9月も後半、「スポーツの秋」がやってきました!
ラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会と日本では大きな国際大会が続き、様々なスポーツが注目されるようになりました。
日本人アスリート達が様々な競技で活躍している姿を見る機会が増え、「実際に観たい!やってみたい!」という方も増えています。
とても高いレベルの戦いの中で活躍するトップアスリートの皆さん。
私たちが住む街や地域と関係が深いアスリートがいることを知っていますか?
地域の皆さんが、地域にゆかりのあるスポーツチームやアスリートと交流ができる!
テレビで観たあのスポーツをもっと知る、体験することができる!
そんな素敵なイベントをレポートします。
イベントが開催されたのは、千葉県の松戸市。
3日間にわたり「松戸ファンフェスタ inテラスモール松戸」と銘打って開催されたこのイベントは、毎日違ったスポーツやアスリート達が登場し、参加した皆さんと楽しい時間を過ごしていました。
イベントの模様は2回に分けて紹介しています。「応援するスポーツ」で地域を元気に!も是非ご覧下さい。
TOKYO2020で注目の車いすラグビーを知ろう
東京2020パラリンピック・車いすラグビー銅メダリストの羽賀 理之(はが まさゆき)選手が登場したコーナーは、幾つものサプライズが起こる楽しいイベントとなりました!
羽賀選手は、ここ千葉県松戸市の出身。20歳から車いすラグビーを始め、2016年のパラリンピック・リオデジャネイロ(ブラジル)大会で銅メダルに輝きました。
続く東京2020では副主将としてチームを引っ張り、2大会連続の銅メダル獲得に貢献されました。
この日は、同じ車いすラグビーチーム「AXE(アックス)」に所属する、日本代表強化指定・育成選手の乗松 隆由(のりまつ たかゆき)選手と共にユーモア溢れるトークショーを行いました。
トークショーでは、基本的な車いすラグビーのルールや、使用するボール、車いすの仕組みなどを身振りや手振りを加えて楽しく解説。
「手に障害を持つ選手が上手にボールを扱うためには、滑り止めとして手に塗りつける松ヤニが欠かせません。」(羽賀選手)
「車輪のホイール部分にたっぷりと松ヤニを塗って、その都度手に松ヤニを塗り込んでボールを扱うんですよ。本当は白いボールも、松ヤニで黒くなっていまうんです。」(乗松選手)
プレーヤーにしか分からない面白い話に、会場の皆さんも興味深く聞き入っていました。
パラリンピックの想い出に触れるトークでは、乗松選手が観覧者の1人を突然指名!
トークに加わったのは、何と!
羽賀選手と一緒に、2016年のパラリンピック・リオデジャネイロ(ブラジル)大会、東京2020で銅メダルを獲得した今井 友明(いまい ともあき)選手でした!
アスリートが3名となったトークショーでは、1年前のパラリンピックの想い出や、それぞれのプレースタイルやオフの過ごし方を紹介するなど、アスリートの素顔が見える楽しい話しに会場は笑顔に包まれていました。
「東京2020から1年が経ちましたが、多くのパラスポーツに注目が集まってきたことはとても素晴らしいことです。オンライン放送で観戦できる機会も増えていますしね。」と今井選手はパラリンピック・レガシーを実感されているとのこと。
一方で、「コロナ禍で機会はまだまだ少ないですが、やはり会場に来て頂いて、車いすラグビーの魅力を楽しんで貰いたいですね。タックルの迫力、スピンターンといったスピード溢れる動きやタイヤの焦げる匂いなど、観戦の醍醐味を是非皆さんに味わって頂きたいです。」と、観戦のポイントも教えてくれました。
トークショーの中では、音と衝撃に会場がどよめいた羽賀選手と乗松選手のタックル実演や、羽賀選手のロングパス実演、乗松選手のスピンターン実演など、試合でしか見ることの出来ない生の迫力に、皆さん身を乗り出して見入っていました。
トークショーの後には、やはりパラリンピックで注目度が上がった「ボッチャ」の体験イベントが開催されました。
たくさんの体験者に混じって、羽賀選手と乗松選手も模擬試合に参加です!
小学1年生の女子 vs 羽賀&乗松のアスリートコンビの対決は・・・
なんと小学生の圧勝!(笑)
羽賀選手も乗松選手も、車いすラグビーではあり得ない「あれつ?」「うわぁ~ 変なところに投げたぁ!」「う~ん・・・難しいな。。。」など悪戦苦闘のプレーを連発。
観ている人たちの笑いを誘っていました。
試合に勝った小学生には、羽賀選手からメダルの授与が・・・
羽賀選手が、東京2020で獲得した銅メダルを首に掛けてあげて、記念撮影するサプライズ体験をプレゼントです!
「パラリンピックの試合をテレビでたくさん観ていました。ボッチャをやってみたかったので、今日体験できて良かった。」と小学生。
お母さんも「まさか、メダリストの羽賀選手に会えるとも思っていなかったし、メダルを掛けて頂いて記念撮影出来るなんて。一生心に残る想い出になりました。」と嬉しそうに話していました。