四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市の石手寺を女子旅しました-Journal-ONE撮影
庄司選手・辻井選手
取材・文:
庄司 奈々・ 辻井 美波[伊予銀行ヴェールズ](日本)
この記事は約12分で読めます。

オリンピック・東京2020で金メダルを獲得した女子ソフトボール。そんな世界トップレベルの選手たちや、海外の代表選手たちが熱い戦いを繰り広げる国内トップリーグ(以下、JDリーグ)があることを知っていますか?
そのJDリーグで戦うチームのひとつ、愛媛県松山市に本拠地を置く “伊予銀行ヴェールズ(以下、ヴェールズ)” が、地域活性化の新しい取り組みを行いました。タッグ組んだのは、観光を中心に四国の地域活性化に取り組む四国旅客鉄道(以下、JR四国)です。

スポーツと観光の両面で、四国を応援するこのプロジェクト。記念すべき初回は愛媛県編として、ヴェールズの選手たちが魅力溢れる愛媛県の観光地をWebメディア・Journal-ONEで紹介することになりました。
今回は、エースの庄司 奈々選手と、攻守の要・辻井 美波選手が女子旅レポートに初挑戦します。

- スタートは “坊っちゃんカラクリ時計”

庄司:皆さんこんにちは。伊予銀行ヴェールズの投手、庄司 奈々です。早速ですが、全国に名高い愛媛県の観光地・道後温泉。その玄関口となる道後温泉駅の目の前に、大きなカラクリ時計があるのを知っていますか?

辻井:皆さんこんにちは、伊予銀行ヴェールズの内野手、辻井 美波です。今、朝の9時ちょうどです。からくり時計から温泉街の風情にぴったりな音楽が流れ、かわいらしい人形たちが出てきました。ここ道後温泉は、夏目漱石の小説 “坊っちゃん” の舞台でも知られる地。登場した人形たちは、この “坊っちゃん” に登場するキャラクターたちなんですね。小説のワンシーンを思い起こさせる愉快な演技で観光客をお出迎えしてくれています。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後の坊っちゃんカラクリ時計を紹介!-Journal-ONE撮影

庄司:今回、私たちは小説の舞台でも知られる名湯・道後温泉とその周辺をご紹介したいと思います。私の地元・松山市の素敵な魅力を地域の皆さんと一緒に紹介していきますので、最後まで楽しんで下さいね。
今回のレポートを配信するのは、WebメディアのJournal-ONEです。伊予銀行が取り組む地域貢献の一環として、愛媛県宇和島市のみかん農家さんの収穫お手伝いをした記事も掲載されていますので、そのレポートも是非読んでみて下さい。

辻井:私は和歌山県の出身なので、愛媛県のことを知る良い機会をいただけて嬉しいです。普段生活している寮に近い道後温泉なので、私のオススメも紹介したいのですが、今回はご当地選手の庄司さんと一緒に愛媛県の観光を楽しもうと思います!あと、今日はチームのInstagram担当として、投手の須永 小晴選手も参加しています。Instagramでもレポートをシェアしていきますので楽しみにしていて下さいね。

- 俳句の街・松山をガイドの皆さんと一緒に

庄司:先ずは道後の街歩きガイドをしてくれる皆さんを紹介します。街歩きガイド “松山はいく” の樋口さんと山澤さんです。

辻井:「松山は、正岡子規をはじめ著名な俳人を輩出している俳句の街なんです。俳句とハイキングをかけて “松山はいく” と名付けた私たちは、専属ガイドの案内で、他ではできない観光まち歩きを体験できるコースを多数用意しているんですよ。」と樋口さんが “松山はいく” を紹介してくれました。

庄司:私が通っていた(松山市内の)小学校でも俳句の授業ありましたね。

辻井:俳句を学校の授業でって、他の県ではないんじゃないかな?(スタッフ一同、うなずく)

