リポビタンD2023| JAPAN XV vs All Blacks XV| タックルされてボールを送り出す日本代表のキャプテン リーチマイケル選手-Journal-ONE撮影
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ラグビーワールドカップ2019の興奮再び

日本で初めて開催された “ラグビーワールドカップ2019”。自国開催で史上初の8強入りを果たした日本代表。“ONE TEAM” が流行語大賞にもなった前回大会の興奮が帰ってきました!

“ラグビーワールドカップ2024フランス大会” 開幕まで2か月となった7月8日、日本代表が秩父宮ラグビー場に強豪ニュージーランド代表のセカンドチーム “オールブラックスXV(フィフティーン)” を迎えての対外試合に臨みました。リポビタンD2023| JAPAN XV vs All Blacks XV| ハカを披露するニュージーランド代表選手-Journal-ONE撮影

ワールドラグビー男子の最新ランキングで10位の日本が、セカンドチームとはいえ同3位のニュージーランド・オールブラックス相手にどんな戦いを見せてくれるのか?

W杯フランス大会では、チリ、イングランド、サモア、アルゼンチンと戦いベスト8に進出することが至上命題。同6位のイングランド、同8位のアルゼンチンと格上相手の勝利が絶対条件となるだけに、オールブラックスXVとの一戦はとても貴重な “腕試し” と言ったところです。リポビタンD2023| JAPAN XV vs All Blacks XV| スクラムからのパス供給を前に指示を出すSH齋藤 直人選手-Journal-ONE撮影

試合開始の午後5時から遡ること3時間。既に秩父宮ラグビー場には、“桜のジャージー” を身にまとった多くのファンが詰めかけています。先月、Journal-ONEが独占インタビューした日本ラグビーフットボール協会の土田雅人会長 “一番目に見えて分かるW杯2019のレガシー” と話していた光景が目の前に広がります。リポビタンD2023| JAPAN XV vs All Blacks XV| 試合開始3時間目から盛り上がる秩父宮ラグビー場-Journal-ONE撮影

スポンサーのPRブースや、公式ストアで行われているW杯フランス大会を盛り上げる催しにも長蛇の列。コロナ禍を克服し、ラグビー観戦を待ちわびた人たちで試合前から熱気に包まれていました。

対戦相手のオールブラックスXVとは

“XV” という余りお目に掛からない文字に、Journal-ONE編集部でも「エックスブイって何?」と話題になりました(笑)。時計の文字盤にある英数字(Ⅰ~Ⅻ)と言えば想像しやすいでしょうか。その “15番目(フィフティーン)=XV” を意味しているのです。リポビタンD2023| JAPAN XV vs All Blacks XV| ハカを披露するニュージーランド代表選手-Journal-ONE撮影

“オールブラックス・フィフティーン” は、W杯フランス大会に出場する正代表(オールブラックス)のセカンドチーム。テストキャップはつかないセカンドチームとは言え、スーパーラグビーで活躍している選手たちばかりが選ばれています!次のW杯でオールブラックスの中心となる若い選手と、圧倒的な分厚い選手層からオールブラックスには選出されなかったテストマッチの経験を持つ有能な選手達で構成されたチームなのです。リポビタンD2023| JAPAN XV vs All Blacks XV| W杯2019でも活躍したSHのブラッド・ウェバー(Brad WEBER)選手-Journal-ONE撮影

この試合のスコッド(日本戦に臨む23人の選手)の中には、W杯2019で来日し3位となったメンバーであるスクラムハーフ(SH)ブラッド・ウェバー(Brad WEBER)選手、センターバック(CTB)ジャック・グッドヒュー(Jack GOODHUE)選手がスタメン。日本生まれのフランカー(FL)アキラ・イオアネ(Akira IOANE)選手など、代表キャップを持つ選手も6人。26歳の若き司令塔、スタンドオフ(SO)Stephen Perofeta(スティーヴン・ペロフェタ)選手も、昨年秋(リポビタンDチャレンジカップ2022)にオールブラックスのフルバック(FB)として来日しています。リポビタンD2023| JAPAN XV vs All Blacks XV| 26歳の若き司令塔、スタンドオフ(SO)Stephen Perofeta(スティーヴン・ペロフェタ)選手-Journal-ONE撮影

試合前の会見で、「試合までの準備期間が短い中、経験豊富な選手と新しい才能溢れる選手をチームとしてひとつにしていくことが重要です。W杯フランス大会への招集を狙っている選手、初の代表選出というチャンスを得た選手、それぞれが目立った活躍を見せてオールブラックスに入りたいという高いモチベーションで臨んでいます。」と、ウェバー選手が話していたとおり、目の色を変えて臨んでくることが予想される一戦です。リポビタンD2023| JAPAN XV vs All Blacks XV| W杯2019でも活躍したSHのブラッド・ウェバー(Brad WEBER)選手-Journal-ONE撮影

その中でも、Journal-ONEがイチ推しの選手として挙げたいのが弱冠22歳、FBのRuben Love(ルーベン・ラブ)選手です。今回はFBとしての招集ですが、SOでもプレーできる圧倒的なパフーマンスに注目!今シーズン、怪我の影響でプレーできなかった日々を過ごしてもXVに選出されるのですから、ラブ選手への期待の高さが覗えます。

次世代のオールブラックスを背負う選手として、2016年、2017年の2年連続ワールドラグビー最優秀選手賞に輝いたスター選手で、日本のサントリーでもプレー経験のあるボーデン・バレット(Beauden BARRETT)選手のような活躍を期待したいですね。

リッチー・モウンガ(Richie Mounga)、ダミアン・マッケンジー(Damian McKenzie)といったタレント揃いのオールブラックスSO陣は、英国を中心に “フライハーフ” (flyhalf)と呼ばれる花形のポジション。

ボールのハンドリングやパス、キック、ステップワークなど様々な技術に正確性と求められることはもちろん、瞬時の状況判断力や試合の流れを読む冷静さも必要なのです。短い距離でトップスピードに到達する俊敏性に長けたラブ選手の動きに是非ご注目下さい!

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