アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

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また、相手が彼を警戒すれば今度はWR陣のマークが手薄になりパスが通りやすくなるという好循環も生まれていました。ボールを持っても持たなくても存在感を発揮したマルコム選手。彼がこの試合のMVPに選ばれたことはまさに順当な結果だったといえるのではないでしょうか。スコアはこれで14-6です。 MVPに選ばれたアイビーリーグ選抜 マルコム選手 -Journal-ONE撮影

「やはりアメリカは強い・・」観衆の多くがそう感じたと思われる矢先、今度は全日本選抜が鮮やかな反撃をみせます。直後の攻撃権で、この日、彼らが勝負所のプレーとして選択していたスクリーンパスを完璧に決め、RBのミッチェル・ビクタージャモー選手(#5 パナソニックインパルス)がTDを取り返します! 

今回の全日本選抜はこのビクタージャモー選手の他にも、試合前のインタビューに応じてくれたジョシュア・コックス選手、ライスボウルMVPのトラショーン・ニクソン(#2 Trashaun Nixon)選手や、サマジー・グラント(#4 Samajie Grant)選手(共に、富士通フロンティアーズ)、ジョン・スタントン(#40 John Stanton)選手(IBMビッグブルー)など多くの外国籍選手たちが日の丸をつけて戦いました。日頃、Xリーグに所属し、日本のフットボールのレベルアップに貢献してくれている選手たちは、この日も期待通りの活躍をみせてくれました。2ポイントコンバージョンは失敗しましたがこれで14-12。アイビーリーグ選抜もすぐにFGで3点を加点して17-12。 

アイビーリーグ選抜が絶対に逆転させまいと突き放しにかかりますが、全日本選抜にあきらめの気配は微塵もありません。今度は本家アメリカのお株を奪うようにランとパスを効果的に組み合わせたロングドライブを展開します。そしてQB高木選手からWRグラント選手へのロングパスで敵陣を一気に切り裂くと、最後はRBニクソン選手が再逆転のタッチダウンを決めます! 全日本選抜 ニクソン選手が再逆転のタッチダウン -Journal-ONE撮影

スペシャルプレーの2ポイントコンバージョンも成功し、最終第4Qを目前にして全日本選抜が20-17とリードを奪い返しました。 

 4Q。泣いても笑ってもこのクォーターで勝者が決まります。アイビーリーグ選抜のプライドと、全日本選抜の意地がぶつかり合います。 

ここでアイビーリーグ選抜がさらにギアをあげていきます。ペンシルベニア大選出トリオのQBグローパー選手、RBマルコム選手、WRのライアン・クラガン(#10 Ryan Cragun)選手の息の合った攻撃にスイッチが入り、リズムに乗ったオフェンスが止まりません。 

今回のアイビーリーグ選抜は、クォータータイムや得点直後など相手が一息つきたくなるタイミングを見逃しません。最後は、グローバー選手が「俺が決める!」と言わんばかりに自らボールをエンドゾーンに持ち運んで再々逆転のTD! アイビーリーグ選抜 クローバー選手が再々逆転のTD -Journal-ONE撮影

これでアイビーリーグ選抜が24-20と4点のリードに変わりました。 

全日本選抜もすぐさまビッグリターンで陣地を挽回し、またしてもRBニクソン選手へのスクリーンパスを決めるなど必死に食い下がります。時間をかけながら敵陣深くに攻め込みますが逆転のタッチダウンを狙った4thダウンギャンブルは惜しくも失敗し、無得点でこの攻撃を終えます。 全日本選抜は、逆転のタッチダウンを狙った4thダウンギャンブルは惜しくも失敗 -Journal-ONE撮影

自陣5yd付近から再び攻撃権を得たアイビーリーグ選抜は、ラン主体のプレー選択で時計の針を前に進めます。ランプレーで少しずつ前進し、確実に攻撃権を更新。全日本選抜に最後まで攻撃権を渡すことなくタイムアップを狙う作戦を遂行します。 試合を見守るアイビーリーグ選抜の選手たち -Journal-ONE撮影

全日本選抜に攻撃権が渡ったのは試合時間残すところ8秒というところでした。全日本選抜が最後のワンプレーをして試合終了。アイビーリーグ選抜24-20全日本選抜。グローバー選手の逆転タッチダウンでモメンタムを握ったアイビーリーグ選抜が、最後の最後までこれを渡さず逃げ切る展開となりました。 試合を見守るアイビーリーグ選抜の選手たち -Journal-ONE撮影

24-20でアイビーリーグが勝利し、笑顔を見せる -Journal-ONE撮影

日本を賞賛するアイビーリーグ選抜

試合終了と同時に。両チームの選手スタッフがフィールド上に駆け寄りお互いの健闘を称え合います。フットボールの国、アメリカの代表としての面子を守ったアイビーリーグ選抜の選手たちが顔をくしゃくしゃにして喜びを爆発させています。 

一方、本気で勝利を狙いましたがあと一歩のところで及ばなかった全日本選抜の選手たちが悔しさをにじませます。選手たちのからだから立ちこめる湯気が、この戦いが真剣勝負であったことを何よりも物語っていました。試合終了後、両チームの選手スタッフがフィールド上に駆け寄りお互いの健闘を称え合う -Journal-ONE撮影

試合を終えて整列するアイビーリーグ選抜と全日本選抜の選手たち -Journal-ONE撮影

 興奮冷めやらぬ選手たちは、勝利者に贈られた記念プレートを持って、それぞれが記念撮影をしています。緊張した面持ちで記者会見に臨んでいたキャプテンのガイドン選手、山梨リニア実験線では興味深そうにリニアの車体を見つめていた、OLのマイケル・フローレス(Micheal Flores)選手、練習中も笑顔でインタビューに応じてくれたTEのジョー・クレーマー(Joe Kramer)選手とルカ・ディレオ(Luca Di Leo)選手のダートマス大選抜メンバー 記念プレートを手に記念撮影するJake Guidone選手、Micheal Flores選手、Joe Kramer選手、Luca Di Leo選手 -Journal-ONE撮影

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