Journal-ONE Wheelchair rugby JAPAN AUSTRALIA
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いよいよ国際大会に潜入!

皆さんこんにちは。レポーターのNiinaです。

“車いすラグビー” の魅力をレポートする企画!今回が3回目となります。

東京2020パラリンピックで銅メダルに輝いた日本代表選手のプレーをみて、初めて車いすラグビーという競技を知りました。そして、チーム「AXE」の密着取材を通じて、競技の魅力だけでなく選手の皆さんはもちろん、一緒に楽しむスタッフの皆さん、車いすラグビーを応援する地域の皆さんの優しさにふれて、心がとても温かくなりました。

前回(密着取材記②)は、実際の試合を観戦することでしか分からない、車いすラグビーの迫力や試合を楽しむポイントを教えていただきました。

早く次の試合が見たいなぁ・・・と思っていたのも束の間、なんと国際親善大会が開催されると聞き、東京都渋谷区にある国立代々木競技場第二体育館にやって来ました!

東京2020パラリンピックが戻ってきたみたいで、本当にワクワクします。

Journal-ONE Wheelchair Rugby SHIBUYA CUP

11月19日、20日の2日間で開催された「三井不動産 2022 車いすラグビー SHIBUYA CUP」。日本車いすラグビー連盟が初めて主催する国際大会で、日本代表とオーストラリア代表が、2日間で4試合も試合をするんです。しかも無料で観戦できるとあって、土曜日の10時という早い時間にもかかわらず、第一試合から多くのファンが駆けつけています。

10月にデンマークで開催された世界選手権大会。 Journal-ONEが密着取材している “AXE” からは、羽賀 理之(まさゆき)選手と倉橋 香衣(かえ)選手が出場し、見事に銅メダルに輝いた日本代表チームですが、金メダルを勝ち取ったのがオーストラリア代表チームなんです!

世界トップレベルの国同士がプレーする姿を実際に観戦できるなんて、素晴らしい大会を企画してくれた日本車いすラグビー連盟さんに感謝ですね!

AXEの頭脳が全日本のベンチワークに!

今回のSHIBUYA CUPに “AXE” から出場するのは 青木 颯志(そうし)選手ひとりですが、密着取材記①で一緒に練習させてもらった 渡邉 翔太選手(Freedom)や、千葉ロータリーカップでの活躍が印象的だった東京2020銅メダリストの橋本 勝也選手(TOHOKU STORMERS)も出場するので、皆さんがJAPANのユニフォームを着てプレーする姿をみるのが楽しみです。

そしてもう一つの楽しみは、コーチとして初招請された私たちに車いすラグビーの魅力を解説してくれる岸 光太郎選手(AXE)のベンチワークです!  “AXE” の頭脳であり、私たちの先生でもある岸選手のマネジメントにも注目したいと思います。

Journal-ONE 車いすラグビー AXE 青木颯志

Journal-ONE 車いすラグビー 岸光太郎 AXE 日本代表

会場で配られていた応援ハリセンが、顔写真付きの選手名鑑になっています。これは便利!これを見みると、日本代表もオーストラリア代表も、未来を担う若い選手を中心とした編成だということが分かります。

もう2年後に迫った、パラリンピック・パリ大会で活躍する選手がこの中から出てくるかもしれませんので、両国代表選手の活躍に目が離せません。

千葉ロータリーカップを視察されていたケビン・オアー日本代表ヘッドコーチ(HC)は、選手ひとりひとりを練習から試合までしっかり観察する方と聞いていましたので、今回選出の新しい力にとても期待されているのでしょうね。

東京2020の雰囲気を感じて

ここ国立代々木競技場第二体育館は、1964年の東京オリンピックの時に建てられたとは思えない斬新な外観でオシャレな建物なんですが、会場内に入ると重厚感がある渦巻き貝の中にいるような空間に驚きます。Journal-ONE 車いすラグビー 日本代表 国立代々木競技場第二体育館

有名な丹下健三氏が設計した、国の重要文化財に指定(2021年)された建物でスポーツを観戦するなんて、それだけでも観戦に来る価値がありますよね。試合前のウォーミングアップをする日本代表選手たちの真っ赤なユニフォームと、オーストラリア代表選手たちの鮮やかな黄色いユニフォームがとても映えています。

試合前の国歌斉唱は、見上げた国旗を覆う天井がまるで神聖な教会のような設えです。選手や観戦に来たファンも、荘厳な雰囲気の中で “君が代” を聞く特別な時間を共有しました。Journal-ONE 車いすラグビー 日本代表 オーストラリア代表 SHIBUYA CUP

豪州代表との一戦が始まる

試合は、スターティング・メンバーとして出場した東京2020パラリンピック銅メダリストの 小川 仁士選手(BLITZ)が試合後のインタビューで「東京2020代表で最年長として選抜された自分の役割は、若い選手が力を存分に発揮できるようにサポートすること。」といっていたとおり、序盤から落ち着いて試合を展開する日本代表チームが終始大きくリードする展開になりました。

岸選手に教えてもらった “チェアワークの技術” と “ディフェンスの位置取り” を注目してみていましたが、日本代表のどの選手もレベルが高い!

特にボールの取り合い、ルーズボールへの反応は日本の俊敏さが目立つ展開となりましたが、オーストラリア代表はみんな身体が大きくて、まともに当たったら吹き飛ばされそうな体躯です。

Journal-ONE 車いすラグビー 日本代表vsオーストラリア代表 SHIBUYA CUP

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