庄司:え~? 私たちは当たり前のように俳句に触れていましたが、これも俳句の街の当たり前スタンダードだったんですね。さすが、俳句の街・松山です。

辻井:四国で言えば、お遍路も有名ですよね。山澤さんが「お遍路は、1200年以上前から行われているお参りなんですよ。弘法大師さまの霊験にあやかるため、お大師様が修行のために巡った辺地(へち)を歩いて巡るというお参りですね。四国八十八ヶ所といえばピンとくるかもしれません。」と教えてくれました。今回は、松山にある五十一番札所・石手寺(いしてじ)を目指したプチお遍路体験をしながら、俳句も楽しむハイキングだそうですよ。

庄司:レンタルの遍路装束を身につけ、金剛杖を持って街歩きスタートです。私服に遍路装束、女子旅感がアップしてワクワクします!坊っちゃんカラクリ時計を背に、小高い丘に向かう坂の方へと歩き始めることにしましょう。

辻井:石手寺に行く道中、ところどころにある句碑で立ち止まり、山澤さんが「松山が俳句の街として知られているのは、この様な句碑が400基以上あることでも分かるでしょ?」と教えてくれました。市内に400も句碑があるって凄いですよね。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市を女子旅で応援!-Journal-ONE撮影

庄司:私が通っていた学校の通学路にも句碑がありましたね。通学しているときは余り気に留めていませんでしたが、色々なところで俳句を身近に感じることの出来る街で育ったんだなぁと改めて思い返しました。

- 四国八十八ヶ所 五十一番札所・石手寺

辻井:道後カラクリ時計から句碑などを見ながらゆったりと坂道を上がること約20分、石手寺(いしてじ)に到着しました。入口に大きな手水場(ちょうずば)があります。珍しいですよね。その横には橋がありますが、「この橋は弘法大師が渡ったとされる “弘法大師お道開きの橋” と言って、それ以降は誰も渡っていないんですよ。」と樋口さんが教えてくれました。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後の石手寺を女子旅!-Journal-ONE撮影

庄司:あと。同じ入口にある石像の説明も興味深かったですね。「四国遍路の開祖・衛門三郎さんの像です。」と樋口さんに案内されて、思わず四国お遍路を始めた人の名前ってわかるんですか!?って質問してしまいました。
「今から1200年前、衛門三郎という豪農が、托鉢に来た僧侶の鉢を竹のほうきでたたき落として八つに割ってしまったため、衛門三郎の8人の息子が亡くなってしまったんです。このお坊さんこそが弘法大師だったんですね。今までの行動を後悔した衞門三郎は弘法大師にお詫びをするため、弘法大師の後を追って四国巡礼の旅に出かけたのがお遍路の始まりとされているんです。」と樋口さんに説明してもらい、お遍路の始まりゆかりの寺が松山にあったんだと初めて知りました。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後の石手寺を女子旅!-Journal-ONE撮影

辻井:巡礼の途中で衞門三郎が病に倒れ、弘法大師にやっと会えてお詫びすることが出来たこと。その死に際に、来世は愛媛領主の河野家に生まれて人の役に立ちたいという願いを聞いた弘法大師が、“衞門三郎再来”と書いた石を握らせて亡くなると、翌年に左手に “衞門三郎再来” と書かれた石を握った愛媛領主の男の子が生まれ、その石が祀られているから石手寺なんだというお寺の由来にも続いていましたね。樋口さんの説明は本当に分かりやすかった!

