トップアスリートと笑顔のふれ合い
トップアスリートの懸命なプレーは、私たちに多くの感動を与えてくれますが、試合以外で見せる素敵な笑顔にも心が躍ります。
そんな選手たちの笑顔にふれるイベントを、女子ソフトボールのトップリーグJD.LEAGUE(JDリーグ)の2チームが合同で開催すると聞き、向かった先は埼玉県朝霞市。
そろそろ桜の開花が気になり、JDリーグの開幕も近づく3月23日。しかしこの日は、春先にもかかわらずあいにく朝からみぞれ交じりの雨が降る寒い週末となりました。
「3月後半なのに寒いですね!小雪混じりの雨が降る天気ですが、多くのお客様が来てくれていて嬉しいです。」と笑顔で話すのは関口 浅次さん。JDリーグ東地区に所属する戸田中央メディックス埼玉の部長として、このイベントを企画した関口さんは、「JDリーグはどのチームも、ソフトボール教室や、学校訪問などの地域貢献活動を行っているですが、他の地域からチームを迎えて試合をする地域貢献活動はなかなかない取り組みです。」と、初の試みとなるこのイベントの特徴を教えてくれました。
昨シーズンのご縁が繋ぐ
「昨シーズンのダイヤモンドシリーズ(優勝決定トーナメント)の地で、再び応援に来てくれた埼玉県の皆さんに恩返しできる機会は嬉しい限りです。」と話すのは、愛知県豊田市からフレンドリーマッチに参加した、トヨタレッドテリアーズの部長、秦 健悟さんです。
JDリーグ2023シーズン王者に輝いたレッドテリアーズが、この朝霞市中央公園野球場で熱い声援を送ってくれた埼玉県の皆さんとのご縁を繋ぐべく、埼玉県戸田市を本拠地とするメディックスと合同で地域貢献イベントを開催することになったのです。
「本拠地以外でも多くの試合を行うJDリーグ。こういった本拠地以外の皆さんとの絆を深める活動も大事だと考えています。このフレンドリーマッチを契機に、他の地域のチームとも連携の輪を広げていきたいですね。」と、JDリーグのミッションである “ソフトボールで 社会に笑顔を” を具現化する企画にJDリーグの更なる人気拡大に期待を寄せる秦さんです。
そんなチームの思いは、早朝から集まったファンの皆さんにも通じているようです。
埼玉県小川町から来た小学校5年の利義哉(りきや)さん、小学校2年生の隆成さんとご家族は、「西地区のレッドテリアーズの試合を埼玉で観戦できる機会は滅多にありません。日本代表でも活躍する選手たちのプレーを楽しみにしてきました。」と、嬉しそうに話してくれました。
フレンドリーマッチは、単なるオープン戦とは違い、選手たちと交流する様々な催しが企画されました。利義哉さん、隆成さんご家族は、日本代表の正捕手も務める切石 結女選手と記念撮影をして笑顔です。