金井が四球で1死満塁となるも、続く打者を遊飛に打ち取った金田。タカギがこのピンチをしのいだかと思われた2死満塁の場面で打席に入った竹内 みのりが、インサイドを攻めるタカギバッテリーの配球に対応。振り抜いた打球は一閃、打った瞬間に本人はもちろんスタジアムの誰もが確信する特大の満塁本塁打となった。
「ツーアウトとなり苦しい状況でしたが、厳しいインサイドのボールへの見逃し方が良かったので、やってくれる予感はしていた」と溝江監督が称えた竹内は、全身で喜びを表しながらのベース一周。スタンドに詰めかけたNECの大応援団も、総立ちで竹内へ拍手を送る。
今季初の連勝を喜ぶ
5回裏にも原の特大ソロ本塁打で追加点をあげたNECは、先発・山本が2回以降尻上がりに調子を上げてタカギ打線を6回1死まで零封。その後、地元登板としてエースの “推しのソ” 大塲 亜莉菜、高卒ルーキーの前坂 未夢をワンポイントで投入する完封リレーを達成した。
試合後のヒロインインタビュー(MWP)では、竹内と山本へ送られるは、スタンドからの大きな声援に応えるあまりにインタビューの質問を聞き逃す程のへ気もそぞろ。
最後はチームメイトから熱く燃えた身体を冷ます、祝福の冷水シャワーを浴びて満面の笑みを見せていた。