アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

Journal-ONE | パリオリンピック バスケットボール女子日本代表-吉川哲彦撮影
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金メダルを目指す戦いは最強・アメリカ戦でスタート

金メダル獲得を目標としている女子代表は、男子代表から遅れること2日、日本時間7月29日(月)の深夜に初戦を迎える。その相手は現在オリンピック7連覇中で、東京大会決勝で日本が敗れたアメリカだ。

因縁の相手といきなり激突することになるが、これは同じ組に入ったことで実現したものであり、双方が決勝トーナメントに進んだ場合、準々決勝で対戦する可能性はかなり低くなるというメリットがある。

恐らく日本は決勝での対戦を想定した試合運びを心がけることになるが、リオデジャネイロ大会の準々決勝で、日本に一時2点差に迫られたアメリカも、日本に対して最大級の警戒をしてくるだろう。大会全体の行方を占うという意味でも、この初戦での顔合わせは注目度が高い。

仮に初戦で敗れた場合、グループラウンドの残り2試合は確実に取っておきたいところ。FIBAランキング9位の日本としては、同19位のドイツ戦はもちろんのこと、6位のベルギー戦も落とすことは避けなければならない。

ベルギーには本大会直前の強化試合で敗戦を喫しているが、先に挙げたように、東京大会の準々決勝では鮮やかな逆転勝利を収めており、相性は良い。ホーバス政権時代から変わらぬ武器の3ポイントを効果的に決め、高さのある相手に対して積極的に仕掛けるディフェンスを遂行することができれば、金メダルも手の届くところにある。

「諦めなければ勝機が見えてくる」。自分たちのプレーを信じる力

そして、その自信が今の女子代表にはある。以下の本橋の言葉は、恩塚体制で構築してきたスタイルへの信頼と、自分たちへの期待が前面に表れている。

「日本の強みは、自分たちのプレーを40分間出しきることと、どんな状況でも諦めないこと。諦めなければ勝機が見えてくるというのは、東京の時も体感できましたし、オリンピックの独特な雰囲気を味わえたことは、私たちの財産になっていると思います。

前回の悔しさを糧にするというよりは、新たな気持ちで臨みたいということの方が大きいです。アメリカに対してどうこうではなく、恩塚さんのバスケットを積み上げてきた中で、今の日本のバスケットがどれくらい通用するかを試したいです。

私自身、今回も選ばれるという自信は全然なかったんですけど、目の前のことを一つひとつ必死にやってきて、コンディションも上がってきて、『これならいけるかも』って自信が芽生えてきました。

前回とは役割が少し変わってくると思うんですけど、恩塚さんのバスケットは理解できているので、それを体現する上でチームを引っ張る立場になると思います。東京の時とはまた違った本橋菜子を見せられるように頑張ります」。

Journal-ONE | パリオリンピック バスケットボール女子日本代表 どんなときも明るく強い精神直を持つ馬瓜エブリン-吉川哲彦撮影

馬瓜エブリンの笑顔で金メダルを引き寄せて欲しい-吉川哲彦撮影

社交的でトーク力もある選手が多い女子代表は、7月3日に開催された「日本一丸イベント」でも、ムードメーカーの馬瓜 エブリンを筆頭にそのキャラを解放し、会場を笑いに包む場面が多々見られた。その明るさもまた、彼女たちの大きな武器。苦しい場面でも笑顔を見せる最強のメンタリティーで、世界の頂点に挑む。

■記者プロフィール
吉川 哲彦
2000年に日本初のプロバスケットボールチームとして誕生した新潟アルビレックスBBの密着取材で、フリーライターとしての活動を開始。以後、バスケットを専門に現在はBリーグ(B1~B3)、Wリーグ、3x3など多くのカテゴリーを欲張っているため、特に秋から春にかけては毎週末が取材で埋まる一方、2016年のBリーグのスタート以降は原稿執筆のため自宅に引きこもる時間も増え、体重が20キロ増えたことに悩んでいる。
≫「X」アカウント
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アクセス
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  • 東海道新幹線 JR東京駅-京葉線(30分)-南船橋駅-徒歩5分
Journal-ONE記者 | 吉川哲彦 バスケットを専門に現在はBリーグ(B1~B3)、Wリーグ、3x3などを取材
取材・文:
吉川 哲彦( 日本 )
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