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ゲームレポート

デンソーvsビック 上野由岐子が251勝目-Journal-ONE撮影
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5月10日の結果(ビック3‐2デンソー)

未明からの激しい雨の影響で、2時間遅れで始まった等々力ラウンドの第1試合。ひんやりとした曇天の空気を切り裂く、緊張感ある投手戦が展開された。

ビックカメラ高崎ビークイーンは初回、制球に苦しむデンソーブライトペガサス先発の遠藤杏樺から俊足の1、2番コンビ、川村莉沙と藤本麗が四球で出塁する。しかし、この遠藤の不安定な立ち上がりを救ったのは、捕手の椋梨凛花だった。川村、藤本が連続して試みた二つの盗塁を立て続けに刺殺し、三者凡退で初回を切り抜ける。

対するビックカメラ高崎先発の濱村ゆかりは、初回からMAX114km/hの速球を繰り出し、二者連続三振を奪うなど三者凡退と上々の立ち上がりを見せる。

ビックカメラ高崎は続く2回表にも、先頭の内藤実穂が四球を選ぶと、続く藤田倭も左前安打で出塁して遠藤を攻め立てる。犠打で1死二、三塁とピンチを背負うも遠藤が踏ん張り切ると、試合は一気に白熱した投手戦となっていった。

両チーム無得点で迎えた5回裏、先に動いたのはビックカメラ高崎だった。ここまで好投の濱村に代わり世界のエース・上野由岐子をマウンドに送ると、二者連続三振から始まる完璧な立ち上がりで試合の流れを掴む。

延長が見えてきた7回表、ビックカメラ高崎はこの回先頭の炭谷遥香が安打で出塁すると、代打・秦瑳桜と市口侑果が連続四死球で1死満塁と先制のチャンス。ここまでマウンドを守り続けた遠藤、2死満塁フルカウントから投じた渾身の勝負球は、藤本のユニフォームを擦る痛恨の押し出し死球に。ビックカメラ高崎が土壇場で遂に1点を先制した。

先制点をもらった上野は7回裏、3番から始まるデンソー打線を連続三振に切って取ると、5番・猿田麻実を0-2も追い込む。これで勝負あったかと思われたインサイドへの直球を振りぬいた猿田の打球は高々と舞い上がり、左翼ポール際に飛び込む起死回生の同点ソロ本塁打で息を吹き返したデンソー。

試合を振り出しに戻した直後、代打・榊原深那の四球、川口茉菜の右前安打で2死一、二塁と一気にサヨナラの場面を作り出す。しかし、ここは上野が115km/hの速球とチェンジアップのコンビネーションで三振に切って取りピンチを脱した。

延長タイブレークは8回を互いに無得点で終え、迎えた無死二、三塁から始まる9回のタイブレークで決着した。ビックカメラ高崎は、先頭の我妻悠香が高いバウンドのゴロを狙ったスイングで、三塁手・白石望美のグラブの上を抜ける左前適時打を放つと、花浦ひかりのスクイズも決まってここまで一人で投げ抜いた好投の遠藤から2点を挙げる。

同じく無死二、三塁でサヨナラを狙ったデンソーの攻撃を、内野ゴロの間の一失点に抑えた上野。最後は渾身の直球で見逃し三振に抑えると、ほっとした表情で殊勲打の我妻とハイタッチを交わした。-JDリーグ試合結果へ

アクセス

等々力球場

  • 住所
    〒211-0052 神奈川県川崎市中原区等々力1-1
  • TEL
    044-738-1521
  • アクセス
    JR・東急武蔵小杉駅より徒歩20分、武蔵中原駅・新丸子駅から徒歩15分
    東急バス「市営等々力グランド入口」下車、川崎市バス「とどろきアリーナ前」下車
  • その他
    駐車場有。Jリーグ等開催時は関係者専用駐車場となりますので、前日の17時から開催日当日までは一般の方のご利用はできません。
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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