庄司:そして、国宝の二王門は迫力がありました。取材した日はちょうど節分祭ということもあって参拝する方が多かったですが、二王門の前で記念撮影できてとても嬉しかったです。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後の石手寺を女子旅!-Journal-ONE撮影

辻井:嬉しかったといえば、入口で売っていた “やきもち” をみんなで食べたことも紹介しないと。私はヨモギの練り込まれた緑のやきもちをいただきましたが、焼きたてで暖かくて柔らく、ほんのりとした甘さが何とも言えませんでした。石手寺参拝の際には、是非食べてみて欲しいですね。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後の石手寺を女子旅!-Journal-ONE撮影

四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後の石手寺を女子旅!-Journal-ONE撮影

庄司:お遍路の参拝方法を教えてもらいながら、本堂や三重塔、護摩堂など重要文化財に指定された建築物を案内してもらいました。時間が無くて宝物館は見学できませんでしたが、“ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン” で星1つを獲得するお寺ならではの見応えがありそうです。凄く長くて真っ暗なマントラ洞窟を歩いて奥の院までお参りに行くのも、貴重な体験でした。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後の石手寺を女子旅!-Journal-ONE撮影

辻井:一番札所から八十八番札所までの全札所の砂が置いてあって、全部に触れると八十八ヶ所を巡ったと同じ功徳を積めるという体験も素敵でした。四国遍路ができない人のために、四国遍路を身近に感じてもらうためのものだそうですが、必勝祈願をしながら一生懸命にお砂撫でをしました! 私の故郷・和歌山県の高野山のお砂がスタートだったことも印象に残りましたね。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後の石手寺を女子旅!-Journal-ONE撮影

庄司:ここまでのハイキングを振り返って、「ここで一句!」とは行かないものですね・・・ いざ句を詠もうとするとなかなか浮かんでこないものです。

辻井:山澤さんが「何でも気になったことを5文字が7文字でメモしておくと、自然に俳句が出来ますよ。季語や言葉使いなどは気にせずに、先ずは日常の出来事を詠んでいくと楽しくなりますよ。」とアドバイスをいただきました。う~ん5文字・・・ ホームランとかね(笑)。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後の石手寺を女子旅!-Journal-ONE撮影

- 絶景の伊佐爾波神社と一遍上人生誕の地・宝厳寺

庄司:石手寺奥の院からゆったりとした山道を下ると、綺麗な伊佐爾波神社が見えてきました。朱塗りが鮮やかな回廊や社殿を楽しみながら楼門まで歩いて行くと、凄い階段があります!この階段、トレーニングで登るにも大変そう。。。

辻井:でも、階段から道後温泉駅までまっすぐに見渡せる絶景ですよ!あっ!遠くには松山城まで見えますね。こんな素敵な景色が見られる場所があったなんて初めて知りました。これはSNS映えしますね。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市・伊佐爾波神社を女子旅!-Journal-ONE撮影

庄司:伊佐爾波神社を抜けると、綺麗なお寺が見えてきましたよ。「ここ宝厳寺は、鎌倉仏教のひとつである時宗の開祖・一遍上人誕生の地でもあるんです。」と樋口さんの案内を聞いて、松山にはそんな凄い場所もあるんだ!と驚きました。しかし、こんなに見どころいっぱいの散歩道を知っているなんて、”松山はいく” の皆さんは凄いですね。知る人ぞ知る松山の観光地巡り!本当に楽しいから、両親にも教えてあげないと。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後を松山はいくガイドで女子旅!-Journal-ONE撮影

辻井:「2013年(平成25年)の火災で本堂や国の重要文化財であった木造一遍上人立像が焼失してしまいました。」と樋口さんが教えてくれましたが、本堂の横にある一遍上人堂(入館無料の美術館)では、復元された一遍上人像や複製の一遍聖絵を見ることができました。

庄司:宝厳寺からゆっくりと坂道を下ると、道後の街中に戻ってきましたね。あ!こんなところに杉玉とレトロなお酒やビールの看板があるお店がありますね。この風情あるお店、酒屋さんかな?あれ?山澤さんがお店に入っていきました。お店の名前が “合名会社山澤商店” って書いてある!

