Wheelchair Rugby Freedom×AXE合同練習in高松市 -Journal-ONE撮影
取材・文:
Journal ONE(編集部)

2016年のパラリンピック・リオデジャネイロ大会、東京2020と2大会連続の銅メダルに輝いた “車いすラグビー”。その魅力をレポートする企画! 今回が4回目となりました。

チーム「AXE」の密着取材を通じて、競技の魅力はもちろん、選手や皆さんが楽しく取り組む姿や、車いすラグビーを応援する地域の皆さんの優しさにもふれてきたこの企画。この記事では、車いすラグビーをより楽しく観戦するためのポイントをご紹介します。

取材に伺ったのは、うどんやオリーブで知られる四国・香川県の高松市です!埼玉県が活動拠点であるAXEの密着取材に四国まで?と、不思議に思われるかもしれませんが、同じ四国の高知県を活動拠点とするチーム「Freedom」との合同合宿のレポートなのです。
今回、初めてお話を聞くFreedom! チームの皆さんの紹介レポートも是非読んで下さいね。Wheelchair Rugby Freedom×AXE合同練習in高松市 -Journal-ONE撮影

合宿会場となった高松市国分寺B&G海洋センターアリーナは、JR高松駅、高松空港、そして “こんぴらさん” で有名な金刀比羅宮(ことひらぐう)のちょうど中間くらいに位置する高松市立橘ノ丘総合運動公園にある体育館です。車いすラグビー FreedomとAXEの合同合宿 金刀比羅宮 Journal-ONE撮影

車いすラグビー FreedomとAXEの合同合宿 Journal-ONE撮影

会場に向かう道中、ところどころにうどん屋さんの看板が出てきます。さすが “うどん県“ 香川ですね。
合宿や遠征の楽しみのひとつ “ご当地グルメ” もレポートしたいところですが、3日間にわたって行われる初日の午後練習に間に合うべく駐車場で待っていますと、AXEの選手たちが集まり始めました。

<合宿前のお話を少し>

最初にお話をしたのは、乗松 隆由(たかゆき)選手。実は前日に乗松さんのTwitterを見ていた編集部。「人生でのドライブ最長距離。モチベあがらぬ」というシュールなツイートと共に投稿されたマップの所要時間は “有料道路で9時間30分”! さぞかしお疲れのことだろうとご挨拶にいったところ・・・「昨日に高松に入って、早速有名なうどん屋 “うどんバカ一代” に行ってきました!」と、いつもと変わらぬ明るい笑顔に安心しました。車いすラグビー FreedomとAXEの合同合宿 うどんバカ一代の釜バターうどん Journal-ONE撮影

続いて来たのは、峰島 靖選手! 峰島さんもいつもと変わらず、テキパキとラグ車(ラグビーの競技用車いす)や着替えをまとめて移動に備えています。そして、若干お疲れの様子で現れたのは・・・ 山口 貴久選手です。「俺、1時間しか寝ていないよ・・・ ずっと運転して何とか間に合った。」と言いながら愛車からラグ車を出しています。
えっ?そんな体調でハードワーク大丈夫なんですかね?と聞くと、逆に頭はスッキリしています。集中力が高まっているなぁ~」と、パラリンピック・リオデジャネイロ大会銅メダリストのアスリートは、長時間運転も苦にならないようですね。Wheelchair Rugby 2016リオパラリンピック銅メダル 山口貴久選手(AXE) -Journal-ONE撮影

こういった長距離遠征には、皆さん慣れているようですね。

「遠征は年に何回かありますが、自家用車でここまで遠出するのはなかなか大変ですよ。」と乗松さん。「さまざまな地域から体験会や、講演、学校訪問のお誘いを頂きますが、飛行機などで行く場合もありますからね。」と普及活動に尽力されている峰島さんが言えば、「行く先々のご当地グルメも楽しみですよね。」と山口さんも長距離遠征のお楽しみを教えてくれます。

