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JournalーONE | パリ五輪出場に向けネーションズカップに挑むバレーボール女子日本代表のメンバー
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熊本信愛女学院高校時代から注目を集め、2015年のワールドカップにも出場したが、2016年のリオデジャネイロ五輪は最終選考で漏れ、古賀にとって初の五輪となった2021年の東京大会でも、グループリーグ初戦のケニアとの試合時に、相手ブロックと交錯して右足首を捻挫。

医療スタッフによる懸命の治療により、グループリーグ4戦目、韓国との試合ではスタメンに復帰を果たしたが、フルセットの末に敗れ、最終戦のドミニカ共和国に敗れ、グループリーグ敗退という結果に涙するシーンもあった。

一度は「代表引退も考えた」という古賀だが、2021年10月に5年ぶりに日本代表へ復帰した眞鍋政義監督からの直訴を受け、主将を受諾。攻守の中心としてコートで見せるプレーに加え、練習時や試合中のタイムアウト、セット間にも周囲の選手と積極的にコミュニケーションを図るリーダーとして、先頭に立ち続けてきた。

“パリ五輪”は、古賀にとって「集大成」と位置付ける大会でもある。出場権獲得をかけた”ネーションズリーグ”も、「全力で挑み、絶対にパリの切符を獲る」と明言する通り、主将として、エースとしてすべてを出し尽くす覚悟だ。

日本のカギを握るアウトサイドヒッター

古賀だけでなく、同じアウトサイドヒッター(左右両サイドからアタックを打つことが多いポジション)に目を向ければ、2022/23シーズンは”井上愛里沙”がフランスで、2023/24シーズンには”石川真佑”がイタリアへ渡り、高さやパワーで上回る相手に対して、出場機会を重ねる中で充実のシーズンを過ごしてきた。

前衛、後衛を問わずコートの複数箇所からの攻撃展開を目指す日本代表で、軸になるのは、やはりアウトサイドヒッターだ。攻撃のスピードや、相手ブロックを巧みに利用した攻撃など、それぞれの持ち味を活かし、”ネーションズリーグ”でどれだけ多くの点数を叩き出せるか。対戦国も当然警戒を強めることが予想されるだけに、世界の壁にいかに打ち勝つかが1つのポイントとなりそうだ。

5月15日(日本時間16日)に開幕するトルコラウンドでのトルコ戦を皮切りに、ブルガリア、ドイツ、ポーランドと対戦し、28日からはマカオ(中国)ラウンドでブラジル、フランス、中国、ドミニカ共和国と対戦。6月12日からはホームとなる日本の西日本総合展示場新館(福岡県北九州市)で韓国、カナダ、セルビア、アメリカを迎え撃つ。

世界を見渡せば、抜群の高さも備えたパワーヒッターが揃う中、攻撃はもちろん、堅守も日本の武器の1つ。パリ五輪出場権獲得に向け、”ネーションズリーグ”で日本がどんな戦いぶりを見せるのか。そして勝敗の行方、五輪出場をどのような形で決めるのか。パリ五輪への高まる期待とともに、ぜひ注目してほしい。

アクセス
西日本総合展示場
  • 山陽新幹線 小倉駅-徒歩5分
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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