ご自身の更なる飛躍については、「インバウンド(ボールを投げ入れる役)の精度と距離はまだまだ向上の余地があります!」と進化に貪欲な姿勢も見せてくれた乗松さんでした。
予選を振り返って – 羽賀 理之選手(AXE)
「前の試合でBLITZがOkinawa Hurricanesに勝ったので、得失点差を気にしてしまい本来できることができなかった。」と羽賀選手はBLITZ戦を振り返ります。
久しぶりの観客で湧いた初日を振り返っては、「やはり歓声があると気持ちも上がりますよね。明日(最終日の順位決定戦)の多くの人たちに応援をして欲しいですね。」と穏やかな表情で話す羽賀さん。
「今年はニックのラインも攻守で威力を発揮できるようになり、戦い方に幅が出ました。AXEは大人のチームなので、ひとつひとつ冷静に課題を克服していくところが魅力ですよね。」と羽賀さんらしいコメントで今シーズンを振り返ってくれました。
今シーズン、Journal-ONEはAXEの密着取材を通じて車いすラグビーの魅力を紹介してきました。練習や試合を取材しながら少しずつテクニックや戦術を知ることで、ルールを全て把握できなくても楽しく応援できるスポーツであることも分かりました。
加えて、AXEを通じてRIZE CHIBA、TOHOKU STRMERS、Freedomといった個性豊かなチーム、素晴らしい選手の皆さん、スタッフの皆さんを取材させていただき、車いすラグビーに携わる皆さんの素敵な素顔も紹介することができました。
優勝はFreedom(高知)
第24回 車いすラグビー日本選手権、初優勝のFreedomの皆さん、準優勝のTOHOKU STORMERSの皆さん、本当におめでとうございます!
そして、全てのチーム、選手、スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした!
クラブチームはひとつのシーズンを終えましたが、2024年のパラリンピック・パリ大会に向け、車いすラグビー界の歩みは止まりません。2月2日~5日には、ここ千葉ポートアリーナで “2023ジャパンパラ車いすラグビー競技大会” が開催されるんです!
日本・オーストラリア・アメリカ・フランスの4か国が総当たりで戦う国際試合には、お馴染みAXEから倉橋選手、乗松選手を始め、CHIBA RIZEの今井選手、BLITZの島川選手、TOHOKU STORMERSの橋本選手、Freedomの池選手、日本選手権では解説で会場を盛り上げた池崎選手など、Journal-ONEで紹介させて頂いた選手が多く出場します。
この大会も有観客試合での開催。皆さん、パラリンピック・東京2020で味わえなかった感動を千葉ポートアリーナで味わいませんか?