特にどういった依頼が多いのかを聞いてみると、「コロナ禍で回数は激減してしまいましたが、企業からの要請も増えてきた気がします。」と峰島さん。「雇用を促進させる仕組みが進んだり、SDGs、東京2020の開催などで、障がい者に目を向ける機運が高まってきたことが要因かもしれませんね。社内(日興アセットマネジメント)で働く障がいを持つ同僚を観る機会が増えたように感じます。この競技にかかわらず、アスリート雇用契約をするパラ選手も増えてきましたしね。」と山口さんも周囲の変化を肌で感じているようです。
乗松さんはAIGジャパン・ホールディングス、峰島さんはメットライフ生命保険のアスリート雇用選手。山口さんもアスリート雇用から通常勤務になりましたが、日興アセットマネジメントの正社員。多様な雇用契約でパラアスリートをサポートする企業が増えていることは、とても素晴らしいことですね。Wheelchair Rugby 2022 World Games Low Point Tournament日本代表 乗松隆由選手(AXE) -Journal-ONE撮影

羽賀 理之(まさゆき)選手も合流し、本日のメンバーが揃ったAXE。施設に入って練習の準備ですが、羽賀さんがサプリメントを摂っています・・・と思ったら、ラムネを食べていますね。
「頸椎を損傷すると、血糖値の低下が起きる場合があるんです。そのため、練習前や途中に糖分を摂取することは大事なことなんですよ。」と羽賀さんが教えてくれます。
「頸椎損傷者には “あるある” の話ですよ。」と山口さんも経験を口にします。
「日本代表の試合などはトレーナーが摂取を促してくれるのですが、AXEの練習やミニ大会ですと自分で管理しないといけないので・・・ 摂取し忘れてしまって急に視界が狭くなり(ブラックアウト)、力が入らなくなることがあるんです。」と羽賀さんが自己管理の重要性を説いてくれました。
また、「チョコレートは血糖値が爆上がりする分、低血糖になったときのギャップが激しくなるんです。ですので、ラムネやゼリーなどが適当なんですよ。」と羽賀さん。なるほど、差し入れはラムネかゼリーですね!Wheelchair Rugby 2016リオパラ・東京2020パラ銅メダル 羽賀理之選手(AXE) -Journal-ONE撮影

<いよいよ合宿が始まります>

普段なかなか聞けない話で盛り上がりましたが、いよいよ合宿が始まるようです。今回の主催チームである、Freedom代表の渡邉 翔太選手が円陣を組んだ選手たちに、今回の合宿の予定を説明します。冒頭で紹介したとおり、Freedomは同じ四国・高知を活動拠点にするチーム。
Freedomの皆さんをフィーチャリングしたレポートも公開しましたので、是非読んで下さいね。Wheelchair Rugby Freedom×AXE合同練習in高松市 -Journal-ONE撮影

スケジュールなどを確認したあと、会場を手配していただいた香川県高松市 文化・観光・スポーツ部スポーツ振興課の藤澤 直子さんと、岡田 麻里さんが紹介されました!
スポーツイベント誘致の係長を務める藤澤さんに合宿開催の経緯を伺いますと、「高松市は東京2020に向け、屋島中町にある屋島レクザムフィールドを主会場に、パラ陸上の大会や合宿誘致に取り組んできましたが、今後は、他の競技にも拡大し、引き続き、パラスポーツの推進やパラリンピアンとの交流事業を実施していきたい。車いすラグビーは今回初めての招致なので来ていただいて本当に嬉しい。」とのこと。
東京2020のホストタウン、共生社会ホストタウンとして、台湾のパラ陸上競技を受け入れたレガシーはさまざまなパラスポーツに広がっているのですね。
「今回、同じ四国で活動するFreedomさんとの橋渡しを、高知県障がい者スポーツセンターの北村所長にお願いしました。日本代表キャプテンの池 透暢(ゆきのぶ)選手のプレーを間近でみる機会は貴重です!」と、この合宿を心待ちにしていた藤澤さんでした。Wheelchair Rugby Freedom×AXE合同合宿 誘致に尽力した高松市の藤澤直子さん-Journal-ONE撮影

<観戦ポイント その1:選手ひとりひとりのチェアワークに注目>

8の字に走るウォーミングアップ、ボールを使ったパス練習といった今まで見てきたルーティンに続き、さまざまなバリエーションのチェアワーク練習は見応えありです。

前進、後退、転回などさまざま動きを全員が順番にこなしていきます。ハイポインター用のラグ車とローポインター用のラグ車は見た目が全然違いますが、横一列に並んだチェアワークの練習を見ていると、きれいに動きが揃って動く様子はまるでダンスを見ているかのようです。
特に、瞬発力で一気に加速して急停止!更にラグ車の向きを45°変えてジグザグにストップ&ゴーを繰り返すチェアワークは、見ていてとても難しそう。東京2020で日本を銅メダルに導いたキャプテン・池さんや、AXEの点取り屋・峰島さんのキレのあるチェアワークを見ていると、「あぁ、こういった基礎練習がしっかりできるから試合でも縦横無尽にコートを動き回れるんだなぁ」と納得です。峰島靖選手(AXE)と池透暢選手(Freedom)のマッチアップ-Journal-ONE撮影

