えていく。 太陽誘電も7回表に曽根はん奈がマウンドに送り流れを引き戻そうとするも、味方の援護はならず試合終了。3本の本塁打を含め、機動力でも得点を重ねたデンソーが勝利し今季3勝目を挙げた。-JDリーグ試合結果へ
- ソフトボール4月27日の結果(戸田中央7-0ミナモ) 戸田中央メディックス埼玉のジョージナ・コリックと、大垣ミナモの中村美瑠が先発マウンドに上がったこの試合。序盤は両者打たせて取る投球で守備からリズムを作っていく。 2回裏、戸田中央は5番の糟谷舞乃、6番のサバンナ・ジェーキッシュの連続安打から1死満塁と先制のチャンスを作る。代打・佐藤杏美を左飛に打ち取り2死とした中村だったが、打順が1番に戻ったこのタイミングでミナモは投手を田中真矢にスイッチ。この継投が成功し、戸田中央の先制の芽を摘んだ田中は打撃の援護を待った。 初勝利に執念を燃やすミナモだったが、試合が動いたのは4回裏の戸田中央。1死から8番・三輪玲奈が左前安打で出塁すると、続く1番・中川彩音が中越の2点本塁打を放ち先制点を奪った。ここでミナモは三堀茉莉亜をマウンドに送る継投策に出たが、5回裏に戸田中央の打線が一気に火を噴く。 先頭のジェーキッシュと今田まなの連続安打も、三堀が踏ん張り2死まで漕ぎつけると、ミナモはサム・ショウをマウンドに送る継投策に出た。ここまで功を奏した継投策だったが、死球で2死満塁とした場面で2番の鈴木鮎美が左越に満塁本塁打を放ち一気に4点を追加。スタンドが歓喜に沸く中、続く3番・山口みどりもアベック弾となるソロ本塁打を右越えに撃ち込んでダメ押しの5点目を挙げた。 食らいつくミナモは7回表、2番・鈴村二千花がチーム初安打となる二塁打を放つも得点には至らず。2死から戸田中央は湯田結那と千葉風子の注目バッテリーに交代すると、最後の打者を三振に抑えて試合終了。開幕から怒涛の6連勝を挙げた戸田中央は、鈴木鮎美が第2打席目に放った安打でリーグ通算200本安打の記録達成にも華を添える首位堅持で第3節を終えた。-JDリーグ試合結果へ
- ソフトボール4月26日の結果(日本精工2-1東海理化) 今シーズン2戦目となる東海理化チェリーブロッサムズと、日本精工ブレイブベアリーズの一戦。先に試合を動かしたのは守備でピンチを切り抜けた日本精工の3回裏の攻撃。 弓納持あみの安打から2死二塁と得点圏に走者を進め、5番・岡本采子が放った打球は左中間を襲った。強風に煽られたこの打球に、中堅手・吉田菜々が追いつきグラブを出すもボールがグラブを弾き、日本精工が待望の先制点を挙げる。 リードした日本精工は4回、先発のカーリー・フーバーから継投で鈴木りりかをマウンドに送ると東海理化が反撃。先頭・繁田幸奈が三塁打を放ち、無死三塁と同点のチャンスを作ると、続く宇田朱里が左翼へ適時打を放ち同点に追いついた。 しかし、緩急を使った投球でこれ以上の追加点を許さない鈴木。1失点で踏ん張り続ける東海理化の先発・藤本捺希が互いに流れを譲らない力投を見せて緊迫した投手戦を繰り広げる。 日本精工は5回表から抑え投手として小栗已緒乃を送るも、6回表に東海理化の繁田が安打で出塁。勝ち越しを狙う盗塁を試みたが、日本精工の捕手・桒原伊代がここで繁田の盗塁を阻止して無得点。両者一歩も譲らない展開が終盤まで続いた。 投手戦の緊迫した展開の結末は、7回表の東海理化の攻撃を切り抜けた日本精工が、一球勝負で試合を決着させることとなる。 日本精工の吉田樹理が放った打球が左翼に上がると、打球はそのままフェンスを越える値千金の本塁打に。日本精工が劇的なサヨナラ本塁打で勝利を掴み幕を閉じた。-JDリーグ試合結果へ
