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JDリーグ 第13節 本庄ラウンド ホンダリヴェルタvs日立サンディーバ−Journal−ONE
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最終節で決着!東地区壮絶の優勝争い

JDリーグ2024シーズンもついに最終節。どのチームも残り少ない試合にかける思いは強く、プレーや選手同士の声掛けにもいつもとは違う様子が伺える。

そんな中、東地区首位を走るチームが埼玉県本庄市で行われた最終節のグラウンドに姿を現した。

第12節終了時で21勝、2位 “ビックカメラ高崎ビークイーン” 2ゲーム差をつけている “日立サンディーバ” が、本庄ラウンド初戦 “ホンダリヴェルタ” 戦で勝利すれば東地区の優勝が決まる。

JDリーグ 第13節 本庄ラウンド ホンダリヴェルタvs日立サンディーバ−Journal−ONE

ピンクリボン月間でピンクの帽子を着用する選手達−Journal−ONE

レギュラーシーズン最終節までもつれ込んだ激しい首位争い。初優勝がかかる日立の試合を一目見ようと、ビジターラウンドにもかかわらず埼玉県本庄市の “ケイアイスタジアム” に多くの日立ファンが駆けつけた。

ホンダはAlly Cada(アリー・カーダ)投手、推しのソ” 吉田 彩夏選手と大工谷 真波選手。センターラインを構成する主力たちが怪我で戦線離脱する厳しいチーム状態での戦いにはなるが、前節でプレーオフの進出のきっぷを掴んでいるため二週間後の “本番” に備えて大事を取っているようだ。

大一番は電光石火の攻撃で始まる

この試合、ホンダはルーキーながらローテーションを支え続けた新宮 怜美投手、日立は強固な先発陣を牽引している日本代表にも選出された坂本 実桜投手の先発で始まった。

優勝をかけた大一番は予想に反し、初回から首位・日立の猛攻撃で幕を開ける。

1回表、日立は先頭打者の藤森 捺未選手が四球で出塁すると、続く2番・平田 唯花選手がいきなり見せる。1ストライクからの2球目を「後ろに繋ごう。思い切って振っていこうと思った」と話した打球は、左中間を真っ二つに破る二塁打に。一塁走者の藤森選手が一気に三塁を蹴ってホームに生還して先制した。先頭の打者2人による電光石火の先制劇に日立のベンチは盛り上がる。

JDリーグ 第13節 本庄ラウンド ホンダリヴェルタvs日立サンディーバ−Journal−ONE

先制のタイムリーを放った平田選手−Journal-ONE撮影

続く3番・推しのソ” 杉本 梨緒選手は、強攻から一転の犠打を一発で成功させて1死三塁と追加点のチャンスを広げる。ここで打席に入った4番・山内 早織選手が放った打球は犠飛に充分な飛距離でレフトへ飛んで行く。これを、レフトの “推しのソ” 塚本 蛍選手がフェンス手前でバランスを崩し、ゆっくりと三塁走者が生還。坂本投手に嬉しい2点をプレゼントした。

続く2回表にも、日立は1死から8番・ “推しのソ” 唐牛 彩名選手が四球で出塁すると、続く9番・杉浦 穂華選手の犠打で2死二塁と得点圏に走者を進める。打順は1番に戻り、藤森選手が打った打球はライトオーバーの適時三塁打となり、この回も1点を追加。日立の勢いある打撃陣の躍動で、試合の流れを掴んでいった

JDリーグ 第13節 本庄ラウンド ホンダリヴェルタvs日立サンディーバ−Journal−ONE

藤森選手の3ベースヒットで追加点を入れた-Journal-ONE撮影

一発の応酬!追いすがるホンダ、つき放す日立

反撃したいホンダは2回裏、1死から5番・木村 愛選手がライトへ強烈なライナーを放ち反撃の狼煙を上げる。この打球を、前に詰めてきた藤森選手の積極的なディフェンスをかいくぐり外野フェンスに到達。結果、ランニングホームランとなり1点を返した。

JDリーグ 第13節 本庄ラウンド ホンダリヴェルタvs日立サンディーバ−Journal−ONE

木村選手のランニングホームランで反撃開始-Journal-ONE

更に、6番・渡邉 瑞貴選手がカウント1-2と追い込まれながらもしっかりとボールを捕らえると、打球はライトポール際に大きく舞い上がる。これがフェンスの奥へ吸い込まれるソロ本塁打となり、今度はホンダの長打攻勢で1点差まで追いすがる。

しかし日立も3回表、この回の先頭の3番・ 杉本選手が2-1からレフトポール際にお返しとなるソロ本塁打を放ち、ホンダの勢いを抑えにかかった。

JDリーグ 第13節 本庄ラウンド ホンダリヴェルタvs日立サンディーバ−Journal−ONE

杉本選手のソロホームランを笑顔で迎える-Journal-ONE撮影

4回表にも、7番・笠原 朱里選手が放った打球はレフトフェンスへ。この打球をレフトの塚本選手がフェンスにぶつかりながらボールに手を伸ばしたが、僅かに届かずソロ本塁打。日立も長打攻勢で2点を取り返してまたもやホンダとの差を広げることに成功した。

ホンダ再びの反撃に左腕エースが登板

3点差で迎えた4回裏、ホンダは3番・大川 茉由選手が左前安打を放ち無死一塁と再びの反撃。1死後、配球を読んだ大川選手がチェンジアップの投球タイミングを見切って盗塁に成功した。

走塁に定評のある大川選手は、続く木村選手の右飛でも果敢にタッチアップ。これが成功して2死ながら三塁まで到達し、前の打席で本塁打を放っている6番・渡邉選手に期待を寄せた。ホンダのスタンドでは、お馴染みのリズミカルな応援曲で盛り上がる中、渡邉選手が弾き返した中前に抜けるかという打球。

ホンダ応援団が固唾を飲んで打球の行方を見守るも、セカンドの杉本選手が上手くバウンドを合わせて捕球し、ジャンピングスローで一塁刺殺。華麗な守備でピンチを乗り切り、今度は日立のスタンドから大きな歓声が沸き起こった。

チャンス潰えたかに見えたホンダは5回裏、ここでも7番・秋豆 朱音選手がレフトへ打った瞬間それと分かる完璧なソロ本塁打を放ち3点目を返すと、さらに1死二塁とチャンスを広げる。ここで日立の村山監督がベンチを出ると、ピッチャー交代を宣言。キャプテン・坂本投手からバトンを受けたのは、左腕エースの田内 愛絵里投手だった。

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