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観光スポット
東明山 興福寺
長崎三福寺の一つ、興福寺。地元では "あか寺"として呼び親しまれる。1620年に建立、火災や戦禍の影響を受けるたび再建され、現在では中国の建築様式を伝える日本最古の唐寺となった。
毎年6月頃、参道には100種類以上のアジサイの鉢が見頃を迎える。中央にあるソテツの木は樹齢400年。落果したソテツの実は恋愛成就のお守りとされるという。
長崎一の大きさを誇る総朱丹塗りの山門を入ると、参道左手前には鐘鼓楼、その後ろに媽祖堂と本堂にあたる大雄宝殿が静かに佇んでいる。
参道を前へ進むと奥突き当りに見えるのは左右に丸窓を配した三江会所門。又、その左には日本三聖堂のひとつ中島聖堂遺構大学門がある。
鐘鼓楼は階下は禅堂であり、上階には梵鐘が吊り下げられていた頃の面影が残る。媽祖堂には漁業や航海の安全を見守る女神が祀られている。
本堂の大雄宝殿(国指定重要文化財)に入ると、頭上には日本最大のランタン瑠璃燈が掛けられ、前方中央には釈迦如来座像、左右には準提観音菩薩と地蔵王菩薩が祀られている。周囲の柱や梁は、人物や鳥獣、花が彫られており、氷裂式組子の丸窓、アーチ型の黄檗天井など中国南方建築の様式を目にすることができる。
スポット基本情報
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スポット情報
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住所長崎県長崎市寺町4-32
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TEL095-822-1076
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アクセス長崎駅 - 長崎電気軌道(路面電車) - 蛍茶屋行 4分 - 公会堂前下車 - 徒歩約 8分
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その他【営業時間】07:00~17:00 【定休日】無休 【その他】 駐車場あり(無料)3台
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- 取材・文:
- Journal ONE( 編集部 )
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