東大阪花園ラグビー場の特徴・魅力

東大阪花園ラグビー場はラグビーの聖地と呼ばれる日本を代表するスタジアムだ。
全国高校ラグビー大会の伝統会場として約100年の歴史を持ち、数え切れない名勝負を生み出してきた。しかも日本初のラグビー専用スタジアムであり、2019年のラグビーワールドカップ日本大会の開催地としても世界中から注目を集めた。こうして伝統と最新設備が融合した施設は、ラグビーファンの心を掴んで離さない。

東大阪花園ラグビー場の特徴

1929年11月22日に開場した日本初のラグビー専用スタジアムである。東大阪市花園中央公園内に位置し、現在はジャパンラグビーリーグワンのクボタスピアーズ船橋・東京ベイと花園近鉄ライナーズのホームグラウンドとして使用されている。そして2018～2019年の大規模改修でナイター照明（1,500ルクス以上）、710インチ大型ビジョン、屋根付きメインスタンドが整備された。フィールドは国際規格（100m×70m）の天然芝で排水設備も強化済みだ。収容人員は26,544人。さらに併設のラグビーミュージアムでは歴史を体感できる。

東大阪花園ラグビー場の魅力

最大の魅力は圧倒的な歴史と伝統だ。毎年12月27日～1月7日に開催される全国高等学校ラグビーフットボール大会（花園大会）は日本ラグビーの象徴である。一方で改修後は屋根付き席やバリアフリー対応が充実し、快適な観戦環境が整った。加えて花園中央公園内の立地により試合前後の散策も楽しめる。まさに一度は訪れたい、魂を揺さぶる聖地である。

東大阪花園ラグビー場へのアクセス

公共交通機関の利便性が非常に高い。

• 近鉄奈良線「東花園駅」下車　徒歩約8～12分
• 近鉄けいはんな線「吉田駅」下車　徒歩約15～20分

車利用の場合は花園中央公園内に有料駐車場（約800台）があるが、大会開催日やリーグワン試合日は早朝から満車になるため公共交通機関の利用を強く推奨する。高速道路からは阪神高速13号東大阪線「水走IC」または「荒本IC」で約10～15分だ。

東大阪花園ラグビー場の施設概要

住所：大阪府東大阪市松原南1-1-1　指定管理者：東大阪花園活性化マネジメント共同体（HOS株式会社など）

収容人員

26,544人（座席数ベース／うち屋根付き約16,000席）

グラウンド

第1グラウンド（メイン）：100m×70m　天然芝　また第2グラウンド・第3グラウンド（トライスタジアム）も併設

主な設備

• 大型ビジョン（710インチLED）
• ナイター照明（平均1,500ルクス以上）
• 場内無料Wi-Fi
• ラグビーミュージアム
• バリアフリー対応（エレベーター・車いす席完備）
• 医療室・AED常設

開場時間（目安）

• 試合・イベント開催日：開門は通常キックオフ3時間前
• 練習利用可能日：7:00～21:00（季節により変動あり）
• 最新情報は公式サイトで確認のこと

座席表

公式サイトでインタラクティブ座席表を公開中。メインスタンドはA～Zブロック、そしてバックスタンド・ゴール裏を含めて視界良好な設計となっている。

問い合わせ先

TEL：072-961-3668　FAX：072-961-3661

利用案内（練習・貸切利用の場合）

練習チームやイベント主催者向けに柔軟な貸出を行っている。ただし事前予約が必須だ。

予約方法

東大阪市公共施設予約システム（オーパス）または電話で予約する。繁忙期は早めの連絡が賢明だ。

利用料金（2025年度参考）

第1グラウンド：1時間あたり約3～5万円（照明使用は別途追加料金）　詳細は公式サイトまたは電話で確認のこと。

注意事項

• 芝生保護のため指定スパイク以外は使用禁止
• ゴミはすべて持ち帰り
• ペット同伴不可（盲導犬等を除く）
• 場内は全面禁煙（指定喫煙所のみ可）

東大阪花園ラグビー場の近隣スポット情報

花園中央公園内には野球場（花園球場）、テニスコート、多目的広場が隣接している。

一方東花園駅周辺にはラグビー関連グッズショップや飲食店が立ち並び、「ラグビーの街」の雰囲気を満喫できる。たとえば地元で愛される和菓子店「菓心庵絹屋」では、花園名物の「花ラグ饅頭」を味わえる。創業36年のパン屋「チェリーストーン」は黒カレーパンなどのユニークなメニューが人気だ。またお好み焼き・たこ焼きの名店「春美」はラグビー場から徒歩1分の住宅街にあり、40年以上の歴史を誇る。こうして試合観戦と合わせて一日中楽しめるエリアとなっている。