先の三井不動産 2022 車いすラグビー SHIBUYA CUPに選出された白川 楓也選手や渡邉さん、東京2020銅メダリストの羽賀さん、パラリンピック・リオデジャネイロ大会銅メダリストの山口さん、2022 World Games Low Point Tournamentに出場した乗松さんなどの日本代表メンバーや、アスリート契約で日々肉体を鍛えているFreedomのメンバーのキレの良さにも目を奪われます。先日のSHIBUYA CUPで屈強なオーストラリア代表選手たちの間をすり抜けるようにトライを積み重ねていた白川さん、渡邉さん。その華麗なパフォーマンスは、こういった基礎練習の上にあるんだということが良く分かりました。

そしてFreedomには、まだ競技歴の浅い選手たちも在籍しています。高いレベルの選手たちと同じ練習はとてもキツいと思うのですが、みなさん必死に後を追っていきます。自分を高めるために努力をいとわないアスリートの姿は本当に素敵です。(Freedomのみなさんを詳しく紹介したレポートもあります!)
こういった基礎練習を怠りなくやり続けることが、車いすラグビーの魅力であるスピーディーな試合展開に繋がっているのですね。

<観戦ポイント その2:キーエリアでの攻防を見逃すな>

基礎練習で培ったチェアワークの実践はもちろん、とっさの判断力も鍛えられるトライライン付近での実践練習は、体力戦と頭脳戦が入り交じった攻防がみられる練習です!
ボールを持った選手の車いすが通過することで得点となるトライライン。ラインの前はオフェンスとディフェンスの激しい攻防が見られる “キーエリア” と呼ばれる特別なゾーンがあり、そこでの攻防に特化した練習も初めて見ることが出来ました。

8mあるトライラインと1.75メートル四方で囲われるキーエリアには、大きなふたつのルールがあります。
1)ディフェンスは3人までしか入れない(=1人はキーエリア外にいなければならない)
2)オフェンスがキーエリアに入って10秒経過した場合、相手にボールの所有権が移る

つまり、オフェンスは3人しか入れないディフェンス側のスペースをついて、トライラインを越えるような攻撃を仕掛けますし、ディフェンスはトライを防ぎながらキーエリアに入った相手を10秒以上閉じ込めてボールを奪うなど、瞬時の判断でさまざまな展開が生まれる激アツ・エリアです。Wheelchair Rugby Freedom×AXE合同練習in高松市 -Journal-ONE撮影

この練習に入る前に峰島さんが “基本的なディフェンスフォーメーション” を教えてくれました。「キーエリアの両サイドにローポインターがひとりずつ陣取り、8mあるキーエリアの間口を狭めつつサイドからの侵入を防ぎます。そして、中央にハイポインターがふたり並んで相手の突進に合せてディフェンスするんですよ。」と峰島さん。戦国武将や三国志にでてくる戦場のような展開です!

池さんのかけ声でキーエリアに近づいていくFreedomとそれを迎え撃つAXEの攻防から練習が始まりました! 白川さんがサイドに展開してハイポインターを引きつけ、スペースが空いたところに飛び込む選手にパスを入れる! 池さんが正面から突っ込み、渡邉さんがスペースに切り込む! Freedomの多彩な攻撃にも冷静に動きを読んでスペースに誘い込んで、乗松さんと山口さんが挟み込む!とめまぐるしい攻防が続きます。
ディフェンスのローポインターの動きをブロックし、スペースを空けようとFreedomの松岡 幸夫選手、崎山 忠行選手が両サイドで陣取り合戦を展開するなど、ローテーション毎に戦い方のバリエーションが豊富で目が離せません。

その攻防でひときわ奮闘しているのが、Freedomの角 佳樹選手と、森澤 知央(ちお)選手。ハイポインターの角さんは競技歴7年ですが、「私は、この競技では珍しい先天性脳性麻痺(まひ)でプレーをする選手です。病気の性質上、どうしても手足の動きが一瞬遅れてしまうため、上手くプレーが出来ないことがあります。」と話すように、できるだけ速い判断をしようと、激しい攻防の中でも味方の声に耳を傾けます。
また、森澤さんは競技歴がまだ浅いローポインターの選手。AXE・ローポインター選手たちの速い動きに対応しようと、ラグ車を寄せたりスペースに切り込んだりと日本代表クラスの選手たちに食らいついていきます。Wheelchair Rugby 角佳樹選手(Freedom) -Journal-ONE撮影

