ラグビーリーグワン第4節 | パナソニックvsトヨタ 後半24分にワイルドナイツSH小山 大輝選手が逆転トライ-Journal-ONE撮影
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2024年の “ラグビー始め” は夢の対決‼

ラグビーワールドカップ2023年フランス大会(以下、ラグビーW杯2023)の熱戦に日本中が沸いた2023年。ラグビーW杯フランス大会| リヨンのグルーパマ・スタディオム(OL Stadium/ Groupama Stadium)のニュージーランド対ウルグアイの一戦でウルグアイの猛攻にスタジアムが熱狂する-Journal-ONE撮影

年は変わっても、ラグビー熱は冷めるどころかなお一層の盛り上がりを見せているのは、”埼玉パナソニックワイルドナイツ” のホーム・埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園ラグビー場です‼ 試合開始のなんと4時間も前から “ラグビー観戦始め” をしようと、最寄り駅のJR熊谷駅にたくさんのファンが集まっています。ラグビーリーグワン第4節 | パナソニックvsトヨタ 試合前にイベントを楽しむファン-Journal-ONE撮影

駅のコンコースにあるワイルドナイツの等身大選手パネルに並んで記念撮影を楽しむファン。スタジアム前に設置された出店の周りにもヒト、ヒト。ヒト! この人気の秘密は “NTTジャパンラグビー リーグワン(以下、リーグワン)” の第4節 “埼玉パナソニックワイルドナイツ” と “トヨタヴェルブリッツ” という注目の試合が行われるからなのです。

ワイルドナイツとヴェルブリッツのジャージーを着こんだカップルが居ます。千葉県の野田市からやって来た岸さん夫妻は、「元々はワイルドナイツのファンだったのですが、ヴェルブリッツに今シーズンからこの人が加入したので…」と見せてくれたタオルには、ニュージーランド代表 “オールブラックス” のSH(スクラムハーフ)として、ラグビー杯2023準優勝に貢献したアーロン・スミス(Aeron Smith)選手の名前と顔が。ラグビーリーグワン第4節 | パナソニックvsトヨタ 試合前にイベントを楽しむファン-Journal-ONE撮影

“オールブラックス” 代表キャップは124(2023年末まで)! ラグビーW杯2015、2019、2023と3大会連続で出場しているアーロン選手は、世界最高峰のSHなのです。更に、同じ “オールブラックス” のFB(フルバック)として活躍したボーデン・バレット(Beauden Barrett)選手も同時に加入したヴェルブリッツは、日本代表のキャプテン 姫野 和樹選手も加えた世界選抜が、日本代表11人を擁する “Japan All Stars” といっても過言では無いワイルドナイツとどんな戦いを見せてくれるのか!? ラグビーファン誰もが注目する一戦に、14,544人が集まりました。ラグビーリーグワン第4節 | パナソニックvsトヨタ ラグビーW杯2023で準優勝に輝いたニュージーランド代表オールブラックスのSH アーロン・スミス(Aaron Smith)選手-Journal-ONE撮影

予想を覆すトヨタのラッシュ -前半

キックオフ直後、フィールド中央でのファーストスクラムから試合が動きます。

アーロン選手からSO(スタンドオフ)ボーデン選手に “オールブラックスファーストパス” が出てスタンドが沸くと、ヴェルブリッツがフェーズを重ねてトライを狙います。日本代表のフォワード陣を中心に一旦は押し返したワールドナイツでしたが、中央の混戦でボールを持ったボーデン選手がワイルドナイツディフェンス陣のタックルを前にパントキック!ラグビーリーグワン第4節 | パナソニックvsトヨタ ラグビーW杯2023で準優勝に輝いたニュージーランド代表オールブラックスのFB ボーデン・バレット(Beauden Barrett)-Journal-ONE撮影

虚を突かれたものの、この攻撃を凌いだワイルドナイツでしたが、再び左サイドラインを切り裂いて最後はWTB(ウイング)のヴィリアメ・ツイドラキ(Viliame Tuidraki)選手が飛び込んでトライ! 前半3分に5-0と先制したのはヴェルブリッツでした。ラグビーリーグワン第4節 | パナソニックvsトヨタ WTB(ウイング)のヴィリアメ・ツイドラキ(Viliame Tuidraki)選手は前半でハットトリックのトライで活躍-Journal-ONE撮影

Xmasマッチとなった12/23の第2節と比べ、冬至も終わった晴天の熊谷の昼は一気に陽が高くなりました。無風ながらも太陽光で見難い青空に向けて高く蹴りこまれるパントキックに苦戦をするワイルドナイツのバックス陣。

前半8分、敵陣8m付近でのラインアウトからのヴェルブリッツのフェーズは、ワイルナイツの素早い集散に阻まれますが、再び高いキックで陣地を挽回していきます。

すると前半10分、敵陣10mライン付近からのラインアウトをCTB(センター)チャーリー・ローレンス(Charlie Lawrence)選手の突破でトライ寸前まで攻め込むと、アーロン選手がブラインドサイドに素早くパスを供給し、右隅の飛び込んだのはWTBの高橋 汰地選手! 追加点かと思われましたが、オフサイドの反則がTMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)で確認されてトライキャンセル。ワイルドナイツファンから安堵の拍手が起こります。ラグビーリーグワン第4節 | パナソニックvsトヨタ WTBの高橋 汰地選手のトライはTMOで惜しくもキャンセル-Journal-ONE撮影

今度は新ルール “50:22(フィフティ・トゥエンティトゥー)” でまたもやワイルドナイツ陣内に一気に進出してきたヴェルブリッツは、前半12分も敵陣10m付近のラインアウトから突破を試みると、アウトサイドキックから左サイドのスペースに転がったボールを再びツイドラキ選手が拾ってトライ! ボーデン選手も角度のある左サイドからのGを見事に決めて12-0とリードを広げました。ラグビーリーグワン第4節 | パナソニックvsトヨタ ラグビーW杯2023で準優勝に輝いたニュージーランド代表オールブラックスのFB ボーデン・バレット(Beauden Barrett)選手の見事なPG-Journal-ONE撮影

今度は前半18分、互いにキックの蹴り合いを制したワイルドナイツが得意の波状攻撃で少しずつ敵陣へ入り込みますが、密集に横から入り込んでしまう “オフザゲート” の反則で攻撃の流れを切られてしまいます。それでもセンターライン付近での相手ラインアウトからボールを奪うと、日本代表でブレイクした昨年のリーグワン新人王・WTBの長田 智希選手が右サイドを突破して相手の反則を誘うと、そこから更に左に展開すると見せて再び右サイドラインの長田選手にボールを渡してトライ! 12∸5と点差を詰めてきました。ラグビーリーグワン第4節 | パナソニックvsトヨタ ラグビーW杯2023日本代表のWTB長田智希選手のトライ-Journal-ONE撮影

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