JDリーグ2023開幕戦・ベイコム野球場(兵庫県尼崎市)-Journal-ONE撮影
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世界最高峰のリーグが開幕!

北京オリンピック、東京オリンピックで金メダルを獲得した女子ソフトボール。

その最高峰である “Japan Diamond Softball League(以下、JDリーグ)” が、2年目となるシーズン開幕を迎えました!

日本の金メダリストはもちろん、アメリカ、オーストラリア、メキシコ、イタリアといった強豪国の代表選手も多く所属するJDリーグは、世界トップレベルのスピーディーでパワフルなプレーを見せてくれるリーグです。

また、プレー同様にトップレベルなのが、明るく元気な選手たちの “笑顔” 。選手たちが笑顔いっぱいに一生懸命プレーする姿や、ファンと交流をする姿は観ている人たちを幸せにしてくれます。JDリーグ2023開幕戦・明るい伊予銀行ヴェールズの選手たち-Journal-ONE撮影

そんなJDリーグがいよいよ4月15日(土)から開幕!群馬県高崎市、愛知県安城市、福岡県北九州市、兵庫県尼崎市の4会場で全16チームが一斉に対戦する予定でしたが、全国的な雨に見舞われほとんどの試合が順延となりました。

前日までの天気が嘘のような快晴の中、4月16日(日)では仕切り直しで尼崎ラウンドが開幕。Journal-ONEは開幕戦に臨んだ4チームをレポートします。

SGホールディングス vs 伊予銀行

第1試合は、昨シーズン西地区3位のSGホールディングス ギャラクシースターズ(以下、SGH)と同地区5位の伊予銀行ヴェールズ(以下、伊予銀行)の対戦です。JDリーグ2023開幕戦・ベイコム野球場-Journal-ONE撮影

昨年、プレーオフで惜しくもホンダ リヴェルタに敗れたSGH。東京オリンピック・オーストラリア代表で主力選手として活躍したStacey Porter(ステーシー・ポーター)選手、Kaia Parnaby(カーヤ・パーナビー)投手、イタリア代表のErika Piancastelli(エリカ・ピアンカステリ)選手、Greta Cecchetti(グレータ・チェッケッティ)投手と外国人スター選手を中心に、爆発的な打撃力が特徴のチームです。JDリーグ2023開幕戦・STACEY PORTER ERIKA PIANCASTELLI KAIA PARNABY(SGH)-Journal-ONE撮影

「オフシーズンは打撃力の向上はもちろん、走塁や守備など全体的にレベルアップが図れました。チーム全体の底上げとして日本人選手たちがとても成長したと思います。」と試合前に加藤 愛監督が手応えを教えてくれました。

試合中は選手と一緒に大きな声を出してチームを鼓舞する元気な加藤監督ですが、やはり開幕戦は特別な雰囲気があるそうで、「やはり開幕戦は緊張しますね。どういった展開になるかもやってみないと分からないので・・・ 外国人選手の来日が直前になってしまったこともあるので、試合の入り方に気をつけたいです。」と調整する選手たちを見ながら話してくれました。JDリーグ2023開幕戦・加藤愛監督(SGホールディングス ギャラクシースターズ)-Journal-ONE撮影

対する伊予銀行は昨年同地区5位。男子ソフトボール界で世界を知る石村 寛監督を迎え、巻き返しを図ります。

「いよいよ始まるといった感じですね。」と、昨日の雨天順延で仕切り直しとなった初陣を前に静かに闘志を燃やす石村監督のスペシャルインタビューで詳しく紹介しています。併せて読んでくださいね!JDリーグ2023開幕戦・石村寛監督(伊予銀行ヴェールズ)-Journal-ONE撮影

試合は、伊予銀行のエース・庄司 奈々投手、SGHはイタリア代表のエースでもあるグレータ・チェッケッティ投手が先発。1点を争う好ゲームが期待されます。JDリーグ2023開幕戦・庄司奈々投手(伊予銀行ヴェールズ)-Journal-ONE撮影

JDリーグ2023開幕戦・GRETA CECCHETTI(SGホールディングス ギャラクシースターズ)-Journal-ONE撮影

先攻のSGHは今年、日本代表でも活躍する中川 彩音選手の補強に成功し、強力打線に厚みが増しています。その中川選手が早くも初回に先頭でヒットを放ってチャンスを作りますが、「攻めの配球を心がけた。」と伊予銀行の新キャプテン・安川 裕美捕手のリードに庄司投手が応えて無失点で切り抜けます。JDリーグ2023開幕戦・安川裕美選手(伊予銀行)-Journal-ONE撮影

一方の伊予銀行も、昨シーズン盗塁王に輝いた松瀬 清夏選手が先頭打者でヒットを打ってすかさず盗塁と、持ち味の機動力でチャンスを掴みますが、グレータ投手の力投でこれまた無失点。お互いの特長を開幕戦から存分に発揮した手に汗握る攻防で始まりました。JDリーグ2023開幕戦・中川彩音選手(SGホールディングス ギャラクシースターズ)-Journal-ONE撮影

JDリーグ2023開幕戦・松瀬 清夏選手(伊予銀行ヴェールズ)-Journal-ONE撮影

2回裏、伊予銀行は本間 紀帆選手のヒットから1死2・3塁のチャンスを作ると、打席には伊予銀行の元気印・吉金 亜希子選手!

追い込まれながらも粘る吉金選手に出たサインはヒットエンドラン。厳しいコースに対応したものの惜しくもファールとなり、先制点とはなりませんでした。(ソフトボールでは、バントの構えでなくてもスリーバントスクイズと見なされ、三振となることもあるようです。)

試合後に「初めての開幕スタメンで、何としてもやってやると思っていたのですが・・・」と悔しい表情で話してくれた吉金選手ですが、シーズンは始まったばかり!翌日には2打点の活躍を見せてくれた吉金選手の活躍に期待です。JDリーグ2023開幕戦・吉金 亜希子選手(伊予銀行ヴェールズ)-Journal-ONE撮影

続く3回に、SGHの強力打線が本領を発揮します。

先ずは今シーズンの補強の目玉と紹介した、1番の中川 彩音選手が、高い飛球ながらも逆風を突いたツーランホームランを放って2点を先制すると、更に走者を一人置いたチャンスで、ポーター選手が変化球を豪快にレフトスタンドへたたき込んで4点を先制します。JDリーグ2023開幕戦・中川彩音選手の本塁打に沸くSGホールディングス ギャラクシースターズのベンチ-Journal-ONE撮影

試合前、「準備は万全!オープニングゲームにとても興奮しています。」と笑顔で話していたポーター選手。「打ったのはスライダーかな? とても良いスイングが出来て良かったです。」と幸先の良い開幕戦での1号ホームランを振り返ってくれました。JDリーグ2023開幕戦・STACEY PORTER(SGH)-Journal-ONE撮影

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