アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

力投を見せる日本精工ブレイブベアリーズの後藤明日香投手。ジャーナルワン撮影
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残り2節にかける思い

女子ソフトボール “ニトリJDリーグ” の2024レギュラーシーズンは残すところあと2節。東地区、西地区に分かれて順位を競うリーグ戦を終えると、日本一決定戦(ダイヤモンドシリーズ)での勝利を目指すポストシーズンに突入していく。

JDリーグのポストシーズンに出場できるチームは全部で7チーム。リーグ戦を制した東西のチャンピオンが待つダイヤモンドシリーズ準決勝に進出するため、プレーオフ1stラウンドを勝ち上がったチームと、待ち受ける3チームで1試合限りの緊張感あるダイヤモンドシリーズ出場決定戦(プレーオフ2ndラウンド)を行う。

刈谷ラウンドで開催された第12節。第1試合では、3年連続のプレーオフ進出を目指す “SGホールディングスギャラクシースターズ” が登場。既に西地区では圧倒的な強さで “トヨタレッドテリアーズ” が優勝を飾ったものの、壮絶な2位争いを演じているSGホールディングスは、同地区の打率ベスト5に5人(同率を含む)、本塁打と打点のベスト5にもそれぞれ3人の選手が名前を連ねる「超銀河系打線」を中心にここまで2位を死守している。

ソフトボール JDリーグ | NSK vs SGH 超銀河系打線が自慢のSGホールディングス-JournalーONE撮影

超銀河系打線が自慢のSGホールディングス-JournalーONE撮影

対するは、”日本精工ブレイブベアリーズ” 。既にプレーオフ進出の望みは絶たれたものの、来シーズンの飛躍を誓い高いモチベーションを維持してリーグ戦を戦っている。エースに成長した “推しのソ後藤 明日香投手を中心に、新人選手を含めた若い選手たちが次々に活躍する姿は、来るオリンピック・ロサンゼルス大会での3大会連続金メダル獲得を目指す、日本女子ソフトボール界の未来を明るく照らしている。

ソフトボール JDリーグ | NSK vs SGH 守備範囲が広い日本精工の外野陣-JournalーONE撮影

守備範囲が広い日本精工の外野陣-JournalーONE撮影

世界の代表選手に立ち向かう

戦前の予想通り先発した、日本精工のエース 後藤投手。立ち上がりから世界の代表選手たちを相手に丁寧な投球を見せる。

SGホールディングスの核弾頭・中川 彩音選手は、押しも押されぬ日本代表のリードオフマンとしてこの夏にイタリアで開催された ”第17回WBSC女子ソフトボール・ワールドカップ・ファイナルステージ2024” での金メダル獲得に貢献した。

JournalーONE | 日米対抗ソフトボール2024の第1戦でサヨナラのホームを踏んだ中川彩音(SGH)と喜ぶ川畑瞳(デンソー)-Jouurnal-ONE撮影

日本代表で活躍する中川彩音(右・SGH)-Jouurnal-ONE撮影

現在、打率.353(西地区首位)、6本塁打(同2位)、12打点(同8位)と抜群の成績を誇る中川選手が、いきなりライトフェンスに向かう痛烈な打球を放つも、フェンス手前で広い守備範囲が魅力の “推しのソ弓納持 あみ選手が好捕して1死。

続く2番のイタリア代表・Erika Piancastelli(エリカ・ピアンカステリ)選手、4番のオーストラリア代表・Stacey Porter(ステーシー・ポーター)選手を四球で歩かせ、2死一、三塁のピンチを招いた後藤投手。

しかし、リズムを崩さずコースに丁寧に投げ込む後藤投手は、5番・森田あさひ選手を二ゴロに切って獲り、初回から襲いかかるリーグ屈指の「超銀河系打線」をしっかり抑えてゾーンに入っていく。

力投を見せる日本精工ブレイブベアリーズの後藤明日香投手。ジャーナルワン撮影

8回完投の力投を見せた後藤明日香(日本精工)-JournalーONE撮影

アメリカ代表の若きエースも躍動

対するSGホールディングスの先発は後藤投手の1歳年下、アメリカ代表として “日米対抗ソフトボール” で来日した経験のあるKathryn Sandercock(キャスリン・サンダーコック)投手。

長身から繰り出される重い速球に鋭く落ちるドロップが持ち味のキャスリン投手は、2回に先頭の5番・小泉 向日葵選手に左前安打を許すものの、2死三塁となった前半唯一のピンチも落ち着いたマウンド捌きで日本精工打線を無得点に抑えていく。

SGホールディングスギャラクシースターズのキャスリン・サンダーコック投手。ジャーナルワン撮影

2失点完投した先発のKathryn Sandercock(SGH)-JournalーONE撮影

パワーと機動力で揺さぶる中盤

両投手の好投で無得点が続く試合展開を打破しようと、SGホールディングスがパワーで得点のチャンスをこじ開ける。

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