ポテンシャルの高い韓国代表の選手たち。その指示に応えようと黒木投手に挑みますが、チュ・ヒョジュ選手、チャン・セジン選手、イ・ポヒョン選手の上位打線を三者三振に切って取った黒木投手。JDリーグ2024スローガン “推しのソ” 50人に選ばれたその実力を存分に見せてくれました。
雨中の終盤に意地を見せる
韓国代表は、5回から杭州アジア大会出場経験を持つパク・ミンギョン(PARK MINKYOUNG)投手[#38]、イム・グムヒ(LIM GEUMHEE)投手[#10]と来日した全ての投手を登板させます。
流れを引き寄せたい韓国代表でしたが、火の付いたヴェールズ打線は、四球を足がかりに連打で得点を重ねていきます。
今シーズン中継ぎとして貴重な役割を果たしている小泉 夢乃投手が、5回を三者三振に抑える好投を見せますが、雨が激しくなってきた6回にようやく韓国代表が反撃に転じました。
先頭のキム・ダヴォン選手がチーム初安打となるショートへの内野安打を放つと、代走に起用されたチョン·ヨンウ(JEONG YEONWOO)選手が盗塁を決めます!
得点のチャンスに韓国代表のベンチは盛り上がりを見せますが、好調・小泉投手がそれを許しません。イ・ギョンミン選手に続き、代打で登場したチーム最年少・19歳のイ·ソユン(LEE SEOYUN)選手、チュ・ヒョジュ選手を抑えてピンチを切り抜けました。
いよいよ最終回。ヴェールズのマウンドに上がったのは、チームの精神的支柱・庄司 奈々投手。今シーズン好調なヴェールズのエースに対し、韓国代表が意地を見せます。
先頭のチャン・セジン選手がレフトへ綺麗な流し打ちを見せて出塁すると、1死後に打席に入ったチェ・ガヒョン選手が左中間に鋭い打球を放ちました!
三塁コーチャーズボックスの久門監督が右腕をぐるぐる回す中、笑顔でホームを駆け抜けた選手を笑顔で出迎えるベンチの選手たち。点差は離れても、最後まで1点にこだわった韓国代表選手たちの全力プレーにスタンドからは大きな拍手が送られました。
恵みの雨? 合同練習での交流で深まる絆
結局、この試合を終えた時点で雨が激しくなり、午後からの親善試合第2ラウンドは中止となってしまいました。
この事態に備えていたヴェールズは、午後の試合を室内での合同練習に切り替え。県内屈指の室内練習施設である “西条市屋内運動場ビバ・スポルティアSAIJO” を抑えていたのです。
車で1時間弱となる移動時間を加味し、お弁当を車内で食べられるよう手配も整えるヴェールズのスタッフ。JDリーグでも年に何回か遭遇する雨にも迅速に対応している “支えるひと” の万全なサポートで、有意義な強化合宿を提供してくれました。