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第24回車いすラグビー日本選手権大会 優勝のFreedom と 準優勝のTOHOKU STORMERSの一戦 -Journal-ONE撮影
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第24回車いすラグビー日本選手権大会 AXE 羽賀選手 -Journal-ONE撮影

この試合、フルタイム出場で獅子奮迅の活躍を見せた、峰島・羽賀両選手を中心にスペースへバスして得点をするシーンに、今度は千葉市内から観戦に来ていた中学生たちから大きな拍手が湧き起こります。

第24回車いすラグビー日本選手権大会 AXE 峰島選手 -Journal-ONE撮影

スペースに入り込んだ山口選手へのパス、ポストプレーでニック選手から峰島選手、峰島選手から羽賀選手とテンポ良いボール回しでOkinawa Hurricanesに食らい付いていきます。

一方のOkinawa Hurricanesは評判通り、ザック選手の強い身体と素早いチェアワーク、巧みなボールさばきであっという間に得点を重ねます。マークが厳しくなると、仲里 進選手や壁谷 知茂選手がフォローに入りミス無く着実に加点していきます。

第24回車いすラグビー日本選手権大会 AXE 対 Okinawa Hurricanesの試合、前半戦は一進一退の攻防 -Journal-ONE撮影一進一退の攻防は、前半を終了して25-27。息つく暇ない試合展開に、固唾を呑んで試合を見つめていた観客の皆さんも、ハーフタイムになった瞬間に大きなため息をついています。

前半からハイペースで飛ばしていたAXEに後半疲れが見えてきたようです。

「勝負所の前半で突き放すことができなかった。」と乗松選手が後に語った様に、徐々にOkinawa Hurricanesに点差を付けられてしまいます。4Q途中でタイムアウトを取り、スタミナのある青木選手を投入して巻き返しを図りますが、47-54で敗れたAXEは1勝1敗で初日を終えることになりました。

第24回車いすラグビー日本選手権大会 AXEは47-54でOkinawa Hurricanesに敗れた -Journal-ONE撮影

第24回車いすラグビー日本選手権大会 AXE 岸選手と Okinawa Hurricanes Zak Madell選手 -Journal-ONE撮影

AXE vs BLITZ(東京)

1勝1敗で迎えた “負けられない” 大会2日目。予選最後の相手はBLITZです。

BLITZもパラリンピアンが在籍する強豪チーム!東京2020銅メダリストの小川 仁士選手、リオ大会・東京2020銅メダリストの島川 慎一選手を中心に、ここまで2連勝と波に乗っています。つい先程の、Okinawa hurricanesとの一戦では、ザック選手と島川選手の迫力満点のマッチアップなど一進一退の白熱ゲームを制したBLITZ。

第24回車いすラグビー日本選手権大会 BLITZは東京2020銅メダリストの小川 仁士選手、リオ大会・東京2020銅メダリストの島川 慎一選手が在籍する強豪チーム -Journal-ONE撮影

第24回車いすラグビー日本選手権大会 Okinawa hurricanes ザック選手とBLITZ 島川選手の迫力満点のマッチアップ -Journal-ONE撮影

AXEが決勝トーナメントに進出するためには、絶対に負けられない戦いとなります。

この試合もフルタイムで獅子奮迅の活躍を見せた峰島選手を中心にBLITZに挑みます。

1Qはお互いのキーマン同士を抑える攻防が続きます。AXEのディフェンスは相手陣内から素早いプレッシャーで島川選手の動きを封じに行きます。一方のBLITZも羽賀選手を徹底マークしてスペースにパスを出させない戦略のようです。

試合開始早々から手に汗握る試合展開は、10-11の僅差であっという間に終わってしまいました。

第24回車いすラグビー日本選手権大会 AXE 対 BLITZの一戦 1Qはお互いのキーマン同士を抑える攻防が続く

続く2Q、パスカットの応酬が続く激しい展開は、徐々にBLITZ優勢の試合展開に。

AXEが得意とするロングパスの攻撃を荒武 優仁選手がパスカットするなど、BLITZが徐々に引き離しに掛かります。

第24回車いすラグビー日本選手権大会 AXE 対 BLITZの一戦 2QはBLITZ優勢の試合展開に19-24で折り返した後半の3Qも、BLITZがロングパスをカットし試合を有利に進めていきます。AXEも攻撃起点となる島川選手にボールが渡る前に激しいディフェンスで応酬しますが、試合巧者のBLITZは中盤の激しいマークで空いたスペースにボールを集めて得点を重ねて8点差まで引き離し、28-36とAXE劣勢で3Qを終えました。

第24回車いすラグビー日本選手権大会 AXE 対 BLITZの一戦を見守るAXEの選手たち

このまま終わるのか?と思った矢先、4QにAXEが猛追を見せます!

BLITZが前半に試合の流れを作った “相手の連携のスキを付いたバスカット” を成功させたAXEは、再びパスの精度も上がって得点を重ねていきます。1Q同様、一進一退の攻防に持ち込んだAXE。試合の流れが徐々に変わり始めたようです。

「最後はAXEのプレッシャーでチームのスタミナが切れてしまった。集中力をもう一度取り戻そうとチームを鼓舞するのに苦労した。」と島川選手が話してくれたように、追いすがるAXEと振り払うBLITZの闘志溢れる攻防に、会場からは再び大きな拍手が湧き起こります。

第24回車いすラグビー日本選手権大会 BLITZ 島川選手 -Journal-ONE撮影

最後まで観客が盛り上がる試合を見せてくれましたが、AXEは45-49で敗れ目標としていた決勝トーナメント進出は果たせませんでした。

予選を振り返って -乗松 隆由選手(AXE)

「Okinawa戦は狙い通りの攻守はできていました。峰島選手と羽賀選手がザック選手を抑えていくという作戦もしっかりできていたのですが、細かいミスで序盤を制することができませんでした。」と試合を終えて語った乗松選手。

「中谷ヘッドコーチの戦術が浸透してきた今年、チーム全体では力が付いてきたと思います。ピリオドのラストゴールを殆ど取れたことなんかはその成果ではないでしょうか。」とチーム力の底上げに手応えを感じた今シーズンを振り返る乗松選手。

第24回車いすラグビー日本選手権大会 AXE 乗松選手 -Journal-ONE撮影その中でも成長著しい青木選手に触れると、「颯志は、SHIBUYA CUPで持ち点が1点上がってしまって本当に大変だったと思います。車いすラグビーって、持ち点が0.5点上がるだけでも相当大変なんです。それが1点も上がったら、僕なんか心が折れてしまうかもしれないのに・・・ 彼は気にせずに日々練習に取り組んでいます。日本代表に選ばれて意識も高くなったんだと思います。」と後輩の奮闘を心強く感じているようです。

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