ラグビー日本代表が札幌に初登場!
“ラグビーワールドカップ2024フランス大会” 開幕まで1か月余りとなったとなった7月22日、史上初のベスト4以上を目指す桜の戦士・BRAVE BLOSSOMS(ブレイブ・ブロッサムズ)が北の大地にやって来ました!
“リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ” は、この日のサモア代表戦を皮切りに、トンガ代表(花園ラグビー場)、フィジー代表(秩父宮ラグビー場)と3週連続で行われる環太平洋地域の国際試合。この後、8月15(火)には、運命のW杯フランス大会登録メンバー33人が発表され、W杯モードは最高潮に達します。
ますます盛り上がりを見せるラグビーW杯イヤーに、地元・北海道で日本代表の国際試合が観戦できるということで、会場となった札幌ドームには試合開始3時間も前からたくさんのファンが詰めかけています!公式スポンサーの ”リポビタンD” を無料で配布し、熱い声援を送るためのチャージができるブースを始め、グルメ王国・北海道ならではの美味しそうな食べ物やスイーツを売っているお店がズラリと並んでいます。
試合前にスタジアムグルメを楽しみ、ビールを片手にラグビーを観戦するといったスタイルもすっかり日本で定着した光景ですね。
札幌市内から観戦に来たご家族、「リーチ先輩を応援に来ました。」という男性は、札幌山の手高校ラグビー部でプレーをしていたラガーマン!「日本代表・リーチ マイケル選手の凱旋試合でもあるこの試合は、是非勝って欲しいですね。」と期待を寄せます。4歳になるお子さんもラグビーをやっているそうで、「ラグビー観戦は初めてなので、とても楽しみ!」と、キラキラした目で話してくれました。
こちらの女性は大阪から観戦に来られたとのこと!「先週の熊本(vs ALL Blacks XV戦)から、今日、そして来週と再来週も観戦します!」という驚くべき行動力を持つお二人。
ここまでラグビーにハマった理由を聞くと、「私は、大学ラグビーの平尾さん(故・平尾誠二さん)や土田さん(現・日本ラグビーフットボール協会会長)のプレーを良く観ていましたが、ワールドカップ2019(日本開催)を機に再び観戦をし始めました。選手も誠実で男らしいプレースタイルに惹かれます。」「私は、ワールドカップ2019からすっかりハマってしまって。敵味方関係なく応援するスポーツ、ラグビーが大好きです。」と、ラグビーの魅力についても教えてくれました。
対戦相手のサモアは強豪
ここで対戦相手のサモア代表について少し紹介します。
先ずはサモア代表。W杯フランス大会の予選で、日本との対戦が決まっています!1次リーグD組に入る両国は9月29日(金)、日本代表としては予選3戦目(チリ、イングランドとの対戦後)となるんですね。2ヶ月後の本番を占う上でも、この試合の注目度が高まっているのです。
また、サモアは過去のワールドカップにおいて1次リーグを2度突破している強豪。現在の世界ランキングも12位で、日本の10位とその実力差はほぼ互角という立ち位置です。しかも!2022年に新たなルールが適用されたことで、サモア代表の戦力強化が大きな話題となっているのです。
そのルールとは、「選手はプレーする国代表チームを一度だけ変更可能」というもの。ある国で代表歴のある選手が、最後の試合出場から3年以上経過し、変更を希望する国で生まれているか両親・祖父母が希望する国で生まれているなどの一定条件をクリアすれば、プレーする国代表チームを変更できるというもの。
このルール変更を受けて、ニュージーランド(NZ)やオーストラリア代表に名選手を輩出しているサモア代表は、チーム強化を図ったのです。セイララ・マプスア(Seilala Mapusua)ヘッドコーチは、W杯代表候補メンバーとして、元NZ代表のスタンドオフ(SO)のリマ・ソポアンガ(Lima Sopoaga)選手、フランカー(FL)のスティーブン・ルアトゥア(Steven Luatua)選手、プロップ(PR)のチャーリー・ファウムイナ(Charlie Faumuina)選手、元オーストラリア代表のSOクリスチャン・リアリーファノ(Christian Lealiifano)選手を選出。
今回の来日メンバーにも、元NZ代表のファウムイナ選手、元オーストラリア代表のリアリーファノ選手が含まれていますので、両選手のプレーにも注目したいところですね。マプスアHCも、「得意のフィジカルを生かしたラグビーで勝ちたい。」と試合前に抱負を語っていました。
国の人口はわずか22万人弱(2021年現在)のサモアですが、“マヌ(野獣や猛獣を意味する)・サモア” と呼ばれる人類最強のポリネシア民族の類い希なフィジカルに対し、日本代表の選手たちがどういった戦いを見せてくれるかが楽しみです!