- ソフトボール4月26日の結果(豊田織機7-1SHIONOGI) 初回から攻撃的なSHIONOGIレインボーストークス。先頭打者・中村みなみが安打を放ち、守備がもたつく間に一気に二塁へ進んだ。そして2番・小林美咲の二塁適時打で先制する。その後もピンチは続いたが、豊田自動織機シャイニングベガは追加点を許さず。 その裏、すぐに先頭・竹中真海が出塁、不正投球で無死二塁。犠打で1死三塁となり3番・須藤志歩の二塁適時打で同点、更に4番のマケナ・スミスの適時打で逆転に成功した。2死満塁の場面で捕手が後逸している間に三塁走者が本塁へ進み3‐1とリードを広げた。 2回表のSHIONOGI、出塁して反撃に転じたいところだがダラス・エスコベドの好投と二塁手・須藤が二遊間直飛を飛びつく好守備で追加点ならず。すると3回裏、豊田織機は佐藤友香の適時打と、池上桃花が逆風を突き破る2点本塁打でさらにリードを広げる。 4回裏、SHIONOGIは新人・中邨花菜に継投し4、5回と織機打線を無得点しっかり抑え役割を果たし味方の援護を待つ。 しかし6回裏、豊田織機が途中出場の新人・田村涼のダメ押しとなるソロ本塁打を放ち勝負あり。地元大会で嬉しい3勝目を挙げた豊田織機ナインは、ファンに笑顔を届けた。-JDリーグ試合結果へ
- ソフトボール4月26日の結果(ホンダ3×-2デンソー) デンソーブライトペガサスの遠藤杏樺と、ホンダリヴェルタのアリー・カーダが先発マウンドに上がったこの試合。ホンダは2回裏、無死から6番・秋豆朱音が四球で出塁すると、犠打で1死二塁と得点圏に走者を進める。その後2死から四球で一、二塁と塁を埋めた後、1番・大川茉由の右翼への適時打で1点を先制した。 対するデンソー3回表、先頭・清瀬紗良羅が一塁強襲安打で出塁し、すかさず盗塁に成功。その後内野ゴロで進塁し、1死三塁と得点のチャンスを作り2番のミア・デービットソンに期待をかけた。期待に応えたいミアは、鋭いスイングで打った瞬間それと分かる左越の逆転2点本塁打を放ち、デンソーに勢いをもたらした。 5回裏、1点を守りたいデンソーは投手をルーキーの飯島綾香に継投して逃げ切る体制に出る。しかし、ホンダは1番・大川が中前安打で出塁すると、犠打と内野ゴロで2死三塁とデンソー内野陣にプレッシャーをかけた。ここでデンソーはアラナ・バウターをマウンドに送ったが、ホンダの4番・山口未葵が執念の内野安打を放ち同点に追い付く。 バウター、カーダの投げ合いで勝ち越し点を許さない両チームの決着は無死二塁から始まる延長タイブレークへ。先攻のデンソーは犠打で走者を三塁に進めた後、3番・白石望美の四球と盗塁で1死二、三塁と得点のチャンスを作るも無得点。 すると後攻のホンダは、無死二塁から犠打で走者を進めると、5番・川畑瞳が投手のグラブを弾く強烈な打球を放った。これが投手強襲の内野安打となり、その間に走者が生還。チャンスを逃さなかったホンダが、サヨナラで勝利を収め4連勝を掴んだ。-JDリーグ試合結果へ
- ソフトボール4月26日の結果(太陽誘電6×-5ミナモ) 劇的な幕切れとなったこの試合は初回、太陽誘電ソルフィーユの仕掛けから始まった。 大垣ミナモの先発・田中真矢から、2番・横山木葉が左前安打で出塁すると、4番・橋本芽衣も内野安打で続いて2死一、三塁と先制のチャンスを迎える。この場面で、5番・高橋舞里、6番・須田真琴が連続で四球を選び、押し出しで1点を挙げた。 このピンチにミナモは早くも投手を三堀茉莉亜にスイッチ。この早めの継投が功を奏し、三堀が後続をしっかり抑えて最少失点でこの回を乗り切る。 