辻井:「ここは私の嫁ぎ先なんです。」と遠慮がちに話す山澤さん。折角なので、記念撮影してお店を宣伝しちゃいましょう。店の前で撮った写真もSNS映えしますね。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後を松山はいくガイドで女子旅!-Journal-ONE撮影

庄司:樋口さんと山澤さんの楽しくてためになるお話をたくさん聞きながら、あっという間にスタート地点の “坊っちゃんカラクリ時計” に戻ってきました。お世話になった感謝の気持ちを込めてサイン色紙をお渡ししました。「地元のアスリートと一緒に巡れて本当に楽しかった。試合も応援に行きますね。」と温かい言葉を掛けていただいたお二人と最後の記念撮影です。

辻井:ハイキングしながら楽しい観光地を巡るガイドツアーは本当に面白かったです。皆さんも道後温泉に泊まったら、“松山はいく” の皆さんと一緒に道後の魅力を体験してみてはいかがでしょうか。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後を松山はいくガイドで女子旅!-Journal-ONE撮影

- 食べ歩きも楽しい道後商店街

庄司:道後温泉駅の前から、道後温泉本館前まで続くアーケードの両側にたくさんのお店が建ち並ぶ道後商店街。今回は、旅行会社のツアーで来た旅行者がもらえる “道後ぐるめクーポン・和(なごみ)” を使って歩いてみたいと思います。3枚綴りのクーポンが付いていて、気になった対象店舗で使うと道後商店街のオススメグルメが食べられちゃうんですね。早速、気になるお店を探しに行きましょう!

- 坊っちゃん団子やタルトの老舗・白鷺堂

辻井:商店街のアーケードに入ってすぐ、ショーケースに飾られたとっても大きな渦巻き模様のタルトの “ぬいぐるみ?(笑)” が目印の白鷺堂(しろさぎどう)さんです。お店の奥に創業大正3年(1914年)って書いてある大きな幕があります。歴史のある和菓子屋さんなんですね。
「うちは、坊っちゃん団子やタルトを製造販売しています。保存料は使っていないんですよ。」と、小池 愛子さんがお茶を淹れながら話してくれます。う~ん。小豆(茶色)、黄身(黄色)、抹茶(緑)の餡で包んだ三色団子は素朴な甘さとモチッとした柔らかなお持ちの歯応え。なんだか懐かしい味がします。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後商店街の白鷺堂を女子旅!-Journal-ONE撮影

庄司:坊っちゃん団子は地元では、お客様が来るときにお出しする“特別なお菓子”というイメージがあります。今まで食べた坊っちゃん団子のなかで一番美味しいかも?看板犬のふくちゃんもご挨拶に出てきてくれました!カワイイ~

「ふくちゃんの人気は凄くって、店番するのに寒いだろうからって、ファンの方がこんなにたくさん敷物を下さったんですよ。」と小池さん。街歩きのちょっとした休憩に、坊っちゃん団子とふくちゃんでエネルギーチャージはオススメですね。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後商店街の白鷺堂を女子旅!-Journal-ONE撮影

- 愛媛県民のソウルフード・じゃこ天の谷本蒲鉾店

辻井:道後商店街のアーケードを抜けても、坊っちゃん広場に面して更にお店が並んでいます。創業1916年の老舗・谷本蒲鉾店さんが見えてきました。お土産のお持ち帰りもありますが、食べ歩きもOK。ビールを片手に広場のベンチでじゃこ天を美味しそうに食べている旅行者もいますね。

庄司:じゃこ天はその場で熱々を頂くことが出来るんですね。紙に包んで渡されたじゃこ天、ショーケースにあるものと比べて色が白い気がします。「毎朝獲れた新鮮な魚をすり身にしているので、獲れる魚の種類や大きさによってすり身の色も若干違うんです。」と店員さんに教えてもらって納得。熱々のじゃこ天は、プリプリした弾力が最高です!そのまま食べたり、うどんに入れたり、「いつも側にある食べ物」というのがじゃこ天のイメージです。私はじゃこカツも大好き。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後商店街の谷本蒲鉾店を女子旅!-Journal-ONE撮影

