アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

Journal-ONE 日本スポーツ協会 JSPO 泉正文副会長 と 厚地純夫編集長
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Journal-ONE 日本スポーツ協会 JSPO 泉正文副会長 と 厚地純夫編集長

-私は神奈川県小田原市の出身なんですが、小学生4年生の時にスポーツ少年団が出来て、そこで野球をやっていました。そのスポーツ少年団の全国的なとりまとめがJSPOの大きな事業の柱のひとつであるように、JSPOは私たちの身近なスポーツに関わりの深い組織であります。こういった地域に根ざしたJSPOの役割や目的について、改めてお聞かせ下さい。-

Journal-ONE 日本スポーツ協会 JSPO 泉正文副会長 と 厚地純夫編集長

1911年に国民体育の振興とオリンピック競技大会参加に向けた体制整備のため、JSPOの前身である大日本体育協会が創設されました。現在も生涯にわたってスポーツに親しむ環境づくりと豊かな社会の形成に取り組んでいます。

そのために、JSPOでは、国民体育大会や日本スポーツマスターズなどの大会開催、スポーツ少年団の育成など様々な事業を行っています。これらの事業は、中央競技団体や都道府県体育・スポーツ協会などの124の加盟団体と連携して取り組んでいます。これまでは、スポーツをしたい人たちを主な対象としてきましたが、現在は「する」「みる」「ささえる」という多様なかかわり方ができる環境整備を行っています。

JSPOは2018年4月に「日本体育協会」から「日本スポーツ協会」へ名称を変更しました。これまでは 「体育の中にスポーツがある」 という捉え方でしたが、スポーツは「自発的な運動の楽しみ」であることを念頭に「スポーツという大きな枠組みの中に体育がある」と、体育とスポーツの違いを明確にしました。

また、「国民体育大会」も2024年から「国民スポーツ大会(国スポ)」へ名称が変わります。「国民スポーツ大会」では、アミューズメント要素を取り入れ、「みる人」、「ささえる人」を増やし、これらの人々も楽しめるような大会の仕組みを「JAPAN GAMES」という新しい構想の中で考えています。

なお、このJAPAN GAMESという構想とは、「国民スポーツ大会」、スポーツ少年団の「全国スポーツ少年大会」、シニア世代のスポーツ愛好者を対象にした大会である「日本スポーツマスターズ」の3大会の連携・協働を図り、統一したブランドのもと、時代に即した年代別に切れ目のない仕組みを創り、更なるスポーツ参画人口の拡大を図っていくものです。

Journal-ONE 日本スポーツ協会 JSPO 泉正文副会長 と 厚地純夫編集長

-ちょうどこの時期に、国民体育大会がスポーツ大会に名称が変わるというのも非常に良い機会なのかもしれませんね。-

そうですね。ただ名称が変われば良いという訳ではありませんので、中身も変えていかなければなりません。2024年の佐賀国スポは、そういった意味でも色々な改革が進んでいます。

-改革という意味では今年の “いちご一会とちぎ国体” もコロナ禍で3年ぶりの国体開催になり、さまざまな改革が進んだのではないでしょうか。-

そうですね。コロナ禍での工夫を凝らした3年ぶりの本大会開催は大変感慨深いものがありました。

私自身、過去10年にわたり国民体育大会委員長を務めていたこともあり、国民体育大会には強い思い入れがあります。

国民体育大会は、他の大会とは雰囲気が異なります。特に天皇皇后両陛下にご臨席いただき、開催に尽力した大会関係者をねぎらうお言葉を掛けていただけたことは栃木県の皆さまだけではなく関係者にとってもとても嬉しく、励みになったと思います。

Journal-ONE 日本スポーツ協会 JSPO 泉正文副会長 と 厚地純夫編集長

-私どもはご縁があって成年女子ソフトボールの皆さまをご紹介する機会が多く、今回の“いちご一会とちぎ国体” の取材を通じ、国民体育大会の特別な雰囲気を感じることができました。それは、出場する県の一員として即ち地域との関わりを強く持って臨むところに特別な思いがあるのではないかと感じました。そこで、地域との関わりという部分において、国民体育大会の魅力を改めて教えてください。-

国体の開催主体は、国(文部科学省)とJSPOと開催都道府県の三者共催です。都道府県の予選大会とブロック大会を経て、本戦(本大会)に出場できます。40種目に延べで約30万人の選手たちが大会に参加しています。本大会と冬季に行われる大会を併せて2万6千人、毎年これだけの参加者がいるスポーツ大会は世界の何処を見ても他にはありません。

強化はJOC、普及はJSPOと役割は分かれているのですが。私たちも国民体育大会を通じて日本の競技力向上に大いに貢献しています。

また、国体は開催県のおもてなしが素晴らしいんです。選手や関係者、応援する方々に開催県の文化や食、観光地などを紹介できる機会にもなっています。

そのほかにも、地域の方々と各県の選手・関係者の交流では、過去には一般の方の家に泊まる 「民泊」 の仕組みもあり、地域の方が他県の選手を応援したりして、その後も交流が続くこともありました。スポーツツーリズムに通じる取り組みが継続して行われています。

それでも宿泊施設が足りなかった2002年開催のよさこい高知国体では、大型客船に選手が宿泊したりと様々な工夫をして開催しています。

Journal-ONE 日本スポーツ協会 JSPO 泉正文副会長 と 厚地純夫編集長

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