アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

NMUN 模擬国連世界大会 神戸市外国語大学 -Journal-ONE撮影
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その中で、真剣な眼差しで会議の様子を見守る高校生ふたりにお話を伺うことが出来ました。地元・神戸市立六甲アイランド高等学校 国際人文系2年次生の船引 咲良(さくら)さんと、人文社会系1年次生の山中 佳音(かのん)さんです。

六甲アイランド高校は、今年で開校25年を迎える全日制普通科単位制高校。生徒の皆さんが進路に必要な科目を履修できる単位制という教育システムがとても魅力的です。1年次には基本的に全員同じ教科・科目を学習しますが、2年次より希望進路にあわせ、コースを選択していくとのこと。

国際人文系・人文社会系は、日本と外国の言語や文化に対する関心を深めて、国際社会の中で日本の文化を発信できる人間の育成を目指したコースなんです。

ESSに所属し、オスマン帝国時代のトルコの歴史に魅了され英語で書かれたほとんどの資料を読み込むために英語の勉強に力を入れているという船引さんは、「英語しか聞こえない会場の雰囲気に驚きました。」と、衝撃を受けた感想を話してくれました。「神戸市外国語大学の皆さんが、その環境の中で堂々と英語で議論を繰り広げる姿に、とても感動しました。」と先輩たちへの憧れも口にします。NMUN 模擬国連世界大会 神戸市外国語大学 六甲アイランド高校-Journal-ONE撮影

子どもの頃から英語の勉強をしてきて、お母様が好きな中南米の遺跡を案内しながら一緒に巡るのが夢という山中さんも、「普段、高校の授業で会話している英語力では全く歯が立たない。もっと勉強しなければと思いました。」と数年後に会議に参加していることを想像するかのように話してくれました。NMUN 模擬国連世界大会 神戸市外国語大学 六甲アイランド高校 -Journal-ONE撮影

神戸市外国語大学への進学を希望しているふたり。先輩たちの活躍する様子を見て、その決意は更に高まったという話に、引率の田島 和人教諭も目を細めます。未来を担う素敵なおふたりの笑顔がとても印象的でした。

大会を仕切るのも大学生

セッションが始まり、大会が活気を帯びてきた中にもかかわらず、NMUN神戸大会事務総長であるヒキタ・キーシャ・ロレーヌ・サントーヨさんが独占インタビューに応じてくれました。

午前中のパネルディスカッションでは、ユニクロを展開する株式会社ファーストリテイリング グループ上席執行役員の柳井康治さんとの大会オリジナルTシャツ寄贈セレモニーに登壇し、開会式では多くの聴衆の前で堂々たるスピーチを披露したヒキタさん。NMUN 模擬国連世界大会 神戸市外国語大学 -Journal-ONE撮影

こんな忙しい時にインタビューして大丈夫なんですか?と聞いてみると・・・

「私の主な役割は、神戸市外国語大学内で模擬国連に携わる全ての学生の総括なので、もうお役目はほとんど終わったようなものなんです!」と明るく話すヒキタさん。

「NMUNを開催するにあたり、神戸市外国語大学ではセッションの補佐を担当したり、文化視察の行程を企画したり、高校生の見学ツアーを企画したりとさまざまな役割に応じて委員会が設けられています。その委員会をひとつにまとめていくことが主な仕事なので、会議が始まる前までが大変なんですよ。」と、参加する学生たちをまとめる大変さについて説明してくれました。NMUN 模擬国連世界大会 神戸市外国語大学 -Journal-ONE撮影

「私が2年生の時にコロナ禍で、NMUNの延期が決定しました。運営に携わっていた先輩方は卒業してしまうので自分たちの手でつくりあげることが出来なくなってしまったんです。そこで、これまでの準備を一緒にやってきた当時低学年だった私たちにバトンを引き継いでいただき、本大会を引っ張っていく任に就くことにしたんです。」と、先輩たちの想いを背負った2年前を思い出しながら話します。

「事務総長をさせていただき、委員会に参加する全ての学生と意識をひとつにしていく協調性が育まれたと共に、教育を通じて相手の国の立場を理解してしっかりと相手と向き合う大切さも学びました。」と、NMUNの活動をやり遂げた充実感も教えてくれました。NMUN 模擬国連世界大会 神戸市外国語大学 -Journal-ONE撮影

卒業後はIT企業への就職が決まっているヒキタさん。

「国連の活動に携わっていきたいと思っています。国連の事業にはプライベートセクター(民間企業など)の協力が不可欠です。今回のユニクロさんとの活動を見ていただければ分かると思いますが、世論を動かしていくには国連機関とプライベートセクターの連携が重要となると思います。そういった活動が可能な民間企業で働くことで、いつか国連の活動に携われればなぁと。」と、しっかりとした口調で未来を語るヒキタさんの目の輝きこそが、NMUNが世界中で評価されている理由なんだと改めて感じました。NMUN 模擬国連世界大会 神戸市外国語大学 -Journal-ONE撮影

ヒキタさんとのインタビューが終わって間もなく、1日目のセッションが無事に終わったようです。

インド代表として経済社会理事会のセッションに参加した、Kyle Foiles(カイル・フォイレス)と、国連総会のセッションに参加したGuadalupe Miranda(グアダルーペ・ミランダ)とAngeli Richards(アンジェリー・リチャーズ)が充実した顔で会議場から出てきました。

聞くまでもなく、皆さん充実した1日を振り返って満足そうにセッションの感想を話します。「パートナーが来られなくなり、ひとりでのセッション参加となったけど、事前に一緒に準備した資料を元にして堂々と会議を進めることが出来たよ。」とカイルが話せば、「初日は午後からだけのセッションだったけど、明日は朝からのセッションなので、疲れを癒しながら明日の準備もしなくちゃ。」とアンジェリーのテンションも上がっています。NMUN 模擬国連世界大会 神戸市外国語大学 -Journal-ONE撮影

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