辻井:愛媛県では色々な料理に身近にじゃこ天が使われているんですね。おでんの具に入っているイメージしか無かった私。熱々プリプリの美味しいじゃこ天、他の料理でも試してみたくなりました。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後商店街の谷本蒲鉾店を女子旅!-Journal-ONE撮影

- 何でも揃うお土産屋・お土産センター絣屋本店

庄司:L字に曲がった商店街アーケードのコーナーを過ぎると、ひときわ広い間口のお土産屋さんが目に入ります。遠くからでも色とりどりの商品がたくさん並んでいるのが分かりますね。ここは、“お土産センター絣屋(かすりや)本店” さんです。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後商店街のお土産センター絣屋本店を女子旅!-Journal-ONE撮影

辻井:絣屋さんは、ヴェールズを応援してくれる道後商店街のまとめ役をしていただいているんです。昨年のリーグ戦(松山ラウンド)でも、凄く応援していただきました。代表取締役社長の石田 匡暁さんが出てきてくれました。いつも応援有り難うございます。

庄司:しかし、凄いお土産の種類ですよね。「一推しのお土産は、“特選八寿みかんジュース” ですね。皮むきした真穴産の温州みかんを、新鮮な果汁と果肉だけを抽出する特別な搾らない製法で作っているからホントに美味しいよ。チームのみんなで飲んでね。」と石田さんがお土産に持たせてくれました。有り難うございます、嬉しい~!四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後商店街のお土産センター絣屋本店を女子旅!-Journal-ONE撮影

辻井:店内には目移りするほどたくさんのお土産が並んでいます。私たちもお気に入りのお土産を買うことが出来ました。お風呂上がりの湯冷ましにあれこれとお土産選びをするにも最適なお店です。

- いよいよ温泉へ! 道後温泉別館 飛鳥乃湯泉

庄司:道後を紹介するに無くてはならないスポット、道後温泉にやって来ました! ここ道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)は、2017年に建てられた道後温泉の別館。入浴前から入口の華やかさに圧倒されます。現在、道後温泉本館は保存修復期間中で建物全体を見ることが出来ませんが、その間を道後温泉本館や周辺をアート作品で盛り上げようという企画なんですって。写真家・蜷川実花さんのお花や植物の作品が中庭一面に広がっていて本当に華やかです。

辻井:飛鳥乃湯泉の前を通り過ぎたことは何度があるのですが、実際に入るのは初めてです。夜にはライトアップされた建物と蜷川実花さんの作品が美しいと地元でも評判ですので、夜の飛鳥乃湯泉も必見ですね。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後温泉新館・飛鳥乃湯泉を女子旅!-Journal-ONE撮影

庄司:受付を済ませて施設内に入ると、広いエントランスにまた驚かされます。温泉に浸かりに来たのに何だかお寺にお参りするような気分です。

辻井:2階へと上がる階段の壁には、大きな湯玉のシンボルもあります。建物全体が芸術的な造りなんですね。さて、肝心の浴室はどこかな?

庄司:今回は、2階にある特別浴室を紹介します。道後温泉本館にある皇室専用浴室の又新殿(ゆうしんでん)を再現した浴室なんですよ!楽しみです。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後温泉新館・飛鳥乃湯泉を女子旅!-Journal-ONE撮影

辻井:浴室と休憩室の完全個室に加えて1階の大浴場と露天風呂にも入れるなんて、美人の湯・道後温泉を堪能できちゃいますね。湯上がりの休憩用にお茶とお菓子が付いて、バスタオルまで貸してくれるなんて嬉しいサービスばかりです。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後温泉新館・飛鳥乃湯泉を女子旅!-Journal-ONE撮影

庄司:皇室専用浴室を忠実に再現した浴槽は、本当に大きいですね。身分の高い人が入浴時に着用するという湯帳を着たまま入浴するというのもなかなか出来ない経験です。湯上がりには2階にある大広間休憩室にも入れると言うことなので、ちょっと覗いてみたいと思います。