すると3回表、今度はミナモにチャンスが巡る。この回の先頭の戸田陽菜が四球で出塁すると、9番・古庄未久、1番・瀬戸口梨乃の連続安打で1死満塁と太陽誘電の先発・曽根はんなを攻め込んだ。 ここで2番・鈴村二千花が四球を選び、ミナモも押し出しで1点を挙げて同点に追いつくと、さらに2死から4番・岩月優衣に右越満塁本塁打が飛び出して逆転。主砲の一発でこの回一気に5-1とミナモが大きくリードを広げた。 追う太陽誘電は4回表、投手を辻奈奈にスイッチして守備からリズムを作るとその裏、この回の先頭・西山しずくが左前安打で出塁して太陽誘電が反撃を開始する。 9番・茂呂鈴音の中前安打、1番・小松優月の四球で太陽誘電が満塁とチャンスを再び作ると、2番・横山の犠飛で1点を返し3点差に詰め寄った。 同点に追い付きたい終盤の6回、太陽誘電は上原理瑛をマウンドに送りミナモ打線を封じる継投策で、勝利への執念を見せる。するとその裏に打線が奮起した太陽誘電は、四球と1番・小松の右越二塁打で無死二、三塁とこの試合最大の見せ場を作る。 打線が上位に回り、2番・横山が内野ゴロで三塁走者を本塁に迎え入れると、続く3番・上林藍子が初球を一閃。打球はベンチの祈りと共に左翼越えとなる同点の2点本塁打となり、太陽誘電が終盤でついに5-5の同点に追いついた。 マウンドにサム・ショウを送り、流れを引き戻そうとしたミナモ。内野安打と四球で逆転の走者を得点圏に送る太陽誘電の粘る打線に得点を許さず最終回の攻防に移る。 しかし勢い勝る太陽誘電は7回裏、先頭・向山乙葉が四球で出塁すると、途中出場の渡辺己湖、1番・小松の連続安打で無死満塁とサヨナラのチャンスを作る。ここで打席に入った2番・横山が鋭い打球を放つとボールは三遊間を抜けて三塁走者が生還。終盤に打線が粘りを見せた太陽誘電が劇的なサヨナラで勝利を収めた。-JDリーグ試合結果へ
- ソフトボール4月26日の結果(トヨタ3-2タカギ) 開幕戦カードの再戦は、前回敗れたタカギ北九州ウォーターウェーブが試合の主導権を握る展開となった。 初回、タカギ北九州は四球の山根悠夏を塁に置き、2死から兼平真咲が中前適時打を放ち1点を先制。4回にも、兼平がソロ本塁打を放つ活躍を見せたタカギ北九州が、前節からの良い流れそのままに2点のリードを奪い前年王者のトヨタレッドテリアーズにプレッシャーを与える。 タカギ北九州の先発・鹿野愛音は、トヨタ打線を相手に3回まで2安打に抑える好投。対するトヨタは5回裏、エースのメーガン・ファライモをマウンドに送り、反撃に向けてタカギ北九州の勢いを抑えに掛かった。この起用に応え、ファライモはテンポ良くタカギ北九州打線を抑えて味方の反撃を待った。 試合が再び動いたのはその5回裏、ファライモの好投に勢いを得たトヨタの攻撃だった。島仲湊愛が四球で出塁し、盗塁と内野ゴロで1死三塁とすると、小林楓が飛距離十分の犠飛を放ち、トヨタが1点を返す。 6回裏、今度はタカギ北九州が上村紗輝をマウンドに送り、トヨタの勢いを抑えにかかるがその直後、1死から藤家菜々子が左中間へ特大の同点本塁打を放ち、王者・トヨタが終盤で試合を振り出しに戻した。 勝ち越し点を巡る攻防は7回表、再びリードを奪いたいタカギ北九州打線をファライモが気迫のこもった投球で三者連続三振に斬って取る。この力投に応えたいトヨタはその裏、先頭・石川恭子の安打をきっかけに四球を絡めて塁を埋めると、タカギ北九州も鹿野を再びマウンドに送り必死の防戦。 続く山田柚葵に対して故意四球で満塁策を取ったタカギ北九州だったが、ここで打席に入った主将・鎌田優希がさすがの勝負強さを見せて初球をきっちり外野に運ぶ。この飛球で三塁走者が本塁に還りトヨタが土壇場でタカギ北九州を振り切り勝利を飾った。-JDリーグ試合結果へ
