ディビジョン1/ディビジョン2 入替戦
後半戦に突入したNTTジャパンラグビー リーグワン2023-24(以下、リーグワン)は、ディビジョン1(D1)のプレーオフ進出を目指すチームの試合結果に注目が集まってきましたが、上位ディビジョンへの昇格をかけた入替戦に向けた順位争いはいよいよ最終決着の時期となりました。
D2の上位3チームが、D1の下位チームに挑む入替戦は、5月17日(金)からとまだ日はありますが、D2のリーグ戦は3月末が最終節。昨シーズン、全勝でリーグ戦を勝ち上がったものの入替戦で敗れリベンジを期す“浦安D-Rocks”と、入替戦に敗れD2に降格した“NECグリーンロケッツ東葛”が8勝1敗で直接対決!D2首位が最後の試合で決まるのです。
入替戦に進出するD2上位3チームは決していますが、重要なのはその順位。D2の1位チームがD1最下位のチームと対戦する仕組みのため、1位確保が昇格に大きく影響します。
選手と共に最高のパフォーマンスを
ラグビーW杯2023で活躍した日本代表選手はもちろん、世界トップクラスの選手たちが加入した2023-24シーズン。W杯効果で昨シーズンを大きく上回る観客を集めて盛り上がっています。
その多くのファンたちがスタジアムに集い盛り上がるのは、ラガーマンの俊敏で力強いプレーと共に試合を華やかに彩るチアリーダーの存在があるのです。中でも、D2首位を走る浦安D-Rocksのオフィシャルチアリーダーズ “D-Rocks Cheerleaders“(以下、DRC)は、ポップな音楽に合わせたキレのあるダンスに定評があるのです。
最終節のホームゲームに勝ち2年連続D2首位の座を掴もうと、DRCの新パフォーマンスを準備する会場に潜入取材を許されたJournal-ONE編集部は、D-Rocksのホームグラウンド“浦安Dパーク”にやって来ました。国際試合規格に対応のラグビー専用グラウンドを持つ浦安Dパークは、室内練習場、トレーニングルーム、クラブハウスなどの施設が充実。
昨年夏に行われた、日本代表候補の国内合宿や、オールブラックスXV(フィフティーン)の練習場としても利用されるほどの素晴らしい施設なのです!
D-Rocks Cheerleadersの存在意義
「私たちは、ラグビーとチアダンスが一体となって戦うチームなのです。」と、素敵な笑顔で話すのは、ディレクターの渡邊 怜美さん。「私たちも選手の皆さん、ファンの皆さんと共にD1昇格を目標に戦っているのです。」と、メンバーたちのモチベーションの高さを教えてくれました。
「アメリカンフットボールやバスケットボールではお馴染みのチアダンスチームですが、ラグビーでのパフォーマンスももっと知っていただきたいですね。」と話すのは、浦安D-Rocks広報の菊地 新さんです。「間違いなく選手たちの力になっていますし、ファンの皆さんの応援を先導する存在となってきています。まだまだ試合会場での盛り上げ方をブラッシュアップしていきたいですね。」と、ラグビーの試合に欠かせないチアダンスチームの活躍に目を細めます。
地域貢献活動として、地域でのイベントに出演したり、DRCキッズチアスクールを運営したりと、地域に根付いているDRC。「メンバーの名前を覚えていただいているファンも増え、会場で名前を呼んで応援していただけることも増えてきました。スタッフもこういった応援が本当に励みになります。」と、渡邊さんはファンとの交流にも手応えを掴んでいる様子でした。
夜間練習での秘密の特訓
練習が始まったのは夜の7時を過ぎた頃、メンバーの皆さんがストレッチを始めました。随分と遅くから始まる練習だなと思っていると、「選手たちが回復に努める練習オフとなる金曜日のこの時間が主な練習時間なのです。」と渡邊さんがその理由を教えてくれました、
直前まで行われていたDRCキッズチアスクールもあるため、必然的に夜間となっているDRCの練習ですが、仕事終わりのメンバーが続々と集合してレギュラーシーズン最終戦でお披露目する新しいパフォーマンスの振付練習が始まりました。