伏見稲荷大社
伏見稲荷大社は、京都市伏見区に位置する日本で最も有名な神社の一つで、全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮です。この神社は、商売繁盛、五穀豊穣、家内安全などのご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れます。特に、無数の赤い鳥居が連なる「千本鳥居」で知られ、国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです。
伏見稲荷大社の創建は711年(和銅4年)に遡ります。創建当初は、稲荷山の三ヶ峰に祀られ、後に現在の場所に移されました。稲荷信仰は、稲作を中心とした農業の神として始まりましたが、時代とともに商業の神としても広く信仰されるようになりました。
伏見稲荷大社の主祭神は宇迦之御魂大神で、他に佐田彦大神、大宮能売大神、田中大神、四大神が祀られています。これらの神々は、農業、商業、家庭の守護神として信仰されています。
千本鳥居: 伏見稲荷大社の最も有名な見どころは、千本鳥居です。境内から稲荷山の頂上に至るまで、無数の朱塗りの鳥居が連なっており、この光景は非常に壮観です。鳥居は、参拝者や企業が奉納したもので、それぞれに奉納者の名前が書かれています。鳥居のトンネルを歩くと、まるで異世界に入ったかのような感覚を味わえます。
本殿: 本殿は、伏見稲荷大社の中心的な建物で、重要文化財に指定されています。華やかな装飾が施された本殿は、神社建築の美しさを感じることができます。
奥社奉拝所: 千本鳥居を進んだ先にある奥社奉拝所は、多くの参拝者が訪れる場所です。ここには、「おもかる石」と呼ばれる石があり、願い事を心に念じて石を持ち上げ、その重さで願いが叶うかどうかを占うことができます。
稲荷山: 伏見稲荷大社の境内は広大で、稲荷山全体が信仰の対象となっています。山頂までのハイキングコースは約4キロメートルあり、途中には様々な小社や祠が点在しています。山頂からは京都市内を一望することができ、自然の中での参拝を楽しむことができます。
伏見稲荷大社では、年間を通じて様々な祭りや行事が行われます。特に有名なのは、毎年1月に行われる「初詣」や、2月の「初午祭(はつうまさい)」です。初午祭は、稲荷信仰の起源を祝う祭りで、多くの参拝者が訪れます。
スポット基本情報
スポット情報
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住所京都府京都市伏見区深草藪之内町68
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TEL075-641-7331
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アクセス東海道新幹線 京都駅 - JR奈良線 - 稲荷駅 - 徒歩5分
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その他
- 取材・文:
- Journal ONE( 編集部 )