四国を元気に!プロジェクト しまなみ絶景サイクリング

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JDリーグ各チーム紹介
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チーム内の競争激化で初の2ndステージへ – 西地区2位(12勝6敗)

2022シーズン、2023シーズンともに西地区3位でプレーオフに進出しながら、プレーオフ1stステージでワイルドカードのチームに惜敗したSGホールディングスギャラクシースターズ。昨年の1stステージ敗退後、「全力でやり切ったシーズンだった」と清々しい表情で振り返った加藤 愛監督がこの壁をどう破っていくかに注目が集まっていた。

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打力のチームとして西地区2位から後半戦へーJournal-ONE撮影

2年間の戦いを終えた加藤監督が、初のプレーオフ2ndステージ進出を目指すために導き出した答えは、チーム内競争による日本人選手たちのレベルアップ。これに応えた選手たちは、世界中の代表選手たちが集まる“銀河系軍団”にさらなる進化をもたらし、プレーオフ2ndステージへ無条件で進出できる地区2位(同率)に着けて前半戦を終えた。

開幕戦から18試合を戦い、ポジションと打順が固定された選手は、日本代表の中川 彩音選手とオーストラリア代表のStacey Porter(ステーシー・ポーター)選手の二人だけ。捕手とDesignated Player(DP)を分け合い、ほぼ全試合のスタメンに名を連ねたイタリア代表のErika Piancastelli(エリカ・ピアンカステリ)選手と山科 真里奈選手ですら、対戦相手により打順が変わる “ネコの目打線” が功を奏した形となった。

昨秋加入の若きエースが躍動した投手陣

一方、投手は昨秋加入したアメリカ代表のKathryn Sandercock(キャスリン・サンダーコック)投手とオーストラリア代表のKaia Parnaby(カーヤ・パーナビー)投手がきっちりとローテーションを回す万全の布陣。

学生時代に日米対抗ソフトボール2022で来日していたキャスリン投手は、昨シーズン後半からSGホールディングスギャラクシースターズに加入。後半戦18イニングスの登板に留まったものの、3勝0敗 防御率0.75と期待通りの活躍を見せ、今シーズンもチーム最多の64イニングスを投げてSGホールディングスギャラクシースターズの投手陣を支えた。

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投手陣を支えるキャスリン選手ーJournal-ONE撮影

昨シーズン100イニング以上を投げ、チームの屋台骨を支えたカーヤ投手だが、完投を余儀なくされる展開でモメンタムを保ち続けるのは難しく、接戦で星を落す展開が悔やまれた。今シーズンは、先発ローテーションをキャスリン投手と回しながらも、互いにリリーフも登板。相手の目先を変えつつ、スタミナと集中力を維持して前半戦を駆け抜けた。

個性派選手たちが日替わりで活躍した打撃陣

“1ポジション2名体制” といえば分かりやすいか。SGホールディングスギャラクシースターズ前半戦のスターティングラインナップは。一度として全く同じオーダーになることは無かった。これが個性豊かな選手たちの能力を開花させることになる。

ショートのレギュラーとして活躍が期待される大國 結華選手の存在を脅かしているのは。ルーキーの “推しのソ川原 千賢選手(金沢学院大)だ。昨年の西地区2位、豊田自動織機シャイニングベガの絶対的エース・Dallas Escobedo(ダラス・エスコベド)投手の速球をことごとくカットで粘る川原選手にダラス選手が根負け。川原選手がもぎ取った四球から一気にダラス投手を攻略してライバルに快勝したシーンは印象的だった。

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ルーキー川原選手の活躍に期待がかかるーJournal-ONE撮影

日本代表候補に選出されたセカンドの “推しのソ山本 星選手も、森田 あさひ選手の活躍に刺激されている一人だ。打率.323、11盗塁で全試合に出場したスピードスターであっても、さらなる飛躍を義務づけられる状況に、打率.385と結果で応える山本選手。後半戦のさらなる活躍で、西地区2位以上の成績を維持したいところだ。

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相手をかき乱してチャンスを作る山本選手ーJournal-ONE撮影

例年通りに活躍する銀河系軍団のさらに上を行く活躍を見せている白石 千晴選手は前半戦西地区の首位打者に君臨。打率3割近い数字を残している新人の望月 朱里選手(山梨学院大)、太陽誘電ソルフィーユから移籍した木下 華恋選手など、中川選手の両翼を固める外野手争いも高いレベルになっている。

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