辻井:うわぁ~とっても広い休憩室ですね。天井の照明や欄間もとっても素敵で優雅な気分で休めますね。あ!テラスもあるんですね。ライトアップされた中庭を上から眺めるのも素敵です。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後温泉新館・飛鳥乃湯泉を女子旅!-Journal-ONE撮影

四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後温泉新館・飛鳥乃湯泉を女子旅!-Journal-ONE撮影

- 保存修復期間中ならではの体験! 道後温泉本館

庄司:道後のシンボル・道後温泉本館は現在、保存修理工事中なんです。

辻井:先ほど紹介した飛鳥乃湯泉では、忠実に再現された浴室で道後温泉を満喫できるのですが、やはり本館も見てみたいですよね。

庄司:既に本館では1階の浴室で入浴が可能なんです。又新殿の内部の改装も終わりましたので、案内ガイドも復活しています。「営業しながら重要文化財の公衆浴場の保存修理工事をするのは、全国初となります。」と教えてくれたのは、午前中にお世話になった “松山はいく” のガイド・渡部さん。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後温泉本館を女子旅!-Journal-ONE撮影

辻井:工事車両の出入口から、修復が進む様子を見ることが出来るんですね。「修復なので、できる限り使えるものは残していく工事です。本当に手間が掛かりますよね。屋根の銅板葺は交換したばかりなので、ピカピカして綺麗でしょ?工事は2024年(令和6年)12月まで予定されていますので、この間しか見られない貴重なシーンですよ。」と渡部さんが言うとおり、工事の様子を見学することも貴重な観光なんですね。

庄司:そして、綺麗に修復された又新殿も見学させてもらいました。一面銀箔で装飾された襖が綺麗ですね。先ほど入浴した又新殿を再現した飛鳥乃湯泉・特別浴室にある銀の襖と一緒ですよ。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後温泉本館を女子旅!-Journal-ONE撮影

四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手、須永小晴選手が愛媛県松山市道後温泉本館を女子旅!-Journal-ONE撮影

辻井:飛鳥乃湯泉の特別浴室が如何に本物そっくりに作られているか、ここを見学すると良く分かります。こんなに貴重な浴室に入る疑似体験が出来るなんて凄いですよね。

- 愛媛を感じるサービスが人気のホテル道後やや

庄司:道後温泉に近い寮で暮らしている私たちにとって、道後温泉に泊まるなんて想像もしていませんでした。今回泊まらせて頂く “道後やや” さんは、地元でもちょっと噂になっているホテルなんです。こんな機会を頂けるなんて本当にラッキー!。

辻井:何でも、自分で選んで愛媛を感じるサービスが人気の秘密のようですが、一体何を選ぶのでしょうか?和の雰囲気のある入口を抜けて、ホテルのエントランスに入ると早速何かありましたね。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手が愛媛県松山市のホテル・道後ややを女子旅!-Journal-ONE撮影

庄司:壁に3本の蛇口があって、何か不思議な光景です。ん?よく見ると、みかんジュースが出る蛇口です!「愛媛の水道はみかんジュースが出てくるって本当?」と他県の人が笑いながら聞いてくることがありますが、本当にみかんジュースの出る蛇口があったんですね!

辻井:これ、3本それぞれで使っているみかんの種類が違いますよ!ちょっと飲み比べしてみましょうよ。う~ん。それぞれ甘みと酸味が少しずつ違いますね。和歌山県出身の私でも驚くのは、このみかんの種類の豊富さです。お土産はもちろん、コンビニで売っているみかんジュースも微妙に味が違うので飲み飽きないですよね。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手が愛媛県松山市のホテル・道後ややを女子旅!-Journal-ONE撮影