- ソフトボール4月26日の結果(伊予銀行7-3NEC) 前節、良い流れで今シーズン初勝利を挙げたチーム同士の対戦は、チームの柱・大塲亜莉菜(NEC)と庄司奈々(伊予銀行)が先発のマウンドに登る。エース同士の投げ合いの勝敗を分けたのは、新ヒロインたちの活躍だった。 伊予銀行は初回、1死から2番・瀧川愛海、3番竹光久莉寿の連続安打で先制のチャンスを作ると、2死から5番・高田明日花が左越に走者一掃の適時二塁打を放ち先制する。さらに平岡花、安川裕美が安打と四球でさらに2死満塁と攻め立てると、前の試合からスタメンに入る8番・庄村瑠衣が右越に走者一掃の適時三塁打を放ち一挙5点。伊予銀行が試合の主導権をいきなり握る展開となった。 追い付きたいNECはその裏、2死から長井美侑にチーム初安打が出るも、伊予銀行・庄司が持ち味のストライク先行投球で得点を与えず。その後立ち直った大塲とのテンポ良い投手戦を演じる。 投手戦の膠着状態を先に破ったのは3回の伊予銀行だった。安打と四球で1死満塁と得点のチャンスを作ると、齋藤明日加が右中間を破る長打を放つ。一塁走者はNECの素早いカットプレーで本塁阻止となったが、この回2点を追加して有利に試合を進めていく。しかしその裏、追うNECは1死から1番の柴田日菜乃が二塁打で出塁すると、続く辻野こころが右前に適時打を放ち追いすがる。 4回から横谷瑞希∸長井のバッテリーにスイッチしたNECと、庄司から須永小晴、小泉夢乃と繋ぎ、反撃の目を摘む伊予銀行投手陣の投げ合いは、NECが1点を返しただけの緊迫した展開に。 7回裏、粘るNECは先頭・長井の四球を契機に、2死から諏訪が左前適時打を放って一矢報いるも、伊予銀行が初回の集中打で得たモメンタムを最後まで渡さずに快勝した。-JDリーグ試合結果へ
- ソフトボール4月26日の結果(SGH3-0日立) 超強力打線が自慢のチーム同士が激突した交流戦は、打撃戦の予想に反し投手陣の好投が光る一戦となった。 SGH・キャスリン・サンダーコック、日立・坂本実桜とエースが先発した試合は、初回に両チームともに2死から走者を出すが得点ならず。 試合は2回表、キャスリンが三者凡退で日立打線を抑えた直後に動いた。2回裏1死から森田あさひがチーム初安打を放つと、エリカ・ピアンカステリも四球で出塁。このチャンスに、8番・川原千賢が緩い球を上手く捉えて右前に適時打を放つと、続く山本星も右翼に犠飛を放ってSGHが2点を先制した。 3回も三者凡退に抑えたキャスリンに対し、日立はエース・坂本からルーキーで開幕戦完封勝利を挙げた奥野心をマウンドに送る。その代わり端を攻めて、2死一、三塁としたSGHは、木下華恋が投手の頭を越える高い打球の内野安打を放ち貴重な追加点を挙げる。 さらにギアが上がるキャスリンの投球に、日立の強力打線は5回2死から代打・小島あみがチーム2本目の安打を左前に放つが、代打攻勢の保谷蓮もキャスリンのドロップを捉えきれない。これ以上離されまいと、日立は5回からクローザー・長谷川鈴夏を投入。三者凡退で流れを掴みたいところだったが、キャスリンも譲らず後半は緊迫した投手戦となった。 最終回、日立は一発のある山内早織、デジャ・ムリポラ、杉本梨緒を三者凡退で打ち取ったキャスリンが、散発2安打の完封でSGHの連敗を3で止めた。-JDリーグ試合結果へ
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