アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

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世代交代+新戦力加入で魅せるソフトが進化 – 東地区6位(5勝13敗)

今シーズン、最も主力メンバーに変化があったのが、NECプラットフォームズレッドファルコンズ。主将の角野 杏選手を始め、坂本 彩音選手、分藤 柚葉選手、峰 サアヤ選手といった“打線の核”が抜け、チーム作りの名将・溝江 香澄監督がどういったチームを作ってくるのか注目が集まる中、開幕戦から見応えある試合を展開した。

岐阜県大垣市で大垣ミナモとのナイトゲーム。この試合Designated Player(DP)で開幕スタメンを勝ち取った木村 友奏捕手が、2回に左中間へ先制ソロ本塁打を放ち、溝江監督の期待に応える。続く3回にも、ショートのレギュラーポジションを獲得した柴田 日菜乃選手の二塁打から、4番に抜擢された竹内 みのり選手が中前適時打と、若い選手たちが躍動してみせた。

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日立から移籍してきた清原選手ーJournal-ONE撮影

これで終わらないNECプラットフォームズレッドファルコンズは、続く5番に入った日立サンディーバから加入した “推しのソ清原 奈侑選手が、左翼線に豪快な2点本塁打を放って一気に流れを掴む。清原選手は、守備でも開幕投手に抜擢された横谷 瑞希投手を巧みにリードし、開幕戦完封勝利に導く。

東京オリンピック金メダリストの清原選手と、勢いある若い選手たちが融合した新生・NECプラットフォームズレッドファルコンズは、開幕以降も随所に魅せるソフトボールで多くのファンに笑顔を届け続けた。

“ノリ”だすと手が付けられないチーム

対戦相手、試合展開に関係なく、常にテンション高くプレーするNECプラットフォームズレッドファルコンズ。この“ノリ”が試合の流れにハマると手が付けられないチームになる。

第2節・大宮ラウンドでは、サードにコンバートされた金井 亜茉音選手が先制適時打に、ダメ押しの3点本塁打と爆発。昨シーズン、ダイヤモンドシリーズに進出した強打・ホンダリベルタ打線を1点に抑える横綱ソフトでファンを喜ばせた。

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持ち前の明るさでチームを引っ張る松本選手ーJournal-ONE撮影

チームの中でも特にスタジアムの雰囲気を一変させる二人、中軸を任された期待の大砲・原 日菜海選手、下位に控える新主将の“推しのソ” 松本 沙耶選手は相手チームにとっても脅威。ひとたび安打を許せば、スタンドまでもがNECプラットフォームズレッドファルコンズの“ノリ”に包まれ、試合の流れが一気に傾いていく。

この“ノリ”は、投手陣からも湧き上がる。“推しのソ”のエース・大塲 亜莉菜投手がコンディション不良で開幕に間に合わなかった中、靜甲から新加入の山本 すみれ投手の安定した投球がチームに“ノリ”をもたらした。チーム最多のイニング数を投げて防御率2.22。上位チーム相手にもひるまずストライクゾーンで勝負する強気の投球は、終始粘り強い試合を見せたNECプラットフォームズレッドファルコンズの原動力となった。

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ベテランの力がチームを支えるーJournal-ONE撮影

後半戦のポイントは守備からの“ノリ”作り

実は、NECプラットフォームズレッドファルコンズの最大の武器は“守備力”にある。チーム失策数はわずか7つと上位チームと比肩するレベル。失策による失点が少ないばかりか、本塁での刺殺やダイビングキャッチなど、勝敗に直結するビッグプレーも少なくない。

オフェンスだけでなく、ディフェンスも着実にレベルアップしている背景には、今シーズンから溝江監督を補佐する、北京オリンピック金メダリストの西山 麗コーチの存在が欠かせない。

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選手には欠かせない存在の西山コーチーJournal-ONE撮影

サマーブレイク中も西山コーチの下で鍛えられている“堅守”という安定した強みをベースに試合の流れを作り、打線や投球リズムに“ノリ”を与えていく試合展開がNECプラットフォームズレッドファルコンズの必勝パターンが試合序盤から発揮できれば、連勝街道も見えてくる。

防御率3.90(東地区7位)と、上位進出には少し物足りない数字に見える。しかし後半戦、山本投手の安定した投球に加え、大塲投手に本来の投球が戻ってくれば、一気に改善される可能性が高い。そうなると、試合序盤で打線に勢いをつける“ノリ”がチームに生まれれば、前半戦5敗した1点差ゲームも勝ち星に変わってくるに違いない。

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