庄司:こっちは凄い種類のタオルがクリアの棚に積み重ねられています。浴衣姿で外出される宿泊者の皆さんが、説明書きを読みながら好きなタオルを取って街に出て行きますね。「こちらでは、愛媛県が誇るブランドタオル “今治タオル” を5種類用意してあります。」と話すのは、副総支配人の松本 亨朗さん。「当館のコンセプトは、“愛媛を感じる” なんです。全国でも有名な愛媛県のみかんと今治タオルを、お客様自身で選んでいただくという体験を通じて、より愛媛の魅力を感じていただければと思い企画しました。」と、お客様の心に残る工夫をしていることを松本さんが教えてくれました。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手が愛媛県松山市のホテル・道後ややを女子旅!-Journal-ONE撮影

辻井:改めてみると、今治タオルって本当に種類が豊富なんですね。フワフワな肌触りで有名な今治タオルですが、その質感が色々と楽しめるので、自分にぴったりのフワフワ感を探すのも面白いですね。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手が愛媛県松山市のホテル・道後ややを女子旅!-Journal-ONE撮影

庄司:そして、宿泊サイトでも一推しで紹介されている人気の朝食ブッフェでは、更に “選ぶことで愛媛を感じる” 楽しい体験が待っていました!

辻井:先ず驚いたのは、新鮮なフルーツのコーナーです。12種類のみかんがズラリと並んでいます。「今(2月)はみかんの最盛期なので、12種類全てをみかんで占めていますが、時期が変わるとメロンなどのフルーツも登場します。」と、松本さんが教えてくれます。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手が愛媛県松山市のホテル・道後ややを女子旅!-Journal-ONE撮影

庄司:サラダバーはもっとたくさん種類がありますよ。その数は何と27種類!「お野菜は県内産を中心に27種類を用意しています。女性のお客様やビジネスマンなど、幅広いお客様にご利用いただいている当館では、宿泊者の皆さまの健康に少しでも役立てばと思い取りそろえています。」と松本さん。特定の野菜が苦手な人や、新しい種類の野菜にチャレンジする機会のない人にとっては、サラダ作りも新しい発見があるかもしれませんね。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手が愛媛県松山市のホテル・道後ややを女子旅!-Journal-ONE撮影

辻井:卵がけご飯用の卵は3種類もあるし、和洋作りたてのメニューをオーダーできるのも楽しいです!私は、熱々のじゃこ天とふんわりしたフレンチトーストを注文しました。身体が資本の私たちは朝食がとても大事。これならいつまでも食べていられそうですね。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手が愛媛県松山市のホテル・道後ややを女子旅!-Journal-ONE撮影

四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手が愛媛県松山市のホテル・道後ややを女子旅!-Journal-ONE撮影

庄司:みかんを始め、愛媛県の素晴らしいものをこんなにフィーチャーしてくれて本当に嬉しかったです。「”道後やや” さんがとても人気があるホテルだと地元でも評判になっている。」って母とも話をしていたので、泊まったって報告したらきっと羨ましがられますね。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手が愛媛県松山市のホテル・道後ややを女子旅!-Journal-ONE撮影

後編へ続く

■記者プロフィール
庄司 奈々
伊予銀行ヴェールズ所属のソフトボール選手。1995年生まれ、愛媛県松山市出身(済美高)。 2017年愛媛国体の優勝投手など、長きにわたりヴェールズのエースとして現在も活躍中。多彩な変化球とコントロールを武器にチームの大黒柱としてチームを支える。趣味はカラオケ。
辻井 美波
伊予銀行ヴェールズ所属のソフトボール選手。1998年生まれ、和歌山県海南市出身(海南高-淑徳大)。父と祖父の影響で小学生から野球を始め、中学からソフトボールを始める。JD.LEAGUE 2022 西地区ベストナインを獲得した、チャンスに強い打撃と広い守備範囲が魅力の遊撃手。趣味はYouTube鑑賞。
アクセス
愛媛県松山市道後
  • JR松山駅-伊予鉄道市内電車(路面電車) 約25分-道後温泉駅
  • 松山空港-リムジンバス 約43分-道後温泉駅

 

おすすめ記事