Wheelchair Rugby 森澤知央選手(Freedom) -Journal-ONE撮影

さまざま選手がコートにいる中、日本代表キャプテンの池さんは峰島さんと激しくぶつかりながら、他の選手たちに常に目を配って的確にポジショニングや対応の仕方をコーチしていきます。自分もプレーしているのに、なんでそんなに周りが見えるのでしょうか・・・
ローテーションの合間には、ベテランの松岡さんと崎山さんが同じローポインターの森澤さんと試合展開の解説をしたり、池さんが角さんとスペースへ切り込むタイミングを話し合ったりと、休む間もなく技術を吸収しようと密度の濃い時間を過ごしていました。Wheelchair Rugby -Journal-ONE撮影

<観戦ポイント その3:ミニゲームで戦術を勉強>

コートに立つ選手4人の持ち点の合計が常に8点以下で構成されなければならない車いすラグビー。4人一組を構成する “ライン” を見て、そのチームがどのような試合展開をするのかを予想するのも試合観戦の重要なポイントとなります。

合宿2日目は、AXEにニック選手と倉橋 香衣(かえ)選手が合流し、両チームの人数が揃いました! いよいよミニゲームでより実践に近いトレーニングが始まります。
持ち点8点を超えないようにラインを編成するには、基本的にハイポーンター2名とローポインター2名の組み合わせが多いようです。例えばAXEの峰島さん(持ち点3.5)、羽賀さん(持ち点2.0)、乗松さん(持ち点1.5)、山口さん(持ち点1.0)のラインですと、ちょうど8点になりますね。Wheelchair Rugby  コバック ニコラス ポール選手(AXE) -Journal-ONE撮影

Wheelchair Rugby 東京2020パラ銅メダル 倉橋香衣選手(AXE) -Journal-ONE撮影

こういったラインを幾つも用意し、相手チームとの相性や選手たちの疲労度、試合の流れを見ながら入れ替えをしていきますので、バリエーションの多いチームほど優位に試合を展開できることになります。
ところが、先日のSHIBUYA CUPでAXEにとって重大な “事件” が発生してしまいました・・・ 日本代表に選出された青木 颯志選手のクラス分けで、持ち点が2.0から3.0に変更されてしまったのです。羽賀さんと同じ持ち点2.0の青木さんは、羽賀さんとの入れ替わりでラインを組むことがあり、攻守の要として期待されている選手。来年1月に行われる日本選手権での上位進出を狙うAXEは、青木さんの持ち点変更でラインの組み直しを余儀なくされてしまったのです。

「正直、颯志の持ち点変更は痛いです。でも、この合宿で強豪のFreedomさんを相手にプレーオフに向けた修正をすることが出来るので、前向きに考えていきたい。」と峰島さんが語ったように、既に日本選手権への出場を決めているFreedomとの合宿は絶好のタイミングだったようです。
「いつも対戦しているチーム同士ですし、日本代表で一緒にプレーする機会の多い選手ばかりなので、お互いの戦術はある程度分かっているのですが・・・」と羽賀さん。
やはり、実際の観戦で各チームのラインにも注目しながら、自分たちで戦術を予想する楽しみを全て紹介するのは止めておきましょう!

この日だけで4時間以上もミニゲームを行った両チーム!
「プレーオフ、日本選手権に向けてウチがメインとするラインでしっかり練習できたことが大きな収穫でした。フィジカルの強度もキツくて良かったです。」と羽賀さんが語るように、さすがのトッププレーヤーもかなり肉体的にキツい練習だったようです。Wheelchair Rugby Freedom×AXE合同練習in高松市 -Journal-ONE撮影

