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庄村:私たちJDリーグも、出来るだけ多くの皆さんに観ていただくことで、ソフトボールの魅力が伝わればと日々全力プレーを心掛けていますが、こういった身近に活動できる場所があることを知っていただくことも大切なのだと改めて感心しました。

川口:「中国地区でも同じような取り組みが行われています。コロナ禍で実現できていなかった、中国・四国地区の共同開催で、次回はより盛り上げていきたいですね。」と、アップをしている選手たちを温かい目で見つめながら話す冨士川先生。私たちも、地域貢献のひとつであるソフトボールクリニックを通して、またこのプリンセスリーグを通して、未来のJDリーガーを応援していきたいと強く思いました。

庄村:プリンセスリーグの活動には、私たちヴェールズの先輩も関わっているんですって! 「ヴェールズを引退後、クラブチームで国体出場を目標に活動していたのですが、コロナ禍でチームは解散してしまいました。ならば、今度はソフトボールを楽しく続けてくれる若い人を応援しようと、プリンセスリーグのお手伝いをさせてもらっています。」と、ヴェールズ5期生の串田 真有美さん。高校生部員の姿を見つめながらその経緯を教えてくれました。現役、OGが一体となって、これからも四国の後輩たちがソフトボールを楽しめる環境作りのお手伝いをしていきたいです。

ベンチに入って選手と一緒に -高松東高 vs 高松南高

遠藤:さて、いよいよ大会が始まります! 今回は特別にお二人に監督役を務めてもらいます。川口選手は高松南高校、庄村選手は高松東高校のベンチに入って采配を振るっていただきましょう!

川口:では早速、試合開始前のノックに行きましょう! う~ん、どの選手も基本がしっかりしています。私は内野手なので捕球する際のボールと身体の位置が気になっていたのですが、上手く打球の正面に回り込んで捕球しています。中々できないショートバウンドでの捕球もしていてノックが楽しくなってきました。

庄村:私は外野手なので、フライの捕球体制や送球の正確さに目が行きます。どの外野手もしっかりと送球ができています。しかも、みんな肩が強いです! 日頃の努力の成果を試そうと、皆さん一生懸命なプレーが印象的です。

川口:私たちが緊張しているからいけないのか、選手たちも少し緊張気味で試合が始まりました。ピッチャーの全力投球に、バッターのフルスイング、自分の高校生時代を思い出しながらベンチで声を掛けているうちに段々熱くなってきました!!

庄村:戻ってきた選手にできるだけプレーの振り返りを聞いたり、アドバイスをしたりしました。会話を重ねるごとに私たちも選手の皆さんも緊張が解けて、楽しい時間を過ごすことができました。

練習中に選手とお話 -松山商高

遠藤:さて、川口監督と庄村監督の熱い戦いも良いですが、私は他のグラウンドで練習や試合をしている選手たちを取材しようと思います。こちらのグラウンドは試合時間の合間練習ですね。甲子園で良く見る帽子のエンブレムだなぁ…と思って近づくとやっぱり! ヴェールズの本拠地・愛媛県松山市の愛媛県立松山商業高校の皆さんではないですか!?

大正8年から甲子園に出場すること春夏通じて42回! 全国優勝7回を誇る野球部強豪校。その名門野球部にも負けず、ソフトボール部のシートノックも良く声が出ていますね。ベンチの設営をしていた選手の皆さんに話を伺ってみましょう。

「私は高校生からソフトボールを始めたのですが、とても楽しいです。」「練習をたくさんしてもっと上手くなりたいです。」と、笑顔で話してくれた1年生部員のふたり。次の機会では、とっても上達した皆さんと楽しくソフトボールセッションができればいいなぁ。と再会を誓って記念撮影をさせてもらいました。

試合中に突撃取材! -池田高辻校、高知商高

遠藤:次はこちらの試合をしているグラウンドに行ってみましょう! 徳島県県立池田高校辻校と、高知市立高知商業高校の試合です。池田高辻校は、チームメイトの瀧川 愛海選手の母校! イエローの文字が鮮やかなユニフォームに身を包んだ選手たちは、瀧川選手に負けない力強いスイングでヒットを量産しています。

「うちのチームは攻撃力が特徴のチーム。1試合に8本ヒットを打とうと目標を立て、バットを振り込んでいるのです。」と教えてくれたのは澤田 大祐コーチ、私の母校であるIPU・環太平洋大学でソフトボール部に在籍されていた先輩です! IPU・環太平洋大学の男子ソフトボール部も、攻撃力が持ち味のチーム。「練習で強化し、試合で結果が出ると選手たちは更に努力を重ねてくれています。試合ごとで異なる守備機会と違い、バッティングは全員均等に打席に立つ機会があります。ですから、彼女が打ったから私も! と目標に向かってチームがひとつになれるのです。」と、チームワークの秘訣を教えてくれました。

「いつもヴェールズを応援しています!」と激励してくれた澤田さんから、ライズボール習得のエースピッチャーにアドバイスをとの依頼をいただきました。試合中でしたが、ライズボールが得意な私から、短い間でしたが即席のミニクリニックを開始。ライズのボールの握りやリリースでのコツなど、幾つかの秘密のポイントを教えさせてもらいました(笑)。

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