<ハードワークだけじゃない!合宿を心待ちにしていた皆さんとの交流>

日の丸を背負う選手たちが集うこの合宿。開催を心待ちにしていた皆さんとの交流も素敵な時間となりました。

練習時間の合間に設けられたスタッフの皆さんを入れたミニゲーム!
Freedom、AXEのスタッフはもちろん、今回の合宿開催に尽力された高松市の藤澤さんもFreedomに入ってゲームに参加しました。
バスケットボールで鍛えた藤澤さんも、ラグ車のチェアワークに悪戦苦闘。「思っている方向にラグ車を進められない!」と最初は戸惑っていましたが、池さんのアドバイスを受けて徐々にラグ車の操作に慣れてきたようです。パスを受けてトライをするなどの大活躍を見せた藤澤さん。「地元・高松市の皆さんにもこの楽しさを体験していただきたい。」と合宿最終日には車いすラグビーの体験会も企画されていました。Wheelchair Rugby Freedom×AXE合同合宿 誘致に尽力した高松市の藤澤直子さん -Journal-ONE撮影

「関東ではスタッフを入れたゲームをやる機会はあまりないのですが、皆さんとの交流を深めることが出来て良かったです。」と乗松さん。ラグ車に乗る体験だけでも貴重ですが、実際に試合に参加することで車いすラグビーの凄さや楽しさを実感できるのはとても良い機会ですよね。
楽しいだけでは終わらないのが合宿・・・ 試合に負けたチームは、コートを10往復するペナルティがあり、敗れたチームのスタッフも必至にラグ車を走らせていました。これはキツい・・・Wheelchair Rugby Freedom×AXE合同練習in高松市 -Journal-ONE撮影

いつも関東で活動しているAXEを取材してきましたが、ここ四国・香川県で初めてお会いしたAXEのスタッフがいます。安藤 芽久美さんです。安藤さんは兵庫県で “作業療法士” のお仕事をされているとのこと。病気や怪我で障がいが生じた方に対して、“作業(着替えなどのセルフケア、家事、仕事、余暇、地域活動など、日常生活にかかわるすべての活動)” によるリハビリテーションを通して、日常生活に必要
な能力の回復・維持を図る専門家が作業療法士さんなのです。

「私は、兵庫県の病院で倉橋さんの作業療法士だったんです。それがご縁ですっかり仲良くなって、私もAXEに入れてもらったんです。」と安藤さん。兵庫県でお仕事をしながら埼玉県のチームに所属する理由が分かりました。「普段、関東の活動に参加することは出来ないのですが、今回は近くの香川県での合宿でしたので参加できて嬉しいです。」と、倉橋さんと一緒に会場入りして楽しい時間を過ごしていました。

FreedomとAXEのミニゲームを見ながら、「私はスポーツが得意ではないので、スポーツに取り組んでいる人たちをとても尊敬しています。私は仕事柄、各選手がどの様な経緯で障がいを持つようになったのかを想像することができるのですが、このように激しいプレーができるまでに至った皆さんの努力は並大抵のものではありません。凄
いですよ。」と安藤さんが選手たちの見えない凄さを教えてくれました。

今回、初取材となったFreedomも、3人のスタッフが参加しています。
杉本 麻美さん、榎本 美紀さん、山本 彩歌(さやか)さんは、それぞれ鳥取県、大阪府、高知県からこの合宿に参加しているとのこと! 高知県を活動拠点にしているFreedomも日本中から選手やスタッフが集まって来ているんですね。
その理由や、皆さんのお話については、Freedom特別レポートで詳しく紹介しています。是非見て下さいね!Wheelchair Rugby Freedom×AXE合同練習in高松市 -Journal-ONE撮影

今回、FreedomとAXEの合同合宿を取材するために香川県高松市を訪問しましたが、チームの隔てなく交流を深めている選手やスタッフのみなさんはもちろん、それを支える高松市の皆さんとの交流は心温まるものとなりました。
初めて取材に応じていただいたFreedomの皆さんや、隣県・徳島県で車いすツインバスケットボールに取り組む選手たちが、車いすラグビーの体験に訪れたレポートなど、紹介したいネタが盛りだくさんなので、Freedom特別レポートを配信することにしました。
併せて是非読んで下さいね。

いよいよ来年1月に、車いすラグビーは2022年度のクライマックスを迎えます!
千葉ポートアリーナで開催される “第24回車いすラグビー日本選手権大会” に向け、プレーオフに臨むAXE、既に出場権を獲得して優勝に向けて余念の無いFreedomなど、各チームの激闘必至の試合は有観客で行われる予定です。
皆さん、是非試合を観戦して車いすラグビーの魅力を肌で感じてみてはいかがでしょうか。

アクセス
高松市国分寺B&G海洋センターアリーナ
  • JR高松駅~車で25分、高松空港~車で15分、金比羅